容姿・経歴・その他メモ

パーソナル情報

髪

黒色

瞳

桃色

肌

肌色

誕生日

10月12日

コードネーム

貫き驟雨(サドン・ペネトレイト)

一人称

あたし

二人称

あなた、あんた、苗字呼び捨て、苗字+さん、里央(乙黒里央)

好きなもの

適度に手を抜く事、食べる事、國谷玲二、國谷玲三郎

嫌いなもの

遺産を狙うFH、玲二・玲三郎死亡時の記憶

人物

MM市支部に所属するエージェント。フード付きの黒いパーカーを着ている。
気さくで緩い自由人で、面倒臭がり。「あたしやる気出ないし、他当たってくれない？」は常套句。
だが、一度エンジンがかかれば最後まで頑張るタイプである。

結構燃費が悪く、大体何かを食べていたりする。
あんぱんを創り出して食べていることが多い。高校生時代に購買所でよく買っていたあんぱんに似せている。

来歴

國谷家に生まれた長女。父は宗二(そうじ)、母は香苗(かなえ)、次男は玲二(れいじ)、祖父は玲三郎(れいざぶろう)。宗二と香苗と玲三郎はオーヴァードである。
宗二と香苗は、玲香が六歳の頃に亡くなっている。FHエージェントの戦闘によるものが原因である。
無論この事は玲香と玲二には伏せられ、交通事故で亡くなったものとされた。全てを知る玲三郎は男手一人で玲香と玲二を育てた。
玲香にとって両親の事は悲しい事件であったが、祖父が自分と玲二を大事に育ててくれた事をとても嬉しく思っていた。
なお玲三郎に用事あって不在の際には、玲香が玲二の面倒を見ていた。その為、姉弟仲は良好であった。

玲三郎は布製の古いペンダントを肌見放さず付けている。実はこのペンダントは、効力を失った遺産"ジャイアントキル"である。
FHの手に渡らないようにする為、玲香と玲二には自身が亡くなった際には棺に入れてほしいと話している。
なお、玲香と玲二には祖母が作ってくれたペンダントだと告げており、真実は明かしていない。

玲香が17歳の頃、遺産を狙うFHの事件に國谷家が巻き込まれる。無論、玲三郎の持つジャイアントキルが狙いだった。
オーヴァードとはいえ玲三郎一人では勝ち目はなく、FH達の前に為す術もなく倒れた。
祖父を殺したFH達に玲香と玲二は無我夢中で突進するが、一般人がオーヴァードに叶うはずもなく、あっけなく殺害されてしまう。

そうして遺産がFHの手に渡る寸前でペンダントと玲香が共鳴し、玲香は蘇った。ジャイアントキルが眠りから覚めた瞬間でもある。
祖父と弟に被害を与えた事に対し、強い怒りと殺意を覚えた玲香は無我夢中で白い長槍を大量に作り出した。
そして遺産を狙っていたFH全員を長槍で串刺しにして殺害してしまう。磔にされた者もいれば、爆散させられた者もいた。
レネゲイド反応を感知しやってきた救護班曰く、「どちらが被害者なのかが一見わからなかった」とのことである。

事件後の玲香

事件後、UGNのMM市支部にて保護される。大事な祖父と弟を同時に失った事により、かなり荒んでいた。
事件の際の光景がフラッシュバックする事も多く、精神的な治療も受けているが完治には至っていない。
これらの事情や遺産の効力が重なり、自分の身を顧みない戦闘スタイルを取っていた。
FHに対する憎しみは強い。特に遺産狙いのFHを強く憎んでおり、それらを狩る事を率先して行っていた。
なお狩る対象は"ミーアキャット"猫川美亜から仕入れている。狩って得た収入を支払いに……を繰り返していた。

そして迫った大学選択の時期であったが、そんな事よりも遺産狙いのFHを狩る事の方が大事だった。
そんな中、MM市の隣の市に遺産が眠っているらしいという噂をキャッチする。
MM市支部の手が回っていない箇所である事や、獲物が大量に居ると判断した玲香はMM市の隣の市への大学へと進学する。

大学にて

文学の講義選択の際、偶然空いていた乙黒里央(おとぐろりお)の隣に座る。これが親友となる彼女との初めての出会いであった。
二回目の文学の講義の際に、FHによる事件が発生し、大学近辺の敷地にワーディングが展開されてしまう。
面倒なことになったなと思い、槍を出現させる玲香であったが、隣にいる里央も行動できている事を確認する。
お互いに顔を見合わせ、「「オーヴァードだったの！？」」という二人の声が教室中に木霊した。
この後、二人の迅速な対応により事件の被害が拡大を食い止める事が出来た。それ以降は二人で行動する事が多くなった。

