体中に見られる生々しい傷跡と金の髪に橙と翡翠のオッドアイが特徴の男性。

能力の関係上直ぐに血液を出す必要があるため肌の露出が多いラフな服(特にパーカーがついた物)を好んで着ており、毎回戦闘になると自分や敵の血で服（特にパーカー部分）が赤く染まっていることから赤頭巾と掛けて赫頭巾と呼ばれるようになった。

明朗快活だが、短気でガサツ何処か物事を斜めに見がちとどこかひねくれた子供のような印象を与える。

任務においては、過去の出来事から自分が幸せになって欲しいと思った"善人"をできる限り助けられるように動き、逆に"悪人"と思った相手に対しては救う意志が薄弱で何処か扱いも雑に成りがちになる。

過去にFHによって拉致されレネゲイドの一部能力を特化させる実験に実験体として無理矢理参加させられており、その時に命がけでUGNのとある支部に救出される。

以降はUGNイリーガルとして事件解決に何件か協力した後に自分を救ってくれた恩人のような善人が報われて欲しいと思い今まで以上に事件に関わりたいとUGNに正式に所属。エージェントとして活動するようになる。

幼少期、父親が自身と母を置いて蒸発しその際に精神を病んだ母に虐待を受けるなど恵まれない環境で育つ。

結果当然の如く荒れてしまい、中学高校時代は反グレ集団とつるみ喧嘩に明け暮れる生活を送っていた。

転機が訪れたのは当時18才の頃で仲間と路地裏にたむろしていた所をFHエージェントに非オーヴァードの実験体として拉致され、aトランスを無理矢理投与されてオーヴァードに覚醒する。

覚醒の際に破壊衝動に苛まれ一瞬意識を飛ばしてしまい目を覚ますと自分と同じように覚醒させられたと思われる仲間達の亡骸が転がっており、自分の手は血で穢れていた。

その光景に呆然としていたところを拘束され、その無意識下で発揮していた高い戦闘センスやオーヴァードとしての伸びしろの高さを見込まれ都合が良い戦闘兵器として運用するべくエフェクト効果の強化や肉体改造による感覚の強化を施される。

しかし、その処置が間もなく完了し兵器としてどこかのFHセルに首輪付きで派遣されそうだったところUGNによる実験施設への襲撃に遭い結果施設は壊滅。

自身もUGNによって拘束され保護されることとなる。

その後、自身を保護した恩人へ恩を返すためにUGNイリーガルとして活動を開始し、幾度かの事件を通じて多くの人間がレネゲイドの事件に遭い不幸になっていることを知る。

そしてこのまま中途半端な立場で肝心なときに手を出せない状況に居たくないと決起しUGNエージェントとして事件の最前線で自分のような被害者を出さないよう活動を始めた。

幼少期の家庭環境や意識が無かったとは言え仲間を殺めてしまった事から自分自身を本当に無価値でどうしようもない人間だと思っており、攻撃の際に致死量の血が流れようと手を止めない、限界ギリギリまで生命治癒のために血を流すなど誰かのために死のうという前向きな自殺衝動として現れている。

無価値であると思うが故に自分の選択の指標を他人に委ねがちであり切羽詰まると正しいか否か、救える数はいかほどかと視野が狭くなりがちとなる。

しかし、最近になって守るべきものがハッキリしてきた影響か死んででもという行きすぎた自己犠牲は収まってきている様である。

◇与太スパーリング　「A slight sleep」

とあるチルドレン施設からFHの手引きで自由を求めたチルドレン達が脱走した。

それを連れ戻す、または最悪強硬手段も辞さないという名目で招集を受ける。

子供を相手に最悪実力行使をしなければならない状況に苦悩しながらももしそうなれば自分が泥を被ろうと心に決め任務に挑むが案の定発見した子供達との交渉は難航。このままでは自分たちに危害を加えかねない状態に陥り躊躇いながらも銃を引こうとした。

だが、そこで同じ任務に居合わせた夏樹 空と思兼 こゝろという少女の活躍によって無事保護に成功する。

しかし、帰還する直前にFHエージェントと戦闘が勃発。

あわや子供達が全滅する危険の中再び、二人の少女達によって危機を脱する。


様々な任務に参加しながらもナニカを取りこぼしてきた青年にとって久々の皆が笑っている結末(ハッピーエンド)。

そして、帰投するまでの仲間達とのやりとりに何処か懐かしさと嬉しさを噛みしめながら機会があればまた逢いたいと想うのであった。


◇シナリオ「FIREWORKS/FIREWARS」

突如都内で発生した連続放火事件。

その調査をすべく呼び出された朝比奈は同じく招集された南原 錨と外部協力者である鈴懸 小夏と共に解決へ挑んだ。


しかし、どんなイカれた奴が犯人なのだと調査してみれば判明したのは悪人を許せない自分と似た思いを持つ少女と娘のために狂ってしまった父親。

だが、例えどんな理由があろうとも"善人"が悪の道へと堕ちることは見逃せず少女には説得を父親には放ち合いのドンパチを制し今回も誰も死なせずに事件解決に成功する。

そこで後日、鈴懸 小夏よりお礼と称してとある写真を渡されるが……


その内容に思わず驚きながらも…そこに写る少女の笑顔に思わず見とれながら自然と写真を懐にしまっていた。
コレを持っていたら"自分でもあの子達のように皆を救えるのではないかと"…そんな浅ましい思いを秘めて。


◇シナリオ「ロードショー」

急遽招集された大規模作戦。

下手をすれば町中のジャームが北海道中にばらまかれるという悪夢のような状況にお守り代わりに前回貰った写真を胸ポケットに入れて任務に挑んだ。

しかし、突然のハプニングにより自分を含め参加していた仲間全員が高濃度のレネゲイドウイルスが渦巻く街中に閉じ込められてしまう。

このままではあわや全滅という危機に過去の覚醒直後自分以外のオーヴァードと殺し合いをしたというトラウマから取り乱してしまうが、居合わせた先輩エージェントの水野 啓介の助言と和泉 玲の年不相応の覚悟、早樹 卓海の励ましにより何とか冷静さを取り戻す。

そして、無事に仲間達と協力しながら次々と立ちはだかる障壁を突破して無事任務達成と生還を果たすのであった。