容姿・経歴・その他メモ

【経歴】
市内の高校に通う高校生。
12歳の時に覚醒し、その時現場に派遣されたUGNエージェントにスカウトされて以来、組織のため、この町の人々の安寧のため、日々任務をこなしている。
「隠地の女神」イザナミとコンビを組んで任務をこなすことが多い。イザナミのことを信頼し、感謝しているが、無理をしすぎてジャーム化してしまうことを懸念している。

【人物像】
ぶっきらぼうでクールな印象を持たれがちだが、実はとても素直でおじいちゃん子な性格。
人付き合いは苦手だが仲良くなると不器用なやさしさを見せる。剣道部に所属しており、いつも竹刀袋を持ち歩いているが、部活に顔を見せることはほとんどない。たまに試合に出ると有段者を軽々と負かすほどの腕前を見せる。
オーヴァードであることも関係し、超人的な身体能力を持っているが頭が悪いので高度な心理戦は苦手。野球や卓球は同じ手に何回でもひっかかる。その度に「お前…まさか、天才か？！」と恐れおののいているおバカ。
テストは赤点常習犯だが、焔なりに頑張ってはいる。

割と見た目より愉快な男だが、ジャーム化したオーヴァードに対しては普段の姿が嘘のように厳しい。病的なまでに追い詰め、切り伏せようとする。
本人曰く「オーヴァードは人の身でありながらその身に鬼神を宿している。心まで鬼になったら斬るしかない。…それが元はどんな人間でも、だ。そうじゃないと大切なものは守れない。」とのこと。

【覚醒】
オーヴァードに覚醒したきっかけは、たった一人の肉親である祖父を失う恐怖と襲撃者に対する怒りが「鬼切の古太刀」に呼応したため。
数年前、蔵の中に封印されていた「鬼切の古太刀」を狙って、FHの構成員が焔と祖父が住む神社を襲撃する事件があった。
子どもである焔を隠すため、祖父が蔵に焔を押し込んだ時、手にその太刀が触れた。その瞬間、身体に力と怒りがみなぎるような感覚があった。その感覚に背中を押されるように刀を持って蔵を出た焔は、襲撃者の暴力にさらされ気絶した祖父の姿を見るなり、全身に滾る怒りと祖父を助けたい一心で刀を鞘から抜き、たちまちのうちに襲撃者を斬り伏せてしまった。
UGNのエージェントが現れた時、敵は既に一人の少年の手によって戦闘不能にされていた。それから、現在に至る。

【余談】
自分でもなぜここまでジャームを憎んでいるのかわからないが、とにかくこの太刀を手にしていると許してはならないという思いに駆られるのだ。今はそれが仕事の原動力になっているため、特に問題視したことはない。
たとえその怒りが、鬼よりも恐ろしい炎になって全てを灼き尽くすことになっても。帰る場所がある限り、自分は決して鬼にはならないと焔は信じている。

ちなみに祖父は今現在普通にピンピンしている。盆栽と若者文化のチェックが趣味のお茶目な80歳(神職)。
謎のフィジカルの強さで実はFHに対しても結構いい勝負してたが飛んできた瓦が頭部に直撃して伸びていたところを焔に見られた。
「ホムスケよう、ワシは老い先短けぇからよう、かわい～お嫁ちゃんの一人でも連れてきてくれよう…」と数年前から言っているが病気のひとつもする気配がない。
古太刀についてはよく知らないが、代々受け継がれてきた家宝なので大事にしていた。焔が持ち歩いていることは知らない。
動かしてないし蔵ん中あるんじゃね？知らんけどと思っている。
焔の両親については決して語ろうとしない。

履歴

【有為天遍之里】以降の氷良坂 焔
自分が相棒のイザナミや霧崎を心配することはむしろ思い上がりだった。自分の強さを自分が信じられていないのに2人の危険を案じることは、2人の覚悟や強さを認めない恥ずべき行為だった…と認識を改め、2人に背中を預けてもらえるくらい強くなろうという意志が芽生えた。自分は皆の背中を追ってばかりだ…と思いつつ、新たに加わった霧崎と烏摩と共に日々UGNチルドレンとしての日々を過ごしている。

学校生活は少しだけ賑やかになった。霧崎が剣道部に復帰し、烏摩を含めた3人で任務以外でも共に行動することが増えた。
霧崎がいるため剣道部の練習にも可能な限り出るようになり、同学年とも話すようになった。相変わらず表情も感情も乏しいように見えるが、以前と比べてよく笑うようになった、と身近な人物は語る。

セッション履歴