とある学園に通う平凡で一般的な高校生。
平凡で一般的じゃないのは両親がいないことくらい。
お金を稼ぐため、朝には新聞配達、夜には様々なバイトを掛け持ちしている。

人当たりがよく、友人の数もそれなり。
だが、あまり目立つのが好きじゃなく、自分が流れの中心人物になることを避けがちな傾向にある。

友人たちと学園での日常をぼんやりと過ごす彼は、偶に思うのであった。

「このままの自分でいいのだろうか」と
「何かを為さなくていいのか」と。


一人称は「俺」

様々な事件を得て、彼は自らを至って"健全な一般的な高校生"とは、
自称できない面持ちになってきた。

今日も巻き込まれ、あちらこちらをえっちらおっちらと駆け回る日々。
いつか来るであろう"継ぐ"為の修行や学習の、忙しない日々が続いているだろう。

友人たちとの学園生活をぼんやりと過ごしていた頃が懐かしく思える時がある。
あの頃は平和だった。痛い思いも、挫けそうになった思いも、失敗したこともなかったのだから。

だが、決して悪くない。

彼の中で芽生えたのは、今の忙しなく慌ただしい日々に感謝し、面白いと思える感情だった。

獣が変わるきっかけになるには、まだ遠いかもしれない。
人と獣の"橋渡し"には、まだ荷が重いかもしれない。

でも、そんな姿をなんだかんだ支えてくれる身近の獣たちに、彼は感謝し、応えていきたいと思っている。

……いや、支えてくれるというのは、また違うかもしれない。
獣たちにとっては、彼が右往左往する様、それを見つめることも戯れの一種なのかもしれないから。



彼と獣たちが描く戯画がどのようなものになるのかは、まだ誰にもわからない。
何故ならまだまだ、"戯れ"足り無いのだから。


…余談だが、使い手の心の力で威力を増すと言われる彼の大剣は、また一段と破壊力を増しているらしい。

時は此のごろ　如何お過ごし
暮らし徒然　欠伸が出るなら

ヒトもケモノも　お耳を拝借
いざや令和の小話　始まりまする

影に小道に　畜生外道　蠢けば
ひとつ　小粋に　手拍子頂戴

舞えや歌えや　踊れや騒げ
鳴けば大蝦蟇　飾れば孔雀　猛る姿は虎のよう！

ここは　大江戸　
大江戸　狂騒　超獣博覧会！


DX3キュマイラ特化型キャンペーン
「大江戸超獣戯画！」

さぁさ 祭りじゃ！

HO1　キュマイラ不可。また、トライブリード不可。キミは「ニンゲン」だ。
ワークス/　カヴァー：　学生/　学生

〈！〉キミは人間だ。オーヴァードとしてまだ覚醒していない。
〈！〉ライフパス：覚醒は空欄のままで構わない。

いつも通りの日常、いつも通りの帰り道。
昔っから、動物に「異常なほど好かれる」体質であることを除けば、キミは何の変哲もない学生だ。しかし、それはこの日――六掾と名乗る老人と、暴走するトラックに出会ったことで――変わってしまった。

・シナリオロイス：羽富 亜美（ハトミ アミ）