パーソナリティー

アズガルタの地下にあった謎の空間でガラクタと共に眠っていた謎多き人物。
PC1と出会い、地上に出た後はコイズミ・ミソラがなんか色々やって留学生としてアズガルタ中央学園に通うことになる。
記憶が一切無く、自分の名前すら覚えていない。『不破ユウ』という名前もミソラが「Who are you?」をもじって適当に付けた名前であるが、本人は特に気にしていない。
感情の起伏が極端に低く、何を考えているのかよく分からない上には少なく、近しい人で無ければ感情の変化に気がつかない。食事も基本栄養ゼリーやカロリーメイト、各種サプリを飲むだけの簡素な物で済ませがちで人間味が薄いだったが最近はちゃんと食事を取るようになった。辛い料理というかスパイスなどが効いた味がしっかりしているものを特に好む傾向がある。
また、暗闇が苦手という弱点がある。本人曰く理由は『恐いのではなく、見づらいから』。
ゲームの明暗設定も1人でやる場合、明るさ全開でやる為周りからは「目がチカチカする」と不評。
デュエルの腕は平均的で火力は出せるが防御を考えずに猪突猛進する速攻タイプの為、粘られるとジリ貧で敗北する。

経歴

記憶喪失の為、不明

その他

謎のタグ

【02】と書かれた謎のタグ。目覚めた時に持っていた数少ない所持品の1つ。本人も何のタグなのか分からないが、自分を示す唯一の品の為、大切にしている様子。

武器

R&R MK-A5X ディスラプター

ユウが使用している大口径のアサルトライフル。
クロドヴァ紛争においてルカーン財団とラゼラムの共同開発された対スペリオル兵用歩兵装備だが、高威力を追及し過ぎた結果、銃を撃った衝撃がとんでもないものになってしまい、一般兵が使うと肩が砕ける。
その威力もとんでもないものであり、一般人相手に使えば、文字通り木っ端微塵になる。
装弾数は18発。
使用弾丸は12.7×99mm。
フルオート、セミオート、単発に切り替えが可能。
ユウはセミオートで使用している。

ストライクウィング

ユウがアズガルタで新たに手に入れたマグナム拳銃。
“戦いを終わらせる者”が使っていた拳銃と同じ会社が作った最新モデル。
どういう原理なのか反動がかなり小さい。またレーザーサイトを起動させる事で命中精度をあげられる。
装填数5発。
使用弾丸は.500ラインボー。
普段は“戦いを終わらせる者”の真似をしてコインに偽装している。

髪留め

ユウが使用しているライトグリーンの髪留め。
eスポーツ大会前にミソラから貰った物ではなく、“戦いを終わらせる者”から託された物。

イメージソング

【Sing My Pleasure】

リプレイ「ラステラリス」第一話【煌めく青春の回帰点】

アスガルタの地下空間で眠っていたところを碓井 朱音によって目覚めさせられ、彼女と主従関係を結ぶ。
その後、ミソラ達ゲーム部と合流し、紆余曲折を経てアスガルタ中央学園に転入、ゲーム部へ入部する。
実績を残さなければ廃部を言い渡されていたゲーム部を存続させる為、ゲーム部全員でeスポーツ大会に参加する事と最近街で噂になっている闇の決闘者の捕縛がミソラの部長命令で決定。
しかし、闇の決闘者の情報はほぼ無いままeスポーツ大会当日になり、ユウはFPS部門で大会に参加。謎の仮面男との激闘の末に優勝を手にした。
そして、暁の証言により謎の仮面男こそ闇の決闘者だと判明し、ロッカールームで追い詰める。
闇の決闘者ことグリーバーの持っていた世界の歪石を取り上げようとしたが、世界の歪石の精神干渉によって、人類への殺戮衝動に支配されたユウは、ミソラを銃撃し、重傷を負わせてしまう。
アイランドガードに拘束された後、とある研究所に身柄を移され、そこである選択を迫られ、自ら深い眠りに落ちた。
だが、精神世界を模した電脳空間まで連れ戻しにきた朱音の説得でもう一度前を向く決意をする。
その後、電脳空間の奥で待ち構えていたグリーバーとユウ自身の後悔と絶望が具現化した“戦いを終わらせる者”との戦いを辛くも勝利したゲーム部。
ユウは“戦いを終わらせる者”の想いも背負って行くことを誓い、“戦いを終わらせる者”から髪留めを託された。
事件から数日後、ゲーム部の部室でユウは朱音とミソラと共に夏休みの計画を立てながら新たな日常を謳歌するのだった。

リプレイ「ラステラリス」第二話【絡まる過去の交差点】

夏休みのある日、部室でクソゲー作りに精を出すゲーム部一同。
ユウはデバッグ作業を担当し、和気あいあいと作業する中で、暁のポケットからある物が落ちる。
それは総合リゾート施設『カイザーライヒ』のVIP招待チケットだった。
それを見つけたミソラと朱音は目を輝かせ、遊びに行くことを提案。満場一致(1人は強制)で決定し、ユウは暁から朱音が忘れそうな物一覧を受け取り、先回りで準備する任務を任されたのだった。
部活終了後、忘れそうな物一覧の買い出しの帰り道でユウは帽子を目深に被った男に『ヒルデ』という聞き馴染みの無い名前で呼ばれて引き止められる。
新手のナンパかと勘繰りながら否定すると男はまじまじとユウを観察した後で何やら1人で納得していた。その後、男はロレンツォと名乗り、何故か暁に対しての言伝てをユウに頼んで去っていったが、どうでも良かったので暫く伝えるのを忘れていた。
カイザーライヒへ遊びに行く日、朱音がパーティーで知り合ったという鉄留僞という少女を連れてきた。
朱音の知り合いなら問題ないだろうとそのまま受け入れ、カイザーライヒに入場。
その後、何故か現れたタコだかイカだかよく分からない生物に水着を溶かされたり、突然やってきたパラディンに模擬戦をゲーム全員で挑み、秒殺されたりしながら休日を楽しんだ。
休憩中に僞から朱音との関係性について色々と聞かれたがあまり要領を得なかったので、結局何を聞きたかったのか分からずじまいだった。
それから数日は何事も無かったが、突然朱音の両親が参加するパーティーがテロリスト達に狙われているという情報を得てしまう。
更にはゲーム部の参謀である暁が実は元テロリストのメンバーだったという割りとどうでもいい事実が発覚した。
暁は過去と決着を付けると息巻いてミソラと共にロレンツォの元に殴り込みに、ユウ達はテロリストの鎮圧にそれぞれ向かう事になった。
パーティー会場の周辺に蔓延っていたテロリスト達をしばき回し、会場に向かおうとしたユウ達の前に最後に立ちはだかったのは、なんと朱音が友人として紹介してきた僞だった。
富裕層への憎しみと自身と同じ境遇の人を増やさない為に戦う僞に朱音は気圧されながらも説得を試み、最後は壮絶な剣戟の果てに僞の説得に成功する。
しかし、その直後に僞はDr.アルバートの凶刃に倒れてしまう。
僞の止血を試みながらユウは取り乱す朱音を落ち着かせ、会場へ向かうように提案する。
朱音はその提案を受けて会場へと向かうが、その先で朱音の両親を含む大勢の遺体が並ぶ悲惨な光景に遭遇してしまったのだった。
それから数日、ゲーム部には以前と同じ平穏は戻ってはこなかった。
同じ日に友人と両親を失い、心に深い傷を負った朱音は心を閉ざして家に引き籠ってしまい、ユウが迎えに行っても声すら聞けない日が続いた。
そんな状況を