容姿・経歴・その他メモ

「今のステップ気持ちわるいな。もっとこう……軽く足を2回タップしてから重心をこう……」
「ははっ、何それ。擬音ばっかで何言ってんのか全然わかんないんだけど！」
「……はい、わかりました、父さん」

概要

詳細

西條財閥の一人娘として生まれた。
当初はやっと生まれた子ども、しかも女の子ということで両親から大層かわいがられて育った。
しかし、西條夫妻にはそれ以降子どもができることはなく、ひらりを跡継ぎとして育てることが決まったのが7歳の頃。
それまではひらりの気持ちを尊重した穏やかな子育てがなされていたが、このままでは跡継ぎにふさわしくないと厳しい教育が始まった。母には少々の不安と躊躇いがあったが、嫁入りの身。血筋の教育に口を出すことはかなわず、すべて父・徹（てつ）の方針に従うしかなかった。
ひらりは両親に嫌われたくない一心でなんとか教育にくらいついてはいるものの、あまり徹の期待どおりにこなせてはいない。
でも親に見放されたくない。幼かった頃の父親に戻ってほしくて、心を殺して努力している。稀にちゃんとできたとき、昔の父親のように褒めてくれることがあるから。

正直言うと跡継ぎに興味はないし、もっと大好きなダンスに全身全霊で向かいたい。
中学生の頃、こっそり出場したソロダンスコンテストで全国一位に輝いたことでメディアに取り上げられた。
当然両親にはバレて、メディアの前で徹は当然の顔をして語っていたが、家に帰ってからは「将来にダンスなんて必要ない」と叱られた。
大勢の前に出ることはなくなったが、ひらりは今でもこっそりダンスを続けている。
コンテスト優勝時、ほとんどのメディアは「西條財閥の子はここでも輝く！」のような取り上げ方をしたが、ジャーナリストの岸弥代（きしやしろ）だけは、一人の人間としての努力や栄光までの道を記事にしてくれたことで、好意的に見ている。

通常時が真顔なので一見クールだと思われがちだが、話してみれば表情もよく動くし明るい人間である。
ただし、親の前と家の名前を背負った社交場以外に限る。
ダンスを前にすると特に熱くなる。

生物学的にも自認も女ではあるが、女扱いされるのは好きじゃない。
かといって男扱いされるのも嫌いな面倒くさいタイプ。

容姿

メタリックグレーの髪はサイドはアシンメトリー、前髪はやや長めで右流し、後ろはボブで切り揃えられている。
左の短い方の髪はかろうじて目が出るようにピンで留めている。左耳にはロブにピアスがひとつ。
普段から少しお高めのヘッドホンを持ち歩いており肩にかけている。
学校の制服のリボンは式典のとき以外は邪魔だと外し、体のラインを隠すようなパーカーを上から羽織りがち。

家族・友人

友人

履歴

『雨。時々天変地異』（2024/07/24）

セッション履歴