もちろん、受け入れてくれるよね？(湿度)みたいなイメージ。
「過去に戻りたい」という命題に対して、じゃあ「今の俺」のことはどうでもいいってコト！？って言いたいというのがコンセプト。

一人称：俺
呼び方：(親しい友人に)下の名前呼び捨て
性格：身内に対してはいつもニコニコ、外の人間には冷徹・攻撃的。
好きなもの：時雨、茉白、「AIM」のメンバー
苦手なもの：過去を振り返ること
将来の夢：夢を見る資格なんてない

キャラコンセプト……身内にだけ優しい殺人鬼

コードネーム由来：北欧神話に登場する狼から。
月を追う狼。月食(つまり天災)を引き起こすものと言われている。
力を追い求める姿と、その先にあるものを重ねて付けられた。

遺産の代償：増長をそそのかす内なる声

「十分に力を持っている」「その力ですべてを壊せる」みたいなことを言われる。
まだその時ではない。

1話時点キャラシート

方向性

どこにでもいる取り立てて特徴のない平凡な小学生男子。
どちらかというとナヨっとした性格。喧嘩とかがあったら人と人の間を取り持とうとしがち。

設定

子どもがなかなかできなかった戸鎖夫婦がやっと授かった子どもが、亜光だった。
両親は子どもを大切に育てながらも、時には厳しく教育し、健やかに育ててきた。

亜光は、そんな環境に満足しているが、同時に少しばかりの退屈を抱いている少年だ。
幼馴染の時雨、茉白、青葉との日常は当然好きだが、もう少し刺激がほしいのも本音で、中学校入学で新たな環境に身を投じることを楽しみにしていた。

運動能力も学力も平均ちょっと下か上か、くらい。
小学校高学年のときに、茉白の影響を受けて剣道を始める。
そもそもの身体能力は平均的であるため、やっと形になってきたかな……？くらいの実力。

RPメモ

一人称：俺
呼び方：(親しい友人に)下の名前呼び捨て
性格：自己主張控えめ、困ると苦笑いする癖がある。
好きなもの：少年漫画
苦手なもの：何もしていない時間
将来の夢：思いつかない、まだ決まってない

パーソナルデータ：小学生男子の平均身長・体重参照。血液型と星座は日本人で一番多いやつ。

やりたいことメモ

・1話
怖いことに巻き込まれたことに、嫌がる、怖がる、逃げようとする、などのリアクションを取りたい。

・2話以降
バッチリ覚悟決まりまくり人間になりたい。(展開によるが、人を殺すことに躊躇いがなくなるくらいまで道を踏み外せると、変化が大きくて楽しそうだな……と思っています)

・成長方向性
侵蝕率効率をよくする、火力がでるようにする(単体火力寄りのイメージ)。

プレイ人数：3人
PCの初期消費経験点：4点
プレイ時間：各話5時間前後
情報技能：〈情報：FH〉、〈知識：レネゲイド〉

●使用ルール
　本キャンペーンではDロイス(『上級』P.23)、Eロイス(『LM』P.122)、FHPC作成(『PE』P.30)のルールを使用しているためそれらを所持した状態でのプレイを推奨する。
また2話でFS判定(『IC』P.20)も使用しているがDLCにてFS判定を使用しない簡易版のデータも配布している。

■キャラクター作成
　このキャンペーンは各話で得た経験点を元に成長する前提で作成されているためフルスクラッチ以外は想定していない。
またPCはオーヴァードとしての才能がないためDロイスや強力なエフェクトは2話以降の取得を推奨する。

昨日と同じ今日 今日と同じ明日
そんな日常を歩めるのは一握りの力ある者
そう 世界は初めから狂っている
いくら望もうと全ては奪い取られ
後に残るのは嘆きのみ

ここは灰色の玩具箱 鍵はその手に託された
お前達に"欲望"があるのなら
己の力で掴み取ってみせろ

ダブルクロス The 3rd Edition
キャンペーンシナリオ
『Outside AIM』

ダブルクロス──
それは、裏切りを意味する言葉。

ワークス/カヴァー：小学生/小学生
　ある春の日。キミは櫻井青葉とPC②、PC③と共に春休みを満喫していた。
これから始まる生活にああでもないこうでもないと夢を描き、友達や家族に囲まれて笑い合う。
ちょっぴり退屈を感じてはいるけれど、こんな日常がずっと続くと…そう思っていた。

