ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

シホ - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

朧の狩人/残骸ホロウハンター/レムナントシホ

プレイヤー:スナップ

私は……
 もう、手放したくない」

年齢
不詳(肉体年齢17歳)
性別
女(不詳)
星座
不明
身長
164cm
体重
43kg
血液型
不詳
ワークス
ゼノスレネゲイトビーイングB
カヴァー
ゼノスエージェント
ブリード
トライブリード
シンドローム
モルフェウス
エンジェルハィロゥ
オプショナル
オルクス
HP最大値
23
常備化ポイント
4
財産ポイント
0
行動値
+5=20
戦闘移動
25
全力移動
50

経験点

消費
+86
未使用
44
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 私の中に眠る記録。いつか、名無しの旅人ロクスレイさんが見た記憶の断片だ。
転生体
経験 「水崎志穂」。ワタシではないあなたの、二度とは埋まらない虚の意味を、私は識りたかった。
秘密
邂逅
覚醒 侵蝕値 雪の降り頻る雪原の中、ただ一つの縁だったライフルだけを抱きしめて、凍えながら私は生まれた。
生誕 17
衝動 侵蝕値 弾丸に込めて撃ち砕くのは、ワタシを編んだ病の名前レネゲイド
破壊 16
その他の修正12
侵蝕率基本値45

能力値

肉体1 感覚7 精神1 社会1
シンドローム1+0 シンドローム2+3 シンドローム0+1 シンドローム1+0
ワークス ワークス1 ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長0
その他修正 その他修正1 その他修正 その他修正0
白兵 射撃9 RC1 交渉
回避 知覚1 意志 調達1
情報:ゼノス1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 破壊者ディザスター 行動値+5、ダメージ+1D、ドッジD-3、ガード値-5
名付け親 “タイガーアイ” 慕情 猜疑心 その言葉にどんな“諧謔”があるとしても……私を導いてくれたヒト。
転生体 名無しの旅人ロクスレイ” 水崎志穂 遺志 疎外感 答えのつづきを探したい。 “彼女”が護ろうとした、その温かさを側で感じたい。
PC5 害群之马ハイチュージーマー龍嘉睿 誠意 隔意 未だに分からないことは多い。隣に並び立てるのかも…それでも、あなたの誠意に報いたい。
PC2 “ラッキージンクス” 久外 境耶 憧憬 嫉妬 憧れてしまうほど勝気なあなたの背中を、いまは頼りたい。
PC3 “ナイトホーク” 荻野目 旭 好意 恐怖 ……あったかかったな。
PC1 三廻部颯 庇護 不安 私にはきっと入れない、あなたの側にある陽だまりを。せめてこの手で護りたいと願うのは、少し我儘が過ぎるだろうか。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
ヒューマンズネイバー 1 常時 自動成功 自身 至近 0 RB
衝動判定のダイスを常に+[LV] 侵蝕値+5
オリジン:ヒューマン 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 2 RB
使用したシーン中、エフェクトを用いたあらゆる判定で達成値+[Lv]
C:オルクス 3 メジャーアクション シンドローム 2
クリティカル値: -[LV](下限7)
形なき剣 1 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 2
このエフェクトに対するドッジのダイス:-[Lv]
要の陣形 2 メジャーアクション シンドローム 3体 3
このエフェクトを組み合わせた行動の対象を3体に変更 [Lv]回/S 
未知なる陣形 1 常時 自動成功 至近 リミット
『要の陣形』の効果対象を5体に変更 基本侵蝕率+5
陽炎の衣 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
メインプロセス終了まで《隠密状態》になる 敵と同一のエンゲージにいても使用可能 [Lv] 回/シーン
ミスディレクション 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 5
対象が行なう「対象:範囲」「対象:範囲(選択)」の攻撃を単体に変更 対象はあらためて選択 [Lv]回/S 
透明存在 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近 0
領域を調整し、透明人間のように行動が他人の意識を引かなくなる カメラなどの無機物やオーヴァードには無効 必要であれば〈知覚〉で判定
不可視の領域 1 メジャーアクション 自動成功 効果参照 至近 0
最大[LV×1000]平方メートル以内の領域を知覚的に隠蔽する 見破る場合は〈知覚〉で対決
真昼の星 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近 0
視覚を極限まで拡大し、望遠鏡をも凌駕する視界を得る