乙黒里央について

大学一年時に出会った友人。玲香とは違い真面目で口調に棘が混ざることもしばしば。
玲香と同じくMM市所属のオーヴァード。とはいえ入った時期の違い等もあり、玲香と里央の直接の面識はなかった。
両親共にUGNのオーヴァードである為、レネゲイド等への理解は深い。チルドレンの面倒を見ている事が多く、面倒見が良い。
そんな性分の為か、頼まれ事を断れずにパンクしてしまうことも偶にある。
そんな彼女に対し玲香は、気楽に生き抜く為の処世術を教えたり、頼まれ事を一緒に片付けたりしている。
逆に里央は玲香の過去を知り、彼女の内に溜まる澱みを受け止める役を買って出てくれた。
そのお陰もあってか、今ではバイトに精を出す、普通の大学生らしい姿を取り戻したのであった。

遺産について

代々國谷家に受け継がれてきた布製のペンダント。元々は投石布として使われていた。
装備者のレネゲイドを吸収し、射出武器を作り出す。玲三郎は柳生手裏剣を作り出す事ができた。
玲香は因子を操る能力を活かして、武器投射後に強いレネゲイドを流し込ませる事ができる。
強力なレネゲイドを流し込まれた武器は、原型を維持できず爆発する。この能力を活かして何人もの遺産狙いのFHを狩ってきた。

戦法

白い長槍を創り出し、敵に向かって空中から降り注がせる。巨大な長槍を創ることもあれば、小さな長槍を大量に創ることもある。
自身のレネゲイドを流し込む事によって槍を後から爆発させることもできる。

台詞

いやー何事も程々が一番だよ。ずーっと気を張ってたらおかしくなっちゃうって。
でも決める時は決めるし、やると決めたらとことんやる。それがあたし流の秘訣。
まぁこれ、あたしのお祖父ちゃんの受け売りなんだけどね。でも良いもの受け継いだよ。
「さーて、いっちょやったりますよ。貫かれたい子から前に出てね～」

　　　　　　　　　　　――"貫き驟雨(サドン・ペネトレイト)"國谷玲香、FHエージェントの前に立ち。

台詞サンプル

「あ、あたしが國谷玲香だよ。CNは貫き驟雨っていうんだよー。よろしくね〜」
――初対面のUGNエージェントに対して。気さくで緩い性格はここでも発揮される。

「ワシが亡くなったときには、このペンダントも一緒に棺に入れるんじゃぞ」
「もー、お祖父ちゃんってば。縁起でもないこと言わないのー。あたしと玲二が成人するまでは見届けてくれるんでしょ？」
「それもそうじゃったな。まだまだ若いモンには負けんぞ～」
――ペンダントの処遇について話す玲三郎と、そんな玲三郎にツッコミを入れる玲香。
　　玲三郎曰く、"二人の晴れ姿を見るまでは死ねんなぁ"とのことである。

「へー。あんた遺産狙いなんだぁ……へー」
「……獲物発見、狩りの開始だよ」
――遺産狙いのFHを見つけ出した玲香。普段の朗らかさは無く、目の前の害虫を狩る事に思考のすべてを注ぐ。

「あたしだってお祖父ちゃんや玲二の元に行きたいのに……死ねないんだよ！」
「勝手に蘇るし、化物になることもできないし……。ほんとさぁ、誰でもいいから死なせてよぉ！」
――玲二と玲三郎の墓前で取り乱す玲香。無茶な戦いをしても、二人への想いが強すぎて"日常(生き地獄)"に戻れてしまう。

「國谷さん貴女……オーヴァードだったの！？」
「乙黒ってば……オーヴァードだったの！？」
――お互いがオーヴァードだと判明した時の里央と玲香。異音同義の交錯が教室中に木霊した。

「……私で良ければ、いつでも吐き出していいから。吐き出す先がいないのは辛いでしょ」
「……ありがとね、里央……。ぐすっ……」
――弟や祖父の記憶がフラッシュバックし荒れていた玲香を宥める里央。そうして玲香は気の済むまで里央の胸中で泣いた。
　　この出来事をきっかけに、玲香は里央の事を苗字から名前で呼ぶようになった。

「何かをしないとって焦りの中で過ごすのは、身体や精神への負担になるんだよー。だから、今日は全部投げ出して休もう、ね？」
「……わかったわよ。わかったから私を強く引っ張らないでちょうだいな」
――タスクを大量に抱えてしまった里央を、無理矢理外に連れ出す玲香。こうして玲香は里央に"何もしない"事の重要性を説いた。
　　この後玲香は、里央の抱えていたタスクの半分をきっちりこなした。

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