容姿・経歴・その他メモ

　元々傭兵として戦地に赴いていた。命のやり取りをする戦争は危険なものであったが、彼はそこに独特の美学を見出し、それなりに満足した生活を送っていた。しかし、死の危険と隣り合わせの生活は彼の深層に語りかけ、ハヌマーンとしての能力を目覚めさせてしまう。圧倒的な力を手にしたマイケルは瞬く間に当該戦域を制圧、紛争を終わらせてしまう。
　
　マイケルの活躍は彼の雇い主にとっては不都合なことだった。半ばままごととして膠着状態にあった戦争を勝手に終わらせてしまったからだ。失った経済的な利益は大きかった。そのため、与えられた職務を全うする一つのユニットではなく、生身の戦略兵器となったマイケルへの評価は妥当なものだっただろう。

現在、彼は「闘い」の起こらないだろう日本にいる。
　日本での生活の心得もないまま飛行機から降ろされたために、しばらくは路頭に迷っていた。そんな折に暁のぞみに助けられ、それ以来彼女の家に居候として住んでいる。日本語はそこそこ。元の職場からの謝礼金で充分贅沢はできるが、今まで求めなかった奇妙な「日常」にしばらくは浸っているつもりのようだ。しかし、訓練は欠かしておらず、負荷を無視できる「今の肉体」だからこそできる戦術の研究をしている。
職業は何でも屋。

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