容姿・経歴・その他メモ

髪

瞳

肌

「コードネーム、雷迦。まず、注意事項だけど……私に触れないほうが良い。火傷する、ぜ？」
「少し過電流なだけで別段特別なわけじゃないさ。……本当の”雷帝”なら、それすらもコントロールできるはずだ」
「私の口調が変？お前がそういうのならそうだろうな。私の体は半分以上機械だ。そりゃ、人の常識から外れるわけだ」
「……私は面白い人間じゃない、が……友人には恵まれていた。今日は、そうだな……天狐と呼ばれる、どこか私に似た奴の話をするか」

常にダルそうな表情を浮かべた女の子。
実際、胴体と頭部に施術されている人工皮膚や一部の内臓、そして自身の過電流気味の電力が違和感や痛みを発生しており、慣れたとはいえ疲れ気味ではある。
昔はその痛みや訓練の辛さに耐えかねて脱走を試みたが、何度も教官に連れ帰られている。
……そもそも、犯罪者の親を持つ彼女に帰る場所は無く、気を紛らわせたいがための行為だったため、そこまでのおとがめは無かったらしい。
現在は、相変わらず過電流ではあるものの、上手く発散させており自傷はほとんどない。……が、戦闘中はその高圧電流をいかんなく発揮するため、多少焼け焦げてしまうそうだ。
好きなものは特に無し。苦手なものはうるさいことと一緒に騒ぐこと。嫌いなのは……。

四肢とそれ以外の一部は機械になっており、特に胴体の一部に施された人工皮膚は伝導率と排熱性が優れている代わりに伸縮性が劣っている。顔にもそれが施されているため、彼女は滅多に表情が変えられない。
また、彼女の特性として体内で生成される電力の量が一般のブラックドックのオーヴァードの比ではないほどに多く、それ故に幼少期は時たま己の肉体を強すぎる電流が焼いていた。
RCの訓練を受けるも改善せず何度か教官が代わり、とある教官の尽力により発散方法とコントロールする術を掴む。
だが、その時には四肢の一部が壊死し始めており、10歳の時には四肢を人工物へ移行。現在は肉体の成長に合わせ、必要な施術を行っている。……そのために、一部の人間から「Ms.フランケン」と、継ぎ接ぎの体を指して呼ばれることがある。
そのやっかみは、彼女が海外などでも活躍できる実力あるチルドレンであることの証明にもなるのだが、普通に鬱陶しいのであまりうるさいと死なない程度に感電させることも。

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