ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

管跋 一 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

汚辱(エアニーデリング)管跋 一(かんばつ はじめ)

プレイヤー:ラクス

年齢
25
性別
星座
牡牛座
身長
177
体重
68.9
血液型
A型
ワークス
UGNエージェントC
カヴァー
UGNエージェント
ブリード
クロスブリード
シンドローム
オルクス
ソラリス
HP最大値
27
常備化ポイント
12
財産ポイント
4
行動値
7
戦闘移動
12
全力移動
24

経験点

消費
+0
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 溺愛する妹がいる
兄弟
経験 昔、現本部リーダーに自分不在のスキを付かれ部下を全員潰された
敗北
邂逅/欲望 霧谷雄吾
保護者
覚醒 侵蝕値 霧谷雄吾に部下を潰され、激怒した瞬間。
憤怒 17
衝動 侵蝕値 目に見える有機物、無機物すべてが妹を傷つける要因に見える。
恐怖 17
侵蝕率基本値34

能力値

肉体1 感覚1 精神5 社会5
シンドローム0+0 シンドローム1+0 シンドローム1+1 シンドローム2+3
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長1 成長 成長2 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC2 交渉1
回避 知覚1 意志2 調達1
知識:レネゲイド1 情報:UGN2
知識:医療1 情報:警察1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
霧谷雄吾 感服 憤懣
過去の霧谷雄吾 親近感 劣等感
保護者としての霧谷雄吾 尽力 不快感
春日恭ニ 信頼 憎悪

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
コンセントレイト:オルクス 2 メジャーアクション シンドローム 2
C値を-LV(下限値7) P169
要の陣形 1 メジャーアクション シンドローム 3体 3
対象を3体に / シナリオLV回 R1P152
導きの華 2 メジャーアクション 〈RC〉〈交渉〉 自動成功 単体 視界 2
次の達成値+[LVx2] R1P154
癒しの水 1 メジャーアクション 〈RC〉 自動成功 視界 2
HPを[(LV)D+5]点回復 R1P164
狂戦士 2 メジャーアクション 〈RC〉 自動成功 単体 視界 5 80%
次のC値-1、ダイス+[LVx2] R1P167

コンボ

狂乱の華

組み合わせ
《導きの華》《狂戦士》
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
自動成功
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
7
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
5
2

要80%。対象のC値-1、ダイス+4、達成値+4
100%以上 = 対象のC値-1、ダイス+6、達成値+6

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
素手 白兵 〈白兵〉 0 -5 0 至近
防具常備化経験点種別行動ドッジ装甲値解説
防弾防刃ジャケット 6 防具 3
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
コネ:UGN幹部 1 コネ 〈情報:UGN〉 ダイス+2個
コネ:警察官 1 コネ 〈情報:警察〉 ダイス+2個

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
30 10 90 0 0 130 0/130
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

 元裏社会マフィアの幹部。現UGN本部リーダー「霧谷雄吾」に一人で部下を全員潰された過去がある。しかし現在はその「霧谷雄吾」の補佐をしており、巷では「洗脳されたのでは?」と噂されている。

 性格は飄々として人付き合いに関しては付かず離れず。しかし慌てたりすると素が出る。お兄ちゃん性格が。家族は妹が一人、名前は「皐(さつき)」。表面には出さないがドン引くほど激愛している。そんな性格と無駄にいい顔が相まって女受けがいいが、先述の通り妹一筋なので彼女はできない。

好きなものは妹

嫌いなものは妹に身体的、精神的に危害を及ぼすもの

今回の計148点の経験点は他のキャラに一回だけ導入可能権獲得


バックストーリー


突然だがこんな言葉を知っているだろうか?

「世の中の幸せには"絶対量"が存在する」

つまりはこの世の中で誰かが幸福になれば、それと同時に誰かが必ず不幸になるという言葉だ。

とても考えさせられる言葉だが、こういった疑問が思い浮かばないだろうか。

ある誰かが"幸せ"になるための、ある誰かに降りかかる"不幸"は、果たして過剰でないと言えるだろうか?

その"絶対量"を作ってくれる第三者。幸せという"蜜"の量を裁定し、必要以上に代価を持っていかない「汚辱」のようなシステム。

そんな身勝手なサンタクロースのようなヤツは、果たして存在するのだろうか。



「いってらっしゃい二人共~気をつけるんだよ~」

一人の老婆が若い二人を送る。なんてことはない、どこにでもある絵面。

「わかってる~!すぐ帰ってくるから~!な、皐」
「うん、今日の夜ごはん、園長先生のビーフシチューだから!」

二人の若者が一人の老婆に送られる。なんてことはない、よく見る日常。

「今日のおつかいは都心の方行かないと買えないものばっかだったな~。ここまで歩きっぱなしだけど、大丈夫か皐?」
「何言ってるのお兄ちゃん!私児童園の中でも一番早いんだから!」

都心の駅でも、どこであっても変わらない、ありきたりな兄弟の会話。

「あれ、お兄ちゃん。なんか周りが暗

そんなありきたりな会話は、誰かの幸福への代価を支払うかのように、文字通り潰された。
都心の駅にそびえ立つビルの一部が、爆発もなく粉々になった。
原因は不明。後にニュースでは、「積み重なった整備不良」と報道された。

