容姿・経歴・その他メモ

水球を自分の周りに浮かせる。
本人は「な、何……？」くらいしか喋らないが、水球が『なんで』『説明して』『こわい』くらい喋る。
水球は、水の膜の内側で炎と氷が凄まじい速度で生成しては溶け合っており、普通の人間は触れるだけで致命的なダメージを受ける。
まるで少年聖歌隊のような、神聖で、どこか不安を感じさせる音を発する。
攻撃状態のときは、水球に種々の化学物質が交じり、激しい温度差により内部で目まぐるしい化学反応を起こし、虹色に光る。
虹色に光っている状態の水球をウォーターカッターの要領で噴出する（このとき溶解しきらなかった化学物質が研磨剤の役割を果たす）ことで絶対的な攻撃力を生み出している。

一部で熱狂的な人気を持っていた指揮者。
元より言葉で自分の意思を他者に伝えることに強い羞恥心を抱く性格。
そんな律に対して、外交的な性格であった弟・旋(めぐる)は極端に内向的な兄に幼少期から危機感を募らせていた。
兄弟は二人とも音楽家として成功し、旋にいたってはシンガーソングライターとしてヒットをつかみとったものの、旋の兄に対しての不安が和らぐことはなかった。
旋は、いつまでも言葉でのコミュニケーションを異様に嫌う律を「不健康」であるとし、兄を「治療」するための手段を血眼で探すようになる。
律はそんな弟の行動を強く否定することはなかった。
そもそも律が自分の意思を伝えるのに消極的だったのもあるが、律なりに弟を大事に思っていたからこそ、旋が自分のためを思ってやってくれている行動を断じれなかったのだ。
結果的に旋は「秋の第六感開発セミナー！～眠っている力を覚醒させよう～」という悪の研究機関の開催するセミナーにまんまと兄を引きずって参加したりという危なっかしい行動をとるようになってしまったのだった。

ちなみに旋はオーヴァードに覚醒しなかったため、律が目覚めるより前に「廃棄」されている。
経験：３０

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