キャラクター

彼は冷徹で、目的のためなら手段を選ばない。表向きはカリスマ的なギタリストとして振る舞い、ステージでは情熱的で観客を煽るが、その裏では復讐の炎を静かに燃やし続ける青年だ。自らがリーダーを務めるFHのセルのメンバーには一定の信頼を寄せているものの、心の奥底では「自分の目的のための駒」としか思っていない部分もある。

彼の最大の特徴は嫌悪の感情の強さだ。仲間を殺した存在、裏切る者、甘い理想を掲げる者──そういったものすべてに対し激しい憎悪を抱く。特にUGNのエージェントに対しては「復讐を邪魔する偽善者」として忌み嫌っている。暴走するとこの嫌悪が爆発し、自分自身さえ巻き込むほどの破壊衝動に駆られる。

普段はクールな皮をかぶっているが、根本的には激情型の人間だ。音楽に対しては純粋な情熱を持ち、ギターを手にしているときだけは復讐のことを忘れられる。しかし、それも束の間のことで、結局はギターを武器として振るうことに最も快感を覚えるようになってしまった。

「音楽と暴力は似ている。どっちも魂をぶつけるものだ」──彼の信条はそこにある。

経歴

彼は両親に待ち望まれた子だった。父も母も彼を溺愛し、愛情深く育てた。だが、それが彼にとって幸福だったのは幼少期までだった。

彼は中学時代、音楽仲間とバンドを組み、路上ライブをしながら小さな知名度を得ていった。そのバンドの中心にいたのは彼の親友でもあり、ヴォーカルを務めていた一人の少年だった。彼はカリスマ的な才能を持ち、誰よりも輝いていた。そんな彼に憧れ、彼の隣に立つために、彼はギターを必死に練習した。

だが──ある日、バンドの仲間が殺された。

それは偶然の犯罪だったのか、それとも計画的なものだったのか、真相はわからない。ただ一つ確かなのは親友が無惨に殺され、何者かの「欲望」のために踏みにじられたという事実だけだった。彼は怒りと憎しみに支配され、その日から「復讐」だけを生きる目的にした。

ちょうどその頃、ある街で異常な現象が起き、多くの人々が一斉に「覚醒」する事件があった。 彼もその中の一人であり、超能力に目覚めた。暴力的な力を手に入れた彼は、まず初めに自らの拳で親友の仇を探し出し、殺そうとした。 しかし、敵は強大であり、彼は何もできなかった。

そんな彼に手を差し伸べたのがFHだった。 「力が欲しいなら、くれてやる」「お前の復讐を手伝ってやる」──そう囁かれた彼は、迷うことなくFHの道を選んだ。

それから数年、彼はFHのセルのリーダーとなり、冷酷な指揮官として暗躍するようになった。バンド活動を続けながら資金を稼ぎ、裏ではFHのために戦い、復讐の機会を狙う。そのためなら、どんな汚れ仕事でも請け負う。

だが、心の奥底では今も問い続けている。

「親友が生きていたら、俺をどう思うだろう？」

その答えを知ることは、きっと永遠にない。

レギュレーション

・初期作成+イージーエフェクト用4点
・採用可能〔1+2+上級+LM+EA+PE+IC+UG+RU+HR+RW+CE+BC+CRC+NC+IA+UA〕
・使用サプリ〔1+2+上級+LM+EA+PE+IA〕
・PC間ロイス PC1→PC2→PC3→PC1

・その他特記あれば
・ミストルティン使用不可

戦闘データ

たたかいかた

ギターで殴る。電気バチバチで自分も倒れる。

成長履歴

「Passion Paradise」→「Xenos's Xenium」

〈白兵〉5→6
〈意志〉1(3)→2(4)
〈芸術:音楽〉4→5

《雷鳴の申し子》LV1→LV2
《緊急蘇生》LV1取得

［コネ：ヨハンCコードウェル］取得

セッション履歴