妻子を持つ男と独身の母の不倫で生まれた子であり、母子家庭で育つ。
病弱であり、幼い頃から何度も入退院を繰り返していた。
女手一つで自分を育ててくれた母に感謝こそしているものの、仕事と看病疲れで自分への態度が冷えていく母を見て「自分はいてはいけない子なんだ」と思うようになる。
年相応の我儘も言えず、唯一相談役といえる人物であった主治医も自分とは違う恵まれた人であるという意識から頼り切ることはできないでいた。
オーヴァードとして覚醒したことによって完全に健康を取り戻し、それをきっかけに少しずつ前向きになっている。

趣味は絵を描くこと。「誰にも迷惑をかけない、お金のかからない趣味」。
最近母親を説得し、猫を飼い始めた。

高校生になったある日オーヴァードとして目覚め、UGNにて訓練を受ける。
事件後は「こんな自分でも役に立てるなら」とイリーガルとしてUGNへ協力することを決める。

同じ病室で長く過ごした友人の支倉彩奈を救うため、UGNと共に駆け回った。
事件後自分と同じく覚醒によって健康になった彩奈と共に学校生活を送る。
灯璃の憧れた『普通の生活』は、レネゲイドという非日常によって成り立っている。
しかしそれに救われた灯璃にとっては、レネゲイドは自分と友人を救ってくれた鍵なのだ。

N市の隣にある真山市へ派遣され依頼を受ける最中、一匹の猫と出会う。
何故か関西弁で喋る『レグルス』と名付けた猫と共に、猫が消える事件を追った。
きみとわたし、誰かを導ける星になれると信じて。