容姿・経歴・その他メモ

高校生。UGNの有力なイリーガルとして重宝される。
昔から家には父親しかいない。母親は海外で働いているらしく、会う機会は少なかった。
中3の頃、転機が訪れる。ある朝、目が覚めると身体が燃えていた。影からも火が出ていた気がする。何が原因か不明だが、オーヴァードに覚醒したのだった。その炎はコントロールが効かず、家は燃え自身は大火傷による長期入院を余儀なくされた。
父親と共に、UGNと名乗る組織の人間が病院に来た。父親はレネゲイドのことを知っていた。それもそのはず、本当の父親ではなかったからだ。ある意味では本当の父親かもしれないが、遺伝的に繋がっているわけではない。人間の受精卵の核にあるDNAをそのまま別の人間のものに置き換えるクローン研究の被験体、それが自分だった。つまり父と母の子であるというのはあながち間違いでもなく、また正しいともいえない。太古に伝説とされたオーヴァード剣豪の遺骨から採取した遺伝子、それが自分を形作っているらしい。Rラボというところで、その血に流れる記憶というものを呼び覚ました。
その真実を知っても、新居で前と変わらない生活を続けている。心の距離は多少離れたが、それでもなお父親は父親であったし、母親も──研究が忙しくまず会えないが──母親だ。そうして普通の中高生を続けながら、UGNに協力している。
部活は帰宅部。なんかイリーガルだし呼ばれたとき動けた方が楽だなってのが3割ぐらいと、理由の残り7割は高校で入る気だった剣道部に入れなくなったこと。身に沁みついたレネゲイドが伝えてくる剣捌きが異質すぎたのだ。同年代に混じって剣を振るえる気がしなかった。

サラマンダーの剣を前世の技術で扱う戦いを得意としており、Rラボの協力でそれらと相性のいい能力を喰らっていった結果、FHにも恐れられるような強力なエージェントと化している。倫理観・正義感は備わっているため脅威とされることはあまりないが、若さゆえか油断・増長しやすい性格のため不覚を取ることもしばしばあり心配されている。

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