コンボ

葬送の導When Robin Cry

組み合わせ
《C:オルクスLv.3》+《形なき剣Lv.1》
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
単体
射程
武器
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
60%未満
7
7
9
22+1D
100%以上
7+3
7
9
22+1D

同一エンゲージ攻撃不可
この攻撃に対するドッジD:—[《形なき剣》のLv]

黎穿つ継火Shooting Blaze

組み合わせ
《C:オルクスLv.3》+《形なき剣Lv.1》+《要の陣形》+《未知なる陣形》
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
5体
射程
武器
侵蝕値
7
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
60%未満
7
7
9
22+1D
100%以上
7+3
7
9
22+1D

同一エンゲージ攻撃不可
この攻撃に対するドッジD:—[《形なき剣》のLv]

赫き連星の射手Baldora's Antares

組み合わせ
マイナー《オリジン:ヒューマン》 + マイナー《陽炎の衣》+ C:オルクスLv.3 + 形なき剣Lv.1 + 要の陣形 + 未知なる陣形
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
5体
射程
武器
侵蝕値
5+7
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
60%未満
7
7
9+1
22+1D
100%以上
7+3
7
9+2
22+1D

同一エンゲージ攻撃不可
《隠密状態》を適用
この攻撃に対するドッジD:—[《形なき剣》のLv]

賢者の因子Nervejack Alternative

組み合わせ
《ミスディレクションLv.1》
タイミング
オートアクション
技能
難易度
自動成功
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
5
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

対象が行なう「対象:範囲」「対象:範囲(選択)」の攻撃を単体に変更
対象はあらためて攻撃対象を選択 [Lv]回/S 

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
無記銘Vanitas 0 35 射撃 〈射撃〉 0 22 0 300m 同一エンゲージ攻撃不可
メインプロセス終了時にHP—1d
装備中、これ以外の武器は装備できない
〈レッドテンペスト互換〉
RSHRenegade Smith Hearth 2 この銃は、高濃度のレネゲイドウイルスに曝されると内部構造が変動し、性能が変動する可変式。
自動的に弾丸を精製し、射手と銃身が保つ限り無限に撃ち続けることが出来る。
〈カスタマイズ:センスエフェクト〉
削られた銘 0 0 UGNイリーガル:水崎志穂の遺品。
銃にはモルフェウス向けに改造が施されたらしき形跡と、摩耗した銘がある。
〈カスタマイズ:ヒストリー〉
ダガー 2 白兵
射撃
〈白兵〉〈射撃〉 -1 2 0 至近/10m 近接戦闘用に複数本装備したダガー。
白兵戦は勿論、投擲にも適した形状をしている。
〈ナイフ互換〉
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
貴種の接吻ノーブルタッチ 5 エンブレム 選択した能力値を+1(感覚を選択) 侵蝕率+2
携帯電話 0 その他 事務連絡用の極めて簡素なもの。インカムとも接続できる。
コネ:専門家 1 コネ 〈知識:レネゲイド〉 “ロクスレイ”の記憶の残滓と、“タイガーアイ”が授けた知恵。
選択した(知識〉判定D+2
コネ:要人への貸し 1 コネ 〈情報:〉 任意の〈情報〉判定D+3
1回/1S
応急手当キット(使用済み) 使い捨て メジャーアクションでHPを2D10回復
戦闘中は使用不可

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 19 111 42 0 172 44/216
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

基本データ

……空っぽを埋められなくても、そこに寄り添う答えを探す旅。

 答えのつづきを探したい。

 “彼女”が護ろうとした、その温かさを側で感じたい。
 彼女”の模倣ではなく───私自身の願いで、護りたい。

握られた手は、温かく。もう悴んでいない。

虚の狩人ホロウハンター残骸レムナント シホ

色素の薄い茶色
真紅
透き通るような白
嫌いなもの
ジャーム、幽霊、吹雪
好きなもの
生き物の温もり、子ども、ココア
一人称
二人称
あなた/君
三人称
〇〇さん/〇〇ちゃん/〇〇くん 等
UGNイリーガルやゼノスなど組織の一員として発言する際は外見や立場相応の口調で話すように努めているが、気を抜くとわりとボロが出る。
以前は私情を切り離すために無意識でコードネームを用いる傾向にあったが、現在は名前を呼ぶことを好んでいる。

