簡潔に言えば自分より8つ年上の姉である舞を救い出すためである。
遺産に適合できず背中に大きな消えない傷を負い、父からの期待も失われてつらい思いをしている姉を見て、「自身がオーヴァードで適合できれば姉がこれ以上遺産に苦しめられないのではないか？」と幼いながらに思い、幼少期からオーヴァードについて研究を始め、6歳になった頃に知らぬうちに覚醒した。遺産にもすんなり適合することに成功する。
しかしながら、自分が思い描いていた姉の様子とは異なり、姉は繁の事を避けはじめ、結果10数年はほとんど会話をすることはなかった。現在は多少和解しており、普通に仲の良い姉弟である。尚、姉の事は昔から好きである。

宗田家に継承されている必中の弓2本にはそれぞれ名前が存在する。
一つは【グァルネリウス】、もう一つは【ストラディヴァリウス】である。その名前から予想できる通りこの二つは普段はヴァイオリンに擬態しており、継承者の声で本来の武器へと変化する。本来の武器は猟銃のような見た目をしている。
繁はその内の【ストラディヴァリウス】と契約しており武器への変化には彼自身の歌声が鍵となっている。その特殊性からか、1年前に遺産と繁自身が狙われることがあったが無事に戻ってきている。
遺産が普段ヴァイオリンの形状をしている為、カモフラージュとしてヴァイオリンの演奏の技能もあるが、本人の趣味もあって気分転換によく弾き語りをしている。
余談だが、ヴァイオリンを弾きながら歌うのは至難の業である為、楽器と歌唱どちらの技能にもかなりの熟練度があると思われる。

繁には幼い頃からの相棒がいる。写楽和十（現在：宗田和十）という繁より2歳年下の女性だ。
彼女はかつてFHの実験施設にいた非オーヴァードの子供で繁の父達によって救い出され、繁はそんな彼女の世話を父親から任されるところから関係が始まる。昔こそは臆病でよく繁の後ろに隠れるような子供だったが、まだ純粋だった幼い頃の繁とかかわることで、今では探求心強めの好奇心旺盛な活発な女性に成長した。よく彼女の好きなフィールドワークや実験などに付き合わせられつつも自分と対等に話してくれる理解者として信頼していた。
しかし1年前、繁の遺産がFHに狙われた際、人質として和十が誘拐され目の前で殺害されている。奇跡的にも彼女は死を起点としてオーヴァードとして生きて戻るのだが、繁自身未だに彼女を完全にこちら側に巻き込んでしまったことを悔やんでいる。
それ以来、和十の事をより一層守りたい気持ちが芽生え、現在は婚姻を結ぶまでに至る。ちなみに籍しか入れていないため式はしていない。
余談だが、繁は和十の事を「自分の事を僕という、興味があったら猪突猛進する変わった相棒」と評価しており、余程の物好きでもなければ彼女に惚れたりしないだろうと思っている………いやいやその物好きいるんだよ…。

一人称

俺

二人称

あんた、お前

三人称

年下・同じ年→○○、年上→○○さん

性格

真面目だが天邪鬼な所もある。傍から見れば厳しそうな人だがツンデレに近い性格

部下思いで優しい一面も。

好きなもの・人

和十、家族（広義）、甘いもの（特にパンケーキ）、推理小説

苦手なもの・人

自分を不自由にしようとする人

「悪いが余計な時間を割くつもりはない」等堅い喋り、父親の影響での口調だがこれで威圧感を与えているのかもしれないと内心申し訳なさはある。

趣味はヴァイオリン演奏とカフェで甘味巡り、休みの日にこっそりパンケーキの美味しい店探しで一人で出かけている、たまに相棒がしれっとついてきてたりすることもある。。