容姿・経歴・その他メモ

・花の匂いのする少女。　UGNチルドレンとして一部隊の長を務めていた経歴や指揮能力を評価され、弱冠15歳の時にS市支部の支部長に抜擢される。　人懐っこい性格で明朗快活、初対面の相手にも距離感近く接している。自分をお節介と称し、相手の都合、主だって人間関係の悩みや問題に関わることが多い。　普段身につけているノースリーブシャツに黒のミニスカートは曰く、チルドレン時代の束縛からの反動だという。

・支部長としてのスタンスは、個人のやりたいことを重視し、UGNとしての活動の仕方に干渉をしないというもの。　これは、それぞれが街を守ることができる能力と人柄を持っているという信頼、UGNだからといって戦いに身を徹さなければいけないという考えへの反抗心から来ている。　彼女自身、この考えが支部長としてあるまじきものであることは理解しているが、UGNをただの街の防衛装置とし、支部員をその部品のように扱うことを彼女の信念が許容できない為、このスタンスを支部長である限り貫いていくことを決めている。　

・コードネームの人喰花は、チルドレン時代の彼女を指す、敵も仲間も犠牲にしながら作戦を完遂する指揮官としての悪名。当時の彼女は、自分たちチルドレンは自分たちを犠牲にしてでも人々の日常を守らなければならないという考えを抱えていて、必要であれば仲間を犠牲にすることが当然のことであると信じていた。
　ハルモニアとの戦いの中で、犠牲を出さずに自分たちを圧倒する戦闘指揮を体験したことで、彼女の持っていたこの考えは改められる。この戦いから、敵であるハルモニアに倣い、自分自身の能力の向上と研究に邁進し、味方の犠牲を出さない彼女なりの指揮を確立させる。それが、UGN上層部から認められ、現在に至る。
　この経験から彼女の中でのFH観は、ただの倒すべき敵から、独自の信念を持ち、それがUGNと相いれない人間というものへと変化している。戦わなければいけないかもしれないが、決して戦うことしかできない訳ではない。オーヴァードと人間同様、FHとUGNも打算無しで手を取り合える未来を彼女は望んでいる。

・ソラリス能力の中でも、フェロモンと称される物質の生成を得意としている。現存する動植物のフェロモンを参考として、味方の士気や能力の向上に活用している。　加えて、彼女は他者の心を感知する能力に長けている。この能力を彼女は、日常において支部員の悩みに寄り添うこと、戦闘において感情の起伏を促進または鎮静させ、より高い能力を引き出すこと、に用いている。
　彼女は自分の能力を使い過ぎることは自分にも相手にも悪い結果を及ぼすと考えている為、普段は抑えている。ただし、強い悩みに感応したり、無意識に花の匂いが身体から発せられていたりと、完璧とは言い難い。

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