シェルター・アシュテールで生まれ育った、オーヴァードの少年。
キュマイラシンドロームによる影響で生まれつき背中に翼が生えている。

幼い頃に翼が生えているという理由でいじめを受けていた影響で、未だに自信がなく臆病。
友達があまりいないが、昔からPC2だけは仲良くしてくれている。

両親は普通のオーヴァードで、
同じように翼を持つ妹がいたが、ジャームに襲われて妹とは死別している。

妹といつか大空を羽ばたく約束をしていたが、
自らの眼の前で守れなかった過去を悔い、戦闘のトレーニングを行っている。



天候を局所的に操作することが可能で、
シェルター内の畑に雨や日差しを与えて、作物の





自らの居場所を求めて、亡き妹との約束を守るため、青空を渇望している。


翼が生えていることが理由に、幼いころは

僕はシェルター・アシュテールで生まれた。
僕はこの世界しか知らない。

シェルターをずっと上までいくと"外"というの場所があり、外の高さは果てがなく、それを空と呼ぶらしい。
空には太陽という大きい光があって、暖かい日向で人々は暮らしていたという。

空は僕の名前で、日向は妹の名前だ。
僕と日向の翼は、空を飛ぶためのものだ。

空も翼も嫌いだった。
ここには空がないから、翼は役立たずで、
みんなには翼がないから、よくいじめられた。

子どもなんてそんなものかもしれない。
でも、悔しかった。空を見てみたかった。
一度でも空を飛べれば、みんなを見返せると思った。

妹を連れて、




大きくなってからは、

だから




ここには空はない。
僕の翼もない。

あったはずのものが、今はない。
だから取り戻したい。

翼はもうないけれど、空はそこにあるはずだから。