容姿・経歴・その他メモ

天塚 継人について

　アドヴェント事件直後、覚醒したUGNチルドレン。経験が浅く、未熟ながらもエージェントとしての試験や訓練はそつなくこなして来た優等生エージェント。近年存在が確認された「ミストルティンシンドローム」の発症者故に、シャルヴやグレイプニルとの闘争による活躍を期待されているが、本人はそこまでやる気はない。

　普段は任務よりもソーシャルゲームや娯楽に興じる事が多く、休暇は専らエージェントや職員をデートに誘っての女遊びを好む。素行不良にて時折指摘はあるものの、注意程度で済ませている所が彼自身の性格を現している。

　好きなものは林檎と女の子。苦手なものはねばねばした食べ物と堅物な性格。

　ミストルティンにて発現させるアーキタイプは螺旋を描く炎を滞留させた一振りの剣であり、コードネームにもその剣の形状が由来として用いられている。だが、デミと名付けられているのは天塚本人の申請であり、元は「遺炎の剣(フレア・スピラル)」と命名される予定だったようだ。

天塚 継人の過去

　かつて彼は普通の一般家庭出身の少年だった。父親の仕事の都合にて日本生まれながら4.5歳で欧州へと移住し、主にイタリアやフランスなどのEU周辺で生まれ育ち、すくすくと育っていた。

　しかし、10歳を迎える頃、欧州にて遺産を巡るFHとUGNとの事件によって家族が行方不明となり、天涯孤独の身に。オーヴァードとしての覚醒は発生しないままUGNへ引き取られる事となった。

　本部付近の施設にて残りを育ち、15歳までは施設内の教育施設にて過ごしていたが、そこに発生したのが、Adレネゲイドを発端としたシャルヴ結成の騒動とそれによるレネゲイドビーイング達の各地への襲撃だった。

　その標的の一つが天塚の居た施設であり、施設にはレネゲイドビーイングへの高い適合率を示した子供達の収容があった為に標的となり、殆どが破壊されてしまった。生き残りは自分だけとなっており、その際ミストルティンへの覚醒を果たしたのだ。

　けれど、彼は覚えている。確実に生きているはずのもう一人の人物を。自分の親友の少女。
　「ラファエラ・オールドリッジ」。あの日に約束を交わした少女の事を。

　だから、探し続けている。約束を果たすために。

青峰ミユキの証言

　襲撃直後、救難へと向かったのはUGNエージェントではなく、弱体化したゼノスにて数少ないエージェントであった青峰ミユキその人であった。

　敵対関係ではなくとも、警戒対象であった彼女が駆け付けた中に生き残っていた一人が天塚であり、救出と共に彼をUGNへ引き渡した事も記録されている。

　救出に立ち会ったUGNエージェント曰く「…私と同じ。そう、貴方も巻き込まれたのね」と漏らしており、発現していたアーキタイプを握り続けていた天塚を悲哀と懐旧の視線を向けていた事が付近のエージェントから報告されている。

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