容姿・経歴・その他メモ

UGN　F市支部に所属するUGNチルドレン。15歳。
情報戦に強いF市支部に所属し、自らも情報系エージェントになる事を希望しているが、支部長の命により前線に向かわされる事が多く、よくよく泣き言を言っている。
それはそれとして実際、彼女は戦闘面での適性が非常に高く、F市の武力のほぼ半分に匹敵する力を持つ。
その反面、情報系の分野においては今一つ詰めの甘さが目立っており……戦う事しか出来ない悲しきチルドレンである。
基本的に頼み事は断れない性格。

『深月吟唱（みなそこのうたごえ）』という遺産が心肺に癒合している。
戦闘時には歌声とともに”海”の属性を持った因子を広範囲に散布して攻撃する。

宮嶋の家族はレネゲイドのせいで命を落としている。
彼女の家は片親家庭であり、父親と生来病弱な妹だけが彼女の家族であった。
ところが宮嶋が11歳の頃にとあるレネゲイド事件に巻き込まれ、二人は死亡。
宮嶋自身も心肺機能に大きなダメージを負いながらも、たまたま遭遇した遺産と契約する事でオーヴァードとして覚醒した。
その後はF市支部に拾われてUGNチルドレンとしての人生を歩んでいる。

家族の死はレネゲイド事件の常としてUGNによって真相が隠蔽されている。
宮嶋はその事について理屈では理解しているものの、心の内でずっと納得できない感情を抱えている。
「妹は身体が弱く、何も世界に残せないままこの世を去った」
「その上、死んだ事すら真実をこの世に残せないのなら、最初から存在しなかったものと同じなんじゃないか」……と。
そんな想いから、レネゲイド事件で発生した”死者”の記録を残す事については並々ならぬ執念を燃やしている。
世間に公表する事は出来なくても、それでも彼らの記録を残さなければ、それは亡くなった人が可哀そうだ、と考えているのかもしれない。

『深月吟唱』と癒合した肺腑には常に”海”の因子が溜まり続けている。
それは定期的に発散する事が出来ないと、溜まった”海”が液体の形で実体化し呼吸困難に陥るため、普通のチルドレンよりも多くのRC訓練を重ねている。
それもまた、彼女が実戦に出る理由となっているのだろう。
時折、発作的に”海”が実体化し、呼吸困難に陥る事があるため、症状コントロール用の携帯型ネブライザーを常に持ち歩いている。

最近になり、ミストルティンとしての性質が覚醒したためより深く遺産の力を使えるようになった。

立ち絵は茶乃介さんに描いていただきました！
Illustration：茶乃介（@sanosuke_trpg）

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