概要

………お主は“ロクスレイ”の記憶と業のかけらを受け継いだものだ。
 そこまでが同じとて、
そこからが違ってしまえば、差異が生まれるのは必定であろう。

半端を気には病むな。
どうせ、オーヴァードという生き物そのものが半端なのだ

───“偏屈な友人”の言葉


 ゼノスに協力する遊撃手『朧の狩人ホロウハンター』であると同時に、UGNイリーガルの『残骸レムナント』としても活動する、目的を共有した2つの“顔”を持つ異色のレネゲイドビーイング。
 ひとつの地域に長期滞在するケースはほとんどないため特定の支部に専属してはおらず、半ばフリーランスのように日本各地を転々として活動していた。こういった都合上、書類上のやりとり以外で知人といえるオーヴァードはほとんど居なかったようだ。

 ゼノスの『朧の狩人』である彼女の主な任務は、監視領域内で感知したジャーム───ほとんどの場合は「理性」を完全に喪失したゼノスにとっても利用価値がない怪物───のもとに赴き、日常を不用意に脅かす前に人知れず排除すること。特にFHやゼノスの活動の影響で発生したジャームの掃討に重用されてきた。
 こういった経緯から一般的なオーヴァードであれば持っていて然るべき「表向きの仕事」は存在せず、必要であればゼノスにコンタクトを取って軽く経歴の捏造を代行してもらう程度。
 標的の強度によってはUGNと協力して行動することもあり、そのような案件で事を円滑に進めるために登録したライセンスが───あるいは彼女の無意識が求めた拠所が、UGNイリーガルの『残骸』であった。

 彼女の起源オリジン人間の骸ヒューマン───かつて“おねーさん”と名乗ったUGNイリーガル“ロクスレイ”/『水崎志穂』に在る。
 亡骸に宿るレネゲイドが像を結び、ほとんど全ての記憶を代償に再びオーヴァードとして人格を帯びた成れの果て。“まるで身体のある亡霊みたいだ”と、彼女は少々複雑な感情を抱いていた。
 

性格

「見たところ境耶君の傷が一番おおごとで、治すのに手間がかかりそうですけど──
 僕はあなたのことが一番心配です。シホさん、さっきからすごく調子悪そうですよ」

 ……彼女の冷静な射手の顔と、
 少年の肉盾一枚で動揺する少女の顔のふたつは、
 どうにもアンバランスで矛盾する。

───“賢しげなUGNチルドレン”の所感


 ゼノスとUGNイリーガル、それぞれに使い分けてきた顔は、機能的な意味だけではなく精神的なスイッチとしての側面を持っていた。
 冷酷で非情、ジャームを狙撃する一連の動作を作業と言い切る狩人の仮面ホロウハンターと、明るく社交的だが少し抜けたところのある未熟者の仮面レムナントは、彼女の心の軟らかい部分を護る殻としての役割も果たしていた。

 実際のところは、その起源の在り方オリジン:ヒューマンゆえに生まれ持った知性や語彙、外見に対して精神の成長が追いついていない、レネゲイドビーイングとしては赤子のような存在。
 寂しがり屋の未熟でナイーブな少女を歴戦のエージェントという外殻で包んでいた……というのが実情である。

 リュウグウジマを訪れる以前は、“哀しみに近い心の起こり”はあったにせよ、そのざわめきの意味を自覚できるほどには情緒が十全に育ってはいなかった。
 リュウグウジマで数々の出逢いと触れ合いを経たことにより、それらの感情もようやく芽吹き始めたようだ。
 いまは埋まることのない心の虚と向き合う術を学び、ひとりのヒトとしての情緒をゆっくりと育んでいる真っ最中。誰が言ったか「にんげんいちねんせい」。

 とはいえ“ロクスレイ”から引き継いだ経験を含め数々の難局を乗り越えてきた歴戦のエージェントであるという側面も事実ではあり、非日常の世界で生き抜く為に必要となる即応能力は十全に備えている。ときには作戦立案、必要ならば(やや不得手ながらも)臨時で小隊の指揮を執ることもできなくはない。

 ゼノスのエージェントにしては変なところで優等生、あるいは少し頑固者。普段はしおらしいのだが、ひとたび信頼の内側に入れた相手には少々露骨に甘えがち。
 また自覚はしていないが、何かしら言動に他意があるときはそれらしく理屈っぽい言葉を並べ立てて誤魔化そうとする悪癖がある。……これが誤魔化しの手段としては大変わかりやすい言動であると知るのは、もう少し先の話。

能力

 私は獣の因子を宿していない。死神だって仮面なら、黄泉の冷気も宿していない。

 ……けれど、あなたが矛盾を振るうなら!

