容姿・経歴・その他メモ

｢今回も馬鹿のせいで人が死にそうって訳ね？ならアタシに任せてアンタはドシッと構えてなさい。｣
｢アンタ馬鹿？それが出来るなら最初からやってるわよ。ぐだぐだ言ってないで今は次にどうするのか考えなさい。｣
｢それでいいの？アンタ達の覚悟は思いはその程度なのって聞いてんのよ！｣

｢え？だってこういう振る舞いが貴方がアタシに求める価値でしょう？ふふふ♡どう？ちゃんといつも通りでしょう？貴方の望んだとおり｣
｢見て下さいアタシの価値を！認めて下さいアタシの価値を！ほら！凄いでしょう！だから、だから・・・アタシを求めて？｣
｢ああ・・・♡良いわねぇこの感覚。誰かを倒すことでアタシの評価が上がるって実感できる♡ほーら、早く死んじゃいなさい。アタシの糧になりなさいよ。｣

【性格】

怪物計画(ヴィクタープラン)によって人生を狂わされすっかりひねくれてしまった少女。
自分にも他人にも厳しく口も悪いが決して悪い子ではない。
過去の経験から自己犠牲心も高く一度気に入ったり認めた物のためなら自分が傷つくことも厭わない。
また、被験者時代に皆同情ばかりで誰も助けてくれなかったことから口だけの者や偽善者など覚悟を持たず行動をしない奴が大嫌い。
これは言われるがままに血を差し出し人を間接的に傷つけていた己への戒めでもある。

【経歴】

数年前まではレネゲイドとは何の関係もない一般家庭の生まれで父、母、妹、弟の五人で幸せに暮らしていた。
しかし、ある日突如として発生した災害に巻き込まれ自分以外の家族を失う。
その時に自身も重傷を負いながらも家族のために助けを求めて彷徨っていたところをとあるオーヴァードに捕らえられてしまう。
そこで高いオーヴァードの素養を見いだされてしまったことから無理矢理とある計画プランの被検体にされてしまいブラムストーカーの素養の高さから血液を中心に改造を施されてしまう。

怪物計画(ヴィクタープラン)でのラベル名はCBRC(Cross Bram stoker Renegade Creator)-2000であり、主に資金援助のための血液の提供とデータ収集を担当させられていた。
稀血狐(イコル)というコードネームは肉体の欠損や根絶不可能とされた不治の病すら治癒する天音が精製する血液の効能から神の血から名付けられた物である。

天音自身も突然巻き込まれた非日常と改造されて化け物になった自覚からそうそうに逃げ出すことを諦めせめて自分の血で少しでも人が救われてくれればと淡い希望を抱いていた。

しかし、その実態は欠損さえも治す効能を利用したドナーのための臓器、手足の確保に使われたうえに天音の意志次第で投与した人間を内部から殺害できる生物兵器にもなることが出来るという天音の希望を打ち砕くには十分なものだった。

己の体を穢され、データ収集のために血を抜き取られる日々は普通の少女だった天音にとっては地獄でしか無く。
唯一の希望だった自分の血にすら裏切られた彼女はすっかり意気消沈し楽になるために死のうと自殺を図ったが計画メンバーに見つかりベッドに拘束されてまさに生きる血液タンクの様にされてしまう。

そんなある日、研究所に潜入していた雑賀正宗によって助け出され実に数年ぶりに外へと連れ出される。
しかし、既に彼女に生きる意志は無く殺して欲しいと頼み込むがそこで正宗に何を吹き込まれたのか、世界中にばらまかれた己の血液の回収のために生きることを決意する。

しかし、未だに自殺衝動は燻っており時折死も厭わない思いで行動することがある。

また、血しか求められなかった経緯から自己評価が低く自己承認欲求が高い面があり価値という己のアイデンティティに少々執着している面がある。

未だ、真の覚醒は果たしていない個体であり一般人でいられるのもその為だと考えられる。

彼女が己の怪物性に真に相対するとき彼女は果たして人でいられるのだろうか？

【能力】

ブラムストーカーの血液操作による銃や弾などの物質精製とオルクスによる空間把握能力と一時的な空間操作を得意とする。
しかし、体格には恵まれていないので血液の絶対量はそこまで多くないため長期戦は苦手であり、飛距離もそこまで伸ばせないという弱点がある。

【容姿】

狐を模した様な白髪交じりの茶髪に黄色いメッシュがかかった独特の髪色をしている。
服装はファッションにも見える髪色に合わせた特注品の服と帽子を身に纏い腰にはお守りとしてウサギの尻尾ならぬ狐の尻尾をモチーフにしたアクセサリーをつけている。

セッション履歴