一言で言えば「求道者」。ただひたすら、「強さ」を求め、理想の強さを手に入れるために邁進する。
同時に、強い者と戦いたい、戦いを楽しみたいという欲望に忠実に生きる戦闘狂でもある。

また、「強さ」を求めるが「勝利」を求めているわけではない。「勝利」は強さの結果であり、勝利には確かに喜びが伴うが大事なのはそこではなく、勝利に至った「強さそのもの」であるという思想を持つ。

いわく自分は単純な性格で、故に、「強さ」だけが唯一絶対、勝つか負けるかしかない勝負の世界をこよなく愛している。

戦闘の絡まない平時はさっぱりとした性格で、他人との関わりには特にこだわりを持たない。そのためどんな相手でもフラットに接する。

「仙峰道場」という抜刀術の道場の師範代に拾われ、幼い頃から居合術を学んできた。しかし、15になった時、道場にある男が押し入った。“カーネイジ”、人の身でありながらジャームを討伐した殺し屋。
実は師範代はかなり名の知れたUGNエージェントだったのだ。目の前で師を殺された彼女が抱いた感情は、喪失感でも、怒りでも、憎悪でも、恐怖でもなかった。"憧憬"、それまでの人生で知る中で最も強かった人間を、いとも容易く殺した、その男の技、覇気、立ち振る舞い、その全てに魅了された。

それ以来彼女は道場を離れ、強さを磨く旅を続けている。その旅の中でUGNと接触し、自身がオーヴァードであることを知った。その後イリーガルとして活動して見たがUGNの理念は堅苦しくて性にあわないという理由で離反。その後カーネイジがFHに行ったという噂を聞き近づくためにFHマーセナリーとして活動を始めたもののやはりなんとなく合わず離反。結局フリーの賞金稼ぎに落ち着いた。

余談だが、カーネイジに憧れて徒手空拳を極めようとしていた時期もあった。しかしやはり幼い頃より修行をしていた刀の方が性に合うという理由で今の戦闘スタイルを続けている。

「育ててくれたこと、剣の道を教えてくれたことは感謝してるさ」
「敵討ち？ 考えたことねぇな。師範代はあの男より弱かった。それだけだ」