「さ"...つき....どk"..だ....さ.....つ........ッ!」

妹を探す兄の目に、突き刺すような現実が映る。
赤く染まった肌の色。彼女を引き立てていたが、汚れてしまった美しい服。
周りがやけに静かなのに、いつも聞こえてた呼吸の音が、聞こえない。

誰かが叫んでいた。

煩く、手を伸ばす様に、懇願するように叫んでいた。

少し喉元が痛む。いつの間にか顔は妹ではなく、ただの転がる瓦礫の方を向いていた。

あまりにもその声がやかましかったので気づいた。


叫んでいたのは、俺だった。



 その後皐は病院に搬送された。意識はなく、命にかかわる状態だったらしい。緊急治療が行われた。
児童園のみんなも、俺たちを送ってくれた園長先生も、一様に皆手術の成功を祈っていた。
俺はただなにもしないということを、選択を放棄するということを、することしかできなかった。

 俺と皐は虐待をする親の元生まれた。愛なんて感じたことはなく、あいつらから送られたのは俺らと同じ肌の色をした岩と本来頭を撫でるだろう手のひらが、撫でるとは到底思えない感情で勢いよくぶつけられることだけだった。
だから逃げた。俺たちは散々誰かの幸福の代価を支払った。そう思うしかなかった。しかしもうなにもない。だから逃げた。後に今の児童園のところに来た。
幸福だった。俺と皐は、やっと痛みの無い愛を、幸福を受け取ったと思った。
思っていた。

「手術は終わりました。成功です。」

その言葉で、俺とその言葉を発した病院の先生以外の全員が歓喜した。

「しかし....」

先程成功と発した口から、引きずるような言葉が滑り落ちる。同時に歓喜の声も、消え失せる。

皐は目を覚ました。記憶もある。言葉も発せる。しかし

それ以外のすべてを失った。

皐を治せなかった無能は言う。

「完治する方法はあります。しかし...到底この国の援助を持ってしても、足りない金額が必要になります。」

園長は顔を曇らせた。当然だ。一児童園に、そんな金なんてない。

もう俺たちは生きていく中で、"両方の幸福"を願ってはならないらしい。だから俺は

「園長、お世話になりました。俺、卒業するよ」



 その後、一は金のために裏社会のマフィアに土下座をした。そこで働きたいと懇願したのだ。

最初は追い出され、殴られ、蹴られもしたが、幸いにも彼は暴力を受けることになれていた。

何回も懇願するうちに気に入られ、「マフィアを裏切った男がいる。そいつを殺したら入れてやる。」と言われた。

彼は真っ先に殺した。首を締め上げて。命を懇願する声もあったが、躊躇はなかった。今更妹以外の人間なんて、この兄にはどうでもよかったのだ。

その後当時16歳だった青年は、6年間の月日を経て大人になった。薬物も売った、他人も殺した。仲間も、上の命令なら躊躇いなく殺した。

仕事としてやってきたこと、そして人間を殺すことに罪悪感などなかった。一にとって自分が行ったことで振りまかれる不幸は、自分と皐が幸せになるための、代価でしかなかったのだから。

だがそんな冷徹になっても、妹の元へは通い続けた。不定期ではあったものの、仕事が終われば食事や睡眠よりもまず妹に会いに行っていた。

ある日一は仕事終わりに妹の好きなアイスを買って、目をつぶってもわかる道を歩いた。

目をつぶってもわかる階層。目をつぶってもわかる部屋の位置。

そこに、皐はいる。

「起きてる皐?いやぁ聞いてくれよぉ、今日は仕事先でびっくりしちゃってさぁ!それでなんでびっくりしったって....」
「あはは、それはどういうことなのお兄ちゃん!あはは!」

仕事の話はできないから、作り話をして皐を笑わせる。それが今の、一の生きがいだった。



 次の仕事の時間となり、病院を離れ部下との合流地点に向かっていた。一はその実力からマフィアの幹部までになっていた。

合流地点に着いたとき、目に映ったのは赤の中に黒が浮かぶ水玉模様だった。よく見ると、その黒い水玉は自分の部下だった。

その模様に、異物が一人。まるでその異物が地面にこの模様を描いたように、男が一人。

こんな光景を見ても、一は冷静だった。なぜなら彼もこの模様を描いたことがあるからだ。

だが次にその異物が発した音で、一は理性を失った。

「お前の次はお前の妹を殺す」

一は動いた。銃を抜いた?ナイフを取った?拳を構えた?その一瞬。

一は「透明な空間」を広げていた。

それに少し遅れて口から異様な色の液体を吐き出す。

困惑した一に、目の前の異物は

「おぉ、感染者か。それなら話は別だが、っておぃ...

