容姿・経歴・その他メモ

「よく間違われるので先に言っておきますが……私は｜剣士《ソードマン》ではなく｜暗殺者《ヒットマン》ですのでそこんところ間違えないようよろしくです」

概要

対オーヴァードを専門とする仮面の暗殺者。
表向きは一般のイリーガルとして真面目に通常任務を遂行しているがひとたび暗殺指令が下れば殺意の刃とともにターゲットが女子供だろうと容赦なく斬り捨てる慈悲なき始末人としての顔を見せる。
主にUGN中枢評議会のアッシュ・レドリック当人およびその下部組織からの指令で動くことが殆どであり悪名高い彼等の下で働く彼女に悪印象を抱く者は多く、彼女自身それを否定することはない。
ただ彼女が血も涙もない殺戮者かといえば彼女個人を知る者は口を揃えて否定するだろう。
知人ら曰く「仕事となると容赦はないが割と人付き合いはいい」「悪人斬りまくってるけど悪人ではない」「オモシレー女」とのこと

能力

サラマンダーシンドロームが得意とする熱エネルギー操作による発火能力と本人の剣術を掛け合わせた特殊な抜刀術を得意としている。
武器にレネゲイドを纏わせるというスタイル自体は良く言えばシンプル、悪くいえばありきたりなのだが異常なのはその射程距離。
標的を視界内にさえ捕捉出来ていれば2キロ先だろうと斬撃を飛ばし当てることが出来てしまうというデタラメっぷりである。
この魔技を可能としてるのが眼と出力の二点。
元から彼女に備わっていた熱を眼で知覚できる能力を鍛えに鍛えたうえで特注の専用ガジェットである仮面(本人デザイン)により知覚範囲を極限まで広げているのがひとつ、もうひとつの要素が"とある経緯"から本来であれば熱と冷気ふたつのエネルギー操作を得意とするサラマンダー能力が彼女の場合高熱操作および発火能力に特化した極端な能力となっておりそのデタラメな出力によって攻撃射程を限界まで引き伸ばしているという……



ぶっちゃけた話だが抜刀術のガワを被ったRCによる超長距離収束プラズマカッターである。
自覚はあるので突っ込むとちょっと気にする。

来歴

元々はUGNのスポンサーだった財閥の令嬢だったがFHによる大規模テロによって自身を除いた身内が全員死亡、その所業に対する怒りによってオーヴァードとして目醒める。
その後家族の仇は自分で取るとUGNに所属せず独自にFHとの戦いに挑んでいたがとあるFHエージェントとの交戦の末、敗北。
捕らえられたのちモルモットとして苛烈な実験を受け続けた末に元から備わっていた冷却機能と記憶、感情の大半を犠牲にあらゆるレネゲイドウィルスを焼き尽くす対抗種への覚醒を果たす。
そのまま自身を捕らえていたFHセルを焼却、セルの調査に来ていたレドリック派閥のエージェントに回収される。
回収後は実験の後遺症から半廃人と化していたがその特異な能力に価値を見出したアッシュの指示によって精神操作などの教育を施された結果現在の人格を形成することとなった。
彼女は今の自身を鞘に収まった剣として見立てている。怒りと殺意以外の殆どを失い伽藍堂となった己を彼等は都合のいい刃となるよう作り替えた。
それ自体は別にいい、むしろ燃え滓だった己に価値を見出しここまで御膳立てしてくれたことに感謝したいくらいだ。
だが…………鞘に収まったままでは刃の真価が発揮出来ないだろう？
彼女は待ち続ける、いつか本当の意味で己が解放されることを

｜輝剣《ワタシ》は｜鞘《そくばく》の中で胎動を続ける。

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