FHセル「ツァイガルニク」のセルリーダー。倫理観をよく置き去りにしてくる愉快犯。倫理観がないわけではない。いかにも爽やか好青年の体裁を見せているが、皮一枚の向こうにはFHらしい醜悪な本性が潜んでいる。

非常に器用であり、その気になれば白兵戦闘も出来るが「遠くから狙った方がいざというとき逃げやすい」という理由でアサルトライフルを用いた射撃戦をメインとしている。

幼い頃から全てにおいて完璧無欠の天才であった双子の兄・才(さい)の背中を見て育つ。何をしても秀才どまりで比較され続けた雷は次第に嫌悪と劣等感と憎悪を拗らせるようになっていた。
高校生に上がる頃に、一向に「天才」にならないことにしびれを切らした両親の手により殺されそうになる事態が発生する。結果として雷は瀕死、庇いに入った兄は重傷を負い警察沙汰となって一家離散。
運び込まれた病院で処置を受けるが、本当に生死のギリギリだったために病院側が無理やりオーヴァードに覚醒させることで命をつなぎとめ、そのまま保護を受ける形でUGN入り。

訓練を受けてとある支部に配属になってから、pc1や支部の人間と仲良くなる。多少歪んでいた性格も改善傾向にあった。が、2〜3年経ったある日pc1とその他数名を残し、支部の大多数の人間を瀕死に追いやりそのまま逃走。FHへ離反。
当初は単身フラフラしていたものの、上からの命令を受けて萌鴻市にいた残党を集めてセルを設立した。

一人称：オレ
二人称：アンタ

シューター: カジノの「クラップス」において、テーブル全員のプレイヤーを代表してダイスを投げる人。シューターがテーブル上の賭け金全ての運命を握っている。
参照

ツァイガルニク:→ツァイガルニク効果。人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。