容姿・経歴・その他メモ

常に無表情、一見どんな状況でも動じず冷静に対処するプロフェッショナルに見える……が、その実自身へ近づいてくる人間には臆病で疑り深く、内心では相手を疑いつつもそれを表情に出すことはない、表情筋が死んでるだけだったりする人。彼女が大きく動揺するとすれば、主に守るべきものを守れなかった時やその心の壁を打ち破るような人間が現れた時だろう。目上の者（上司）などには敬語であり、同年代にはため口、とても真っ当。
その経歴から娯楽やファッションの類には疎く、これといった趣味もない、……ただ、料理を食べ目を輝かせる姿を見たものが居るとか居ないとか。

黒橡色の髪にレモンイエローの瞳を持つ。普段見えているのは左目のみとなっており、髪に隠された右目には光は無く、右目周辺には大きなやけど跡が残っている。
胸は絶壁。172cmという高身長に比べて体重は49kgと非常に軽く、彼女を背負おうとした者はその軽さに驚くだろう…………そんな者は今まで一人もいなかったが。
普段着ている服は高校の制服と、知識がないなりに動きやすいもの選んだ任務用のものの二つのみである。彼女は休日であろうとその二つしか着て来ない、何故か？「必要性を感じない。それに、そんなことをしてる時間はない……見せる人も居ないし」だそうだ。

　とある大企業の社長令嬢としてオーヴァード能力を持ちながら産まれ、それを自覚したのは三歳の頃、父親にそのことを披露したことから彼女への虐待・監禁は始まった。その日々に耐えること三年、六歳の頃に家出を決意し、それを実行する、そのまま孤児として街を彷徨う中、UGNに保護されUGNチルドレンとしての人生を送ることとなる。UGNのエージェントとして活動する最中、玉野椿と共に参加したとある任務で右目を失明、右目を中心に顔の右半分に大きな火傷を負った、だが、そのことに対して彼女自身は顔の右側を隠さないといけなくなり面倒だという程にしか思っていないようだ。
　親からの愛、もとい愛情という感情を知らずに生きてきた彼女にとって、周りにいるすべての人間は自身の信じる”家族”たりえなかった。そのため周りの人間との間に壁をつくり心の底から信じきるということをできなかった彼女は、そのぽっかりと空いた心の隙間をUGNのエージェントとして任務を遂行し、何も知らない市民を、普通の生活を送る人々を守るということで埋めようとし始める。その瞬間から彼女にとっての任務とは、人々の平穏を守るために必ず成し遂げなければならないものとなった。しかし、もし任務の遂行によって市民が犠牲になるとしたら、彼女は即座にその任務を中止するだろう。
無辜の人々を守ることによってこそ、自身に欠けている何かを満たすことが出来ると信じて。

履歴

Crumble Days
　矢神秀人を追跡する任務を行っていた際、バス炎上事故に遭遇する。その事故によりオーヴァードとなった元一般人本郷鳴海の護衛・監視の命を受け本郷と同じ高校へと転校することとなった。バス炎上事故の真相を追う最中、本郷とUGN支部長の腸相と共に事件の犯人であり、綾瀬真花を狙っていたFHエージェント"ディアボロス"春日恭二、"シューラ・ヴァラ"矢神秀人と交戦し一方を撃退、一方を殺害する。その後は本郷とそのクラスメイト綾瀬真花と友人関係となり、この事件は固くそびえていた彼女の心の壁にひびを入れる出来事となった。
これは、授業の宿題を忘れ、三人で叱られることとなった際の彼女の心の声。（…怒られるときにとなりに人がいるって初めてかも…………？）

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