 因果を曲げる超常は、私だって識っている───!


 シンドローム構成は《モルフェウス/エンジェルハィロゥ/オルクス》のトライブリード。とりわけ“ロクスレイ”が得意としたモルフェウスの占める割合が多いのだが、当の彼女はモルフェウスよりも微弱なオルクスの因子操作に卓越した才を持つ。
 因子を起点とした光波長と領域の調節による隠密行動に優れ、遠距離からの抗レネゲイド弾連射による掃討を得意戦術とする。一たび景色に溶け込んだ彼女とその弾丸を知覚するのは至難の業である。

 また、リュウグウジマにおける数々の試練を経て自らの起源オリジンに辿り着いた彼女は、“タイガーアイ”から受け継いだ賢者の因子を基点とする因果律への擬似的な干渉能力にも開眼した。
 “タイガーアイ”本来の領分である精神への干渉は生来の性格も相俟って不得手のままであり、あくまで付け焼き刃の技術ではあるが……「マネするだけじゃつまらない」というのが、いまのところの彼女なりの強がり方。

来歴

 良しも悪しもなく………。
 人間の記憶を源流とする者オリジン:ヒューマンは、
 星に遺った、誰ぞの生きたあかしを読み取って生まれることがある。
 我らの概ねは、記憶から生まれ、記憶に還るものであるからだ。

───当然。北欧の地に、都合よく蘇るものはない。
 忘れ去られ、風化し朽ちた名残が積もるのみ。

 ………であるに、当時我は考えた。
 断片に生まれるに足る切欠を与えたならば'。

 我自身のレネゲイドを糧として、記憶をよすがに生まれた、
 その者であってその者でない赤子は………
 如何なる心を持つのか。

───賢者の命題


 生まれ落ちた時のことを、シホは朧げにしか覚えていない。
 ひどく冷たい北欧の大地で震えながら目を醒ましたのが、彼女にとっての始まりだった。
 凍えるばかりの赤子の元へ偶然にも通りかかった“タイガーアイ”と“プランナー”に拾われる形で、シホはゼノスへと加入した。

 彼女は生まれつき、レネゲイドを操る力を十分に与えられていた。ジャームですら倒せるほどの大きなライフルを持っていた。どうすれば獲物を狩れるかだって識っていた。
 ……自らの肉体が、かつて「水崎志穂」と呼ばれていたオーヴァードのものであることも。

 シホが自我を認識したとき、幽かな記録を身体が憶えていた。
『水崎志穂』は何を食べ、何を見て、何を想い生きたのか。
 シホの内側にあったのは、それを断片的に伝えるだけの“記録”ばかりだった。

 この記憶の前任者――水崎志穂という女性は、どこで生まれ、どのように生き、なぜ死ななければならなかったのか?
 そして、なぜ中途半端な記録のみを遺し、ワタシとして目覚めることになったのだろう?

 ───彼女が護り、その手からはすり抜けた、日だまりの暖かさに惹かれるように。
 本来ならば外界ソトガワに向けられているべき知の欲求は、その瞬間から内界ウチガワの埋めがたい欠落を塞がんとする渇望に変貌を遂げた。
 人格形成の始まりとなる骨子が抜け落ちた赤子は、狩人という、外面だけの役割を身にまとった。

 シホは、志穂という自分/他人の欠如を以て、
 自らを人間由来のレネゲイドビーイングオリジン:ヒューマンに定義した。

『水崎志穂』について

 ───ナニ。どうしたのその顔。
 大丈夫大丈夫! おねーさん殺しても死なないから!
 もしかしたらトンデモないボロ勝ちするかもだからさ!

 ………アー、あと、さっき足やっちゃって。
 そういうことなの、私の代わりにお願いね

 ───ホラ、行った行った!