●PC達について
　PC達は意識を取り戻した時点でオーヴァードとして覚醒しており、覚醒は「感染」固定となる。
ただしPC達にその覚えは一切なく、オーヴァードとしての才能もない。
またPC①.②の家族は入学式に来ており全員死亡することになる。そしてPC③の家族はその場に居ないため死んでいない。

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
だが、世界は知らぬ内に変貌していた。
たどり着くはずだった未来は血に染まり、
その手からは希望がこぼれ落ちる。

ここは灰色の玩具箱。蓋を開けるかはキミ次第。
そして桜は散り、春風は日常の終わりを告げる。

ダブルクロス The 3rd Edition
『Outside April』
ダブルクロス──
それは、裏切りを意味する言葉。

PC①ハンドアウト
ロイス：ワンダーマム　推奨感情：好奇心/恐怖
　入学式の朝、忘れ物をしたキミは1人来た道を戻る途中で"ワンダーマム"と名乗る女性に声をかけられる。
彼女は「刺激を求めていないなら入学式には行かないほうがいい」と言い残し姿を消す。
キミは入学式に現れたバケモノを見てその言葉の真の意味を知った。

1話時系列

・入学式に行く途中、ワンダーマムという女に忠告を受ける。
・ワンダーマムは入学式を襲い、その場の人間を殺戮した。
・その際、時雨をかばって青葉がワンダーマムの手先に殺される。
・アズールと呼ばれる女がワンダーマムを牽制、マンダーマムらは撤退していった。
・アズールは、生き残っていた亜光、時雨、茉白を拳銃で撃ち、連れ帰った。
・アズールがセルリーダーを務めるFHセル『エイム』に3人は強制的に加入させられる。
・目覚めた当日、説明もそこそこに能力の手ほどきをヤマトナデシコとヴェノメノンに受ける。
・翌日、陽動部隊として作戦に即時投入される。UGNエージェントの3人を撃破した。
・亜光が1人殺して、あとの2人は茉白が殺した。
・一人取りこぼした罰として、食事抜きとされる。
・ヴェノメノン、ヤマトナデシコを含めた5人で、こっそり倉庫に忍び込み食料を調達する。
・その際、倉庫の中に隠し通路を見つけた。
・隠し通路の先にモニター室を発見する。
・モニター室で、亜光、時雨、茉白は、『蒼穹の種』を埋め込まれ覚醒したことを知る。
・入学式の惨劇に居合わせた人間は皆死んだらしい。
・アズールにモニター室に入ったことがバレる。攻撃を当てれば情報を教えると言われる。
・時雨が攻撃に成功し、『蒼穹の種』の情報を教えてもらった。
・『蒼穹の種』は3人の心臓に埋め込まれた、賢者の石の変種であり、子どもにしか適合しないものだった。
・翌日、アズールに連れられ、中学へ向かう。中学は、つい3日ほど前に起きた惨劇を悼むため、多くの献花がされていた。
・そこに、FHセル・キンダーガーデンの襲撃が来る。
・アズールはワンダーマムと戦闘
・亜光、時雨、茉白は、ヤマトナデシコ、ヴェノメノンとともにルナ&ソルと相対する。
・なんとか勝利するも、この戦闘でヴェノメノンの身体は限界を迎え、亡くなった。
・彼女の未練は、みなの成長した姿を見れないことだと言っていた。
・ヴェノメノンの遺したものを受け取り、FHセル「ＡＩＭ」の一員として、亜光、時雨、茉白は改めて進み始める。

1話亜光の感情覚書

・入学式で起きた惨劇からこっち、ずっと現実感がないような、実感がわかないままでいる。
・UGNエージェントを殺してしまったのは、勢いだった。罪悪感よりも、自分を正当化するような気持ちが大きい。
・あれは仕方のないことだった。茉白もそう言ってくれているのだから、そうに違いないと思い込みたい。
・時雨に対して、変わってしまったのは自分なのに、置いていかないでほしいと縋っている。
・人を殺すような真似をもう時雨の前ではしないから、傍にいて♡
・心のどこかで自分は悪いことをしていて、FHも良くない場所だということを理解している。一方で、もう悪いことに手を染めてしまったのだから、という点でこの状況を受容し始めている。
・FHが欲望に忠実でいて、それが悪いというなら、UGNが何かを守ることで、善いものとされるなら。
・時雨くんを守ること(身体的にというよりも、手を汚させないとかそういう意味で)で、許されたい。
(後半)
・自分や時雨、茉白に何が起きているのか、それを全部知りたいと思う。
・強くなければ、何も手に入らないのだということも理解した。
・入学式で起きた悲劇のように、すべてを失うのは嫌。そのためには強くなることが必要だと決意。
・FHセル「AIM」の一員として力を求めることに決めた。
・ヴェノメノンに託された想いに応えるためにも、誰にも殺されない強さが欲しい。
・「AIM」のメンバーが傷つけられないために、時雨と茉白を守るために、自分が殺されないために、生きていく。

ロイス
1, 両親　　○P:信頼/N:食傷
2, 石動 時雨　　○P:友情/N:不安
3, 灯籠 茉白　　○P:連帯感/N:敵愾心
4, ワンダーマム　　P:好奇心/○N:恐怖
5, ヤマトナデシコ　　○P:尽力/N:嫉妬
6, ヴェノメノン　　○P:感服/N:隔意
7, アズール　　P:憧憬/○N:恐怖

基本1,2、上級、EA、PE、LM、IC、HR、RW、BC、CE、IA(UA以外)
DロイスOK、ワークスFHチルドレンに変更、リビルド可。

シナリオ開始時期は雪のちらつく2月頃を想定している。1話から2年と10ヶ月が経過しているためPC達の年齢は以下のようになる。
・PC①、PC②
　14～15歳。誕生月によって異なる。
・PC③
　15～16歳。誕生月によって異なる。

昨日と同じ今日 今日と同じ明日
このままの日々が いつまで続くのだろう
だが世界はその問いに答えはしない
誰もが無垢なる夢の結末を求め
その足はやがて未来を踏みにじる

ここは灰色の玩具箱
蓋が開くかはキミ次第
そして木枯らしは止み
粉雪は日常に降り積もる

ダブルクロス The 3rd Edition
『Outside Innocent』
ダブルクロス──
それは、裏切りを意味する言葉

共通ハンドアウト
　FHチルドレンとなって2年と10ヶ月が過ぎた頃。アズールから与えられた任務はFHエージェント"ティエラアリア"の捕縛だった。
キミ達は対象の持つキンダーガーデンの情報を得るため峰同市へ向かった。

PC①ハンドアウト
ワークス/カヴァー：FHチルドレン/指定なし
ロイス：ルナスケルツォ　推奨感情：好奇心/任意
　"ティエラアリア"を追い峰同市へ潜入したキミは忘れもしない"ルナスケルツォ"と出会う。
彼は悲哀を隠しもせずキンダーガーデンから離脱するための助力をキミに依頼する。
手を貸す理由はないが、見返りとして提示された蒼穹の種の情報は無視できなかった。

ロイス
1, D:遺産継承者　聖者の遺骨
2, (RE)石動 時雨　　○P:友情/N:偏愛
3, (RE)灯籠 茉白　　○P:信頼/N:偏愛
4, S:ルナスケルツォ　　P:好奇心/○N:猜疑心
5, ヤマトナデシコ　　○P:連帯感/N:偏愛
6, 櫻井青葉　　○P:懐旧/N:憐憫
7, ワンダーマム　　P:/N:

基本1,2、上級、EA、PE、LM、IC、HR、RW、BC、CE、IA、UA
DロイスOK、ワークスFHチルドレンに変更、リビルド可。

【共通HO】
すぐにでも青葉を探しに行くことを望むキミ達であったが、高まった侵蝕率を沈静化させるのに 2 ヶ月を要してしまった。
そして季節が春になろうとしている今、キミ達は万全の状態で青葉捜索に挑むことになる。
■ハンドアウト
PC①：AIM所属のFHチルドレン。過去の幻影に惑わされる
PC②：AIM所属のFHチルドレン。過去の幻影に惑わされる
PC③：AIM所属のFHチルドレン。謎の幻影に惑わされる

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
だが、世界は停滞を許しはしない。
たどり着くはずだった未来はその手にあり、
その足は屍を踏み越え、希望へと歩み始める。
ここは灰燼の玩具箱。蓋はとっくに開かれた。
そして桜は咲き、春風は日常へと吹き抜ける。
ダブルクロス The 3rd Edition
『Outside Monotony』
ダブルクロス──
それは、裏切りを意味する言葉。

PC1ハンドアウト　ロイス：櫻井青葉　感情　信頼/悔悟
青葉の足取りを追い、キミは故郷である朗是市を訪れた。
しかし足を踏み入れた瞬間、キミの視界は桜吹雪に覆われる。再び目を開いたそこはキミの自宅。
死んだはずの家族がキミを心配そうに見つめる。
これは現実ではないとわかっていながらもキミはその甘い夢に飲み込まれそうになる。どうすれば元に戻るのか。そう考えることが出来るのはしばらく経ってからだった。