白髪涙袋が特徴的な18歳青年。
割と明るい性格なのかいつもニコニコしている。
時々｢またかぁ｣と言葉を零す時があるが、一体何のことだろうか？

とあるUGNチルドレン。
新米UGNなため、まだまだ経験は浅いが才能はそこそこあるようなので今後の期待は高い。

家が貧乏だった為、幼い頃から苦労して生きていた。
空腹をどうにか満たすためら道に生えた雑草や虫の死骸を食べたり、時には吐き捨てられ道路にへばりついたガムを取って食べたりもした。

運がいい時には時々こっそりと飲食店やコンビニから出る廃棄をゴミ捨て場から盗んだりしていたが、とうとう店員に見つかってしまい捕まりそうになってしまった。だが自分より少し年上の子供に助けられ事なきを得た。

その後、逃げた先で話をしていると彼も自分と同じような境遇であることを知り、互いに友情が芽生え良き友人となった。


そんなある日、友人から治験のバイトを持ちかけられる。どうやら薬を服用して1週間過ごすだけで大金が貰えるとのことだ。職歴不問、学歴不問、数日間家を開けても問題ない人と、些か怪しげなものだったが金には困っていた為、友人と共に受けることにした。

未成年かつまだ子供な自分たちでは採用されないと思っていたが案外すんなりと採用され、あれよあれよといつの間にか施設に案内され治験を受けることになった。

どうやら友人も同室のようで、共に出された錠剤を飲み干し、ベッドに横になると疲れていたのか緊張していたのかすぐに眠気が来る。微睡みの中でふと隣の彼の様子が気になり薄目で隣を観察すると、職員であろう男と何かを会話している。

｢ほら、言われた通りに死んでもいいやつを連れてきたぞ。出すもの出せよ、早く！！｣
｢我々が言うのもアレですが、よくここに連れてこれましたね。かなり怪しい条件でしたのに｣
｢アイツは俺の言うことなら何でも聞くからな。ほら、早く金寄越せよ！｣
｢はいはい、わかりましたよ。ベッドの下に鞄がありますのでそれを持って出ていってください｣

友人はベッドをひっくり返す勢いで下に潜り、鞄を探し出すと手に持つとこちらに振り返る。
今まで見た中で一番の笑顔であった。

｢ありがとな。俺を信じてくれて。お前が馬鹿なお陰で俺は助かったよ｣



その後の事は思い出したくない。

ただ言えるのは、ノイマンとして目覚めたトリガーは、友人だと思っていた彼に裏切られた時だったと。

一人称:僕
二人称:君、貴方
性格:お気楽、面倒くさがり屋、食いしん坊、鬱
口調:｢気楽に行きましょーよ｣｢あ、あれ美味しそー｣