容姿・経歴・その他メモ

【概要】
RBに育てられ、人間を嫌うオーヴァードの少女。雪から誕生祝いに貰った形見のネックレスをいつも肌身離さず着けている。
普段は人嫌いを隠して表面上は当たり障りのない程度にコミュニケーションを取るが、ふとした拍子に人間への負の感情が噴出する正に生きる地雷原の様な存在。
苛つくと地団駄を踏む悪癖があり、踏みつける度に無意識下で能力が発現し、周囲の重力が増す。
能力使用時には、周囲に異様な形状で揺蕩う魔眼を複数出現させる。これは覚醒した状況下でRBの負の意思を強く受けた結果の産物であり、本人の意思に関係なくそれぞれが自立した行動を取る(浮遊)。


【経歴】
生まれて間も無く山中に捨てられていた所を、育ての親であるRB「雪(セツ)」に運良く拾われる。
幼いながらに半覚醒状態であった彼女は、物心付いた頃から周囲の環境に溶け込むRB達を認識し、それが在る事が当然であるかのように過ごしてきた。
しかし、突如として起きた武装組織の襲撃により親代わりの雪を失ってしまう。そのショックからオーヴァードとしての完全な覚醒を遂げるが、その時には既に、大事だったものはその手から全て零れ落ちてしまっていた。
この事件の影響で、彼女は人間を害を成す者と見做し嫌うようになる。

雪の言いつけを守る為学校に通い、人間社会の中で生きていくようになるが、極度の人間嫌いにより初めは全く周囲に馴染む事ができなかった。
人間と形式上真っ当なコミュニケーション(上述)が取れる様になったのは割と最近で、当然人間の友人は皆無である。


～「双青のプロジェクトバベル」以後～
メイ達との出会い・復讐相手との対峙により、己の歪さと醜悪さに気付き不安定になっていたが、メイに今まで堰き止めていた想いを打ち上げた事で、少し前向きな考えができるようになる。人間嫌いが完全に克服できた訳では無いが、セツの言いつけもあり、悪いとことばかりを見ないよう努めるように。


【能力】
オーヴァードとしての能力は重力操作が主で、特に自身を中心とした広範囲に力場を形成し攻撃する手法を好んで使用する。この過負荷は周囲を浮遊する生物の様な形状を取った魔眼に視認、または対象が自らその魔眼を視認する事で、術者の定めた対象の”罪”に応じて効力を何倍にも跳ね上げる性質を持つ。また本人は副次的な効果として扱うが、過剰な力場は時間流にも干渉し、自身を除く周囲のあらゆるものを停滞させる。それら二種を合わせ不可避の過重地獄をカタチある限り永遠に味わわせる。
最高出力を出す際は、周囲の浮遊する魔眼が術者の背後で一つの巨大な黒い球体上の魔眼となり、視界内全てに”報い”を強制する。

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