UGNと協力関係にある葬儀屋。
レネゲイド事件に巻き込まれてしまった一般人はもちろん、殉職したオーヴァードの葬儀も承る。
元医者であり、医療の心得がある。かつて趣味であった登山中の事故により友人を失い、顔には大きな傷を負った。それを機に葬儀屋へと転向したという異色の経歴を持つ。
「葬儀屋とは死者の為にあるわけではない、残された者の為にあるものだ」という考えのもと、自分の仕事には誇りを持っている。
とある名家の生まれだが、ほとんど勘当状態。歳の離れた弟がいる。

軽薄そうな男性……のように振る舞うが、女性である。
自分は自分、他人は他人とはっきり区別しており、違う考えに対してはかなり寛容。自分はこう思うけど、そっちはそうとは限らないよね、だって生まれも育ちも考え方も違うしさ。というスタンス。
死者に対しては、人の思い出でしか生きられないモノという認識。死してなお、物理的に干渉して来るのなら、それは死者ではなく生きているモノか、死にきれなかった（つまりは死んでいない）モノと考えている。
葬儀屋の仕事のときには、普段の軽薄さはどこへやら、遺された人に寄り添う姿勢を見せる。夜凪にとって葬儀とは、死者を慰めるものではなく、遺された生者を慰めるためのものだからである。
一人称は「自分」。常に男性用の喪服を着用している。
その体格と格好、話しぶりから男性と間違われがちだが気にしていない。むしろ「どっちに見える？」と聞くタイプ。
顔の右半分は伸ばした髪で隠しているが、大きな傷跡がある。

戦闘では自身の血で大きな鎌を作り出し、大きく薙ぐことで血の刃を飛ばして攻撃する。
その戦闘スタイルの関係上、常に流血しながら戦うことになるが、攻撃直前に肉体の再生を行うことで消費を抑えている。

蝶の牢檻。
ルビは「肉体とは魂の牢獄であり、罪ある肉体（ソーマ）の牢獄（セーマ）からの解放」こそが救済とする思想から。
解放される魂（プシュケー）は蝶と例えられるが、「解放」による「救済」を望まず、生にしがみつく夜凪の生き様を例えたコードネームである。

誕生日：3/12
誕生花：シダレヤナギ
カラーコード：#74325C