───“おねーさん”の、最期の虚勢みえ


 かつて狩人として戦った、モルフェウスのイリーガル。
 ずけずけと人のパーソナルスペースに入り、よく笑い、よく怒り、しょうもないことで泣き、年下には見栄を張りたがる。よく言えば面倒見の良い、悪く言えばややお節介焼きの陽気な楽天家。
 だが根っこのところは、いつでも冷淡だった。彼女を識る人に曰く「善くある人間ではなく、善く“在ろうと”する人間」。

 はじまりは家族。次はたぶん好いた男を───
 積み上げていたものを失って、それでも見栄と虚勢で生きて来て、失ったものを誤魔化して。
 名前すら、名無しの旅人ロクスレイがふさわしいと覆い隠した。
 顔のない、正義の味方の役割ロール希望。

 喪ったものに報いるようによく笑い。
 ただ心が赦さぬと決めたものに立ち向かい。
 その果てに、いつものように年下を前に見栄を張って。
 故郷を求めて廻り来た幻想の落胤竜───“蝕みの君レーレ・シュヴェア”の10分と交換に、その命を喪った。

 ……彼女が残した骸は、のちにその幻想/ウロボロスのなり損ないを狩るに足る駒を求めた“プランナー”の導きにより。
 隣人愛には程遠い冷厳なる賢者───“タイガーアイ”の懐いた命題ひだねを託されることになる。

Event Log Viewer

Beginning


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First Period

Beyond The Sea
Trailer

 いつか必ず、会いに行こう。
 十年、百年、千年………どれくらいの時間が掛かってでも。
 俺は、お前の所に還るのだ。

 昔の話だ。ある勇敢な子供が、ひとりの女に恋をした。
 煌びやかなものを見て、美しいものを知った。
 女は自分に幻想を見せた。何時までも溺れていたいような幻想を。

 けれど、幻想より浮上した果ての現実は………。
 どうしようもないほどに、█████ものに見えた。

 20XX年、夏の熱気が臨界点に達した頃のこと。
 太平洋の側に、ひどく巨きく、瞬きほどの時間だけ、レネゲイドの息遣いが聞こえた頃。

 日常の側にいたはずのものが、非日常を運ぶ嵐に巻き込まれて。
 調査のために降り立った者が、御伽噺のような風景を前にした。
 敗北を刻まれた戦士は、再び敗北にめぐり合い。
 人への好奇心を骨子とするいのちは、その同胞と識るだろう。
 だれかに望まれた救いの手を、その縁として。

 男の妄執が叶う機会はなかった。今この瞬間、引き込むように縁がめぐり合うまでは。

 水底に人はまぼろしを夢想する。引き込むような、重力の井戸の底に。

ダブルクロス The 3rd edition《Beyond The Sea》

   / プレイヤー想定人数:4~5人         /
  /  経験値想定:フルスクラッチ+42 = 172点  /
 /   一部サプリメント起用          /  Loading...
              
             ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

PC④
Affinity~つまりは同胞~

 ロイス:タイガーアイ 推奨感情:○P友情/N食傷
 カヴァー/ワークス:任意/レネゲイドビーイングorゼノスエージェント

 あなたはゼノスのエージェントであり、レネゲイドビーイングである。
 それも、そこそこに場数を踏んでいるか、相応に強力な個体なのだろう。
 あなたはゼノス内でも名のある支配型RB「タイガーアイ」とも親交がある。
 そのタイガーアイと交流する最中、彼がふと思い出したように、あなたにこう語って来たのだ。
 
 朝ご飯感覚で支配し観察し(そのままポイ捨てし)たFHのとある春日なんとかと思われる人物の記憶を覗いたこと、すると『リュウグウジマ』なるキーワードと、レネゲイドビーイングのキーワードが記憶野の中で結びついていたこと、そして彼はその場所について詳しく知っていたこと………それらを語った彼が次に何を言うか、親交のあるあなたは知っているだろう。

 一緒に行かないか。
 もしくは、ちょっと調べたのちに教えてくれないか、だ。
 今回は───。
 ・・
 前者。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 42
1 2023/08/27〜 Beyond the sea/浦島卓 34+4+3+3 マックスウェル 三廻部颯(オオトリ)久外境耶(ask2)荻野目旭(おだまき)シホ(スナップ)龍嘉睿(月詠)

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