容姿・経歴・その他メモ

要点を箇条書き

オーヴァードの関わる事件よって幼い頃に両親を喪っている。
その際UGNによって保護。新たな育ての親によって、訓練を受けオーヴァードとして覚醒。

任務をこなしていく中で自身のレネゲイドウイルスが対オーヴァードに特化した力を持つこと(Dロイス"対抗種")を自覚。以降、特にFHエージェントやジャームの討伐・確保を目的とした任務において、目覚ましい活躍を見せ、エージェントの中でもより上位の役職に昇格。

以降その実力と、天涯孤独の身を利用して、裏社会の仕事をカヴァーとして持ち、個人的にオーヴァード狩りをしている。表向きは極秘の要人警護や極悪級の犯罪者の殺害を請け負う賞金稼ぎ(バウンティハンター)だが、それを利用してUGNがすぐに認知できない範囲で起こっているジャームかFHによる事件を未然に見つけ排除するというもので、組織と一般社会に貢献する形で行っている。その際に出会った裏社会の非合法な技術屋だったり情報屋だったりと言ったコネを持っており、彼らのお陰で一般社会においては知る人ぞ知るダークヒーローとして認知されているようだ。基本的に詳細は事後報告にはなるが、仕事の内容は余すことなくUGNに報告している。

“奇妙な隣人”アリオンなる黒曜石のアクセサリーを象ったレネゲイドビーイングを身に着けている。賞金稼ぎとしての仕事をしている最中、偶然拾ってそのまま相棒となった。馬になることが出来るらしいが、基本的にアリオン当人が成りたがらない上に、"軽功"による自身の身体能力と"ディメンジョンゲート"で何とかなるため、ワーディングが使えないような超特殊な環境でない限り、頼まない。世話好きな性格を鬱陶しく思っているが、ぶっきらぼうで意志が強い点はとても気に入っており、彼女も口数は少ないながらに会話をするのは満更でもない。

こうした個人活動を許されていること、オーヴァードでありながらオーヴァードに対して強過ぎること、しかし自身もオーヴァードによって苦しめられた過去を持ち異能力そのものに対しては疎ましく思う気持ちもあること、それらを総合して"unfair"即ち"不平等"という名を名乗って活動している。そもそも人の世の中は不平等に満ちている。レネゲイドウイルスによってそれは更に加速された。だからこそ、UGNによって均衡が保たれ、人々に平和がもたらされている今の世の中は、例えそれがオーヴァードにとって理不尽な不平等を強いるものであったとしても、この形で守られるべきだと考えている。そもそもオーヴァードの異能力が不平等と理不尽の塊だからこそ、オーヴァードにはオーヴァードのための不平等が必要なのだ。

"マスターレギオン"ヴァシリウス・ガウラスは彼女が唯一、取り逃し続けているFHエージェント。彼女の信念と彼の欲望は水と油の如く相反しており、排除対象として強く意識している。彼の叶えたい欲望は即ち、オーヴァードの為だけの平等であり、それは覚醒できない人間の平等を虐げる「許容すべきでない不平等」である。他者より強く有りすぎるオーヴァードの力は、何かしらによって制御されるべきであり、例えUGNが間違っていたとしても、秘匿され続けるべきだというのが彼女の考えである。そうでなければ自分のように孤独になってしまう人々が増えたり、力によって支配される最悪の平和が訪れ兼ねないのだ。だから彼は止めなければならない。彼のその欲望の為だけに、沢山の仲間が、人間が、オーヴァードが、殺されてきた。しかし不甲斐なく逃がし続けてしまっている現状への責任感と、彼の強大な力の脅威を感じており、焦りと不安を隠せずにいる。しかして彼の方もまた、UGNに従いオーヴァードを狩り続ける彼女の事を、強く敵視していることだろう。いつかどちらかが斃れるまで、この怨嗟の鎖は二人を縛り続ける。

・彼女の性格と能力の性質上、上司として上に立つ仕事は向かないため部下は持たず、単独での任務が多い。が、チームを組んでの任務に参加を拒むことはなく、他人に指示されること自体は好まないが、リーダーや隊の意見、組織の意向には基本的に従う。作戦内容や戦略に問題を感じない限り、意見をすることはあまりない。

・孤独のように見えるが、人に対しては基本的には優しい。男勝りで寡黙な面が目立つが、本質は感受性豊かで慈愛に満ちた母性の人である。群れることは好まないが、個人と関わること、人と共に居ることを嫌っているわけではない。

名前と設定の元ネタは、任天堂販売のゲーム「メトロイド」シリーズより、主人公のサムス・アラン。パワードスーツを脱いだ、所謂ゼロスーツと呼ばれる形態の方。

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