その言葉は一には届かず、倒れ伏してしまう。体は痺れ、動かない。感じたことのない症状が襲う。

気がつくと見知らぬ天井、自分が横になっていることを認識するのに少しかかった。

その一瞬を横に居る異物が掠め取る。

「おぉ、気づいたか!いやぁよかった。せっかくの機会がなくなると思ったよ」

そんな突拍子もないことを言われ、一はほんの一瞬困惑したがすぐに戦える様臨戦態勢を取る。

しかし目の前の男から思いもよらない名前が顔を出し、取った態勢はすぐに崩れた。

「簡跋 皐さん、いい名前だね?」

最悪の想定が頭をよぎる。

繰り返したくない過去が脳を占領する。

過去に自分が瀕死になっても、出なかった量の汗が一の顔を伝う。

「あぁ、そんな焦らないでほしい。別に殺そうってわけじゃない。ただ君がここで暴れれば、その保証はできない。」

自分の命よりも大事な命が握られているのを理解し、一は体はベッドに預け、頭は今までになく張り詰めた。

男はその動きを見て、話し出す。

「こちらは君と、取引がしたい。」
「...なにが欲しい?ボスの居場所か?俺の命か?皐に手を出せば...」
「いやいや、そんなのじゃないさ。こちらがほしいのは君という戦力だ。」
「なに...?」

するとその男は懐からゆっくりとある紙を出す。それは一枚の写真。そこには

皐と同じぐらいの女性が映っていた。

「この子は、私の妹でね。私も君と同じ一人の兄だ。」
「はっ!おかしいな?兄とは思えない言葉を俺はお前から聞いたぞ?」
「仕方がないだろう。自分の家族のためなら、他人の家族なぞ二の次だ。そうじゃないのかな?君も」
「・・・・・」

一は黙る。それは今まで自分が行ってきたことを言い当てるに、これ以上無い言葉だったからだ。
男は続ける。

「この通り、私にも妹がいる。個人的にも君の妹を殺したくはない。それを踏まえてもう一度、我々は君という戦力がほしい。」
「代価は?」
「皐さんを完治するのに必要な金額の負担。そしてそのアフターケア。」
「な?!わかっているのか?今の金額は...」
「あぁこちらも調べがついている。君が6年間マフィアで働いても集まらず、そしてまだ半分も溜まっていないということを」
「ならどうするつもりだ?そちらも俺が妹の命を、そう安安とBETするだなんて思っていないだろう?」
「あぁ、分かっている。だから既に払っておいた。」
「....は?」

男から自分の携帯を渡される。部下の血が着いた携帯だったが、一にはそれに意識を割くほどの余裕はなかった。
すぐに皐がいる病院に確認を取る。すると

「一さんですか?先程匿名で高額の寄付金が皐さん宛に送られてきまして!異例だったものですから今確認しようと思ったんですけど、ちょうど連絡されたので...」

そういった内容が携帯越しに一に渡る。頭が真っ白になる。皐がやっと回復に向かえることを喜べばいいのか、それとももうこの男の要求を飲むしか無いことを警戒するべきか。

一は喜びと、危機感を保って確認する。

「そ、その寄付金の総額は皐を治すのに足りますか?」
「えぇ!十分ですよ!むしろ少し多いくらいです!その確認もあったので一応聞きますが、皐さん、治しますか?」

その言葉を一は6年間、この瞬間のためにがんばってきた。今この瞬間、この場に居る一人の兄が救われた。今までの不幸の見返りが、やっと渡ってきた。

一の返答に、躊躇いはなかった。

「はい。よろしく、お願いします。」

その言葉を聞いたもう一人の兄は、待っていたと言わんばかりに口を開く。

「交渉成立だな。私の名は霧谷雄吾。これから君は私の部下になってもらう。」



 あの取引から3年、皐は順調に回復に向かっている。俺はUGNエージェントとして働いているが、前の職場より随分マシな職場だ。
仲間は殺さないし、主な業務内容は殺しよりも調査が多いからか、少し気が楽だ。
あれからあの霧谷雄吾と交流を深める機会がうんざりするほどあったが、あいつも妹に愛情を注いでいるようだった。
そこから親交を深め、今では兄弟のように接している。あいつは仕事の先輩としてもそうだが、一人の兄としても頼りになるやつだ。

 俺は過去に自身の幸せのために多くの代価を支払ってきた。
今にして思えば本当に今の俺の幸せの代価として、これまで俺に来た不幸で釣り合いが取れているのか、謎に思う。
結局この世界は誰かが幸せになるためには、誰かを不幸にしないといけない。だが代価を支払うのに"過払い"がなかったと本当に言えるのか?皐を襲ったあの不幸の様に。
 俺はこの目で不幸な者を見てきた。この手で幸福な者を不幸にしてきた。罪悪感はないが正直この幸福の代価として見合っていないと、思っている。

 だから俺が、その幸せの量を裁定し、バランスを取る「汚辱」となろう。もう2度と俺の目に映るところで、俺らのような幸せのために必要以上の不幸になることを、俺は許しはしない。

自分用要約性格:

・結構飄々としているが、苦手な上官の前だと従順。仲の良い上官の前だとちょっと感情は出る。

・お兄ちゃんレベルが高いので身内がなにかやったらママになる。ママ=世話をやく。お母さんっぽいことをする。

・笑顔もできるし、兄なので子供も庇うが、仕事には冷徹に向き合う。仲間も子供も殺す。

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