「私は灰。あるいは放浪者。独りきりの旅団。……マーシィ・パッセンジャー」

「……勘違いされては困るわ。私はあくまでリョコウバトの遺伝子から生まれたレネゲイドビーイングであって、リョコウバトそのものじゃないの。……私に許しを求めないで。私の言葉は同胞たちの総意ではないのよ」

「……私が人間を憎み切れなかったのは、きっと知っているから。自然のサイクルを逸脱しない狩りを心がける者がいたことを。遅かったけれど、同胞を守ろうとした者がいたことを。……マーサを、愛した者がいたことを」

「リョコウバトが、ステラーカイギュウが、ドードーが、ニホンオオカミが、彼らが滅んだ先に何が進化したの？お前たちは災害ぶっているだけの殺戮者だ。自然の理の外にある死は、何も生み出すことはない」

一人称：私
二人称：貴方/貴女、お前(嫌いな相手に対して)
好きなもの：旅、静謐、同胞
嫌いなもの：孤独
好物：ナッツ
苦手な食べ物：鳥類の食さないもの全般
趣味：旅、読書

FHのとあるセルでは、新型のEXレネゲイドを用いた兵器が製作されていた。ナノマシンで構成された無数の鳥型メカ。
一台一台が偵察機であり、銃器であり、すべてが合体することで巨大な人型となる。