覚醒のきっかけは研究所でのエフェクトに関する実験での事故。
チルドレンの一人がエフェクトを暴走させてしまい、本人は重傷を負い研究所の一部区画が破損した。
その実験の様子を見てオーヴァードおよびジャームの危険性を認識し、
また覚醒しているとはいえ未成年、それも子供と呼ぶような年齢の人々を犠牲にしているという現実に
強い怒りを覚え、覚醒した。

家系ゆえに身に覚えのない怒りや憎しみを浴びることが多々あった。
知識と経験を積んだことにより、ある程度の折り合いはつけられるようにはなったが、
根拠の伴わない、ただ自己認識と感情に依存したそれに対して嫌悪と拒絶を示す。

覚醒して嗅覚と視覚が直結してしまった影響で煙草が苦手になった。

覚醒して最初に関わった事件は、"Rセル"によるN市の襲撃事件。
これに当時N支部支部長だった藤堂　幸村の増援として参戦した。
事件終息後は正式にN支部所属のエージェントとなり、忙しい日々を送っていた。
ある日藤堂氏が異動となったのだが、なぜか後任に指名されたのが葉月である。
N市支部に勤めて三年目の出来事である。