幼い頃にFHに拾われ、そのまま研究所に流された孤児。
本人は研究内容に関して、未覚醒者とレネゲイドウィルスの関係などを調査している研究所だったこと、連日何らかの薬品の投与や戦闘テストが行われていたこと程度しか覚えていない。
死にたくないという強い想いにより覚醒。

その後、斬刃 十慈に拾われ今に至る。
地獄から救ってくれて、識別番号しかなかった自分に名前をくれて、側にいてくれる斬刃に依存・執着している。
首筋に当時の識別番号が残っているため、伸ばした襟足で隠している。(識別番号：122193)

年齢の割に大人びているが、程々に駄々もこねる。
そんな素振りは見せないが、行動方針の根幹には斬刃 十慈への「あいつのためなら」「あいつがいないと」「側にして欲しい」という欲がある。

光の屈折によって自身の姿を隠し、死角から的確に打ち抜く。
痛いのも恐いのも苦手なので、狙われる可能性のある姿を見せての戦闘がとても苦手。

毎日毎日こわくてたまらなかった。
研究員に必死に抵抗していた子が急にいなくなった。
結果が出ずに、研究員をいらだたせていた子がいなくなった。
自分を示す番号が呼ばれることがこわかった。
しにたくなかった。
いたいのも、こわいのもいやだ。
いきたい。しにたくない。
かくせいすれば捨てられないって言われた。
死にたくない。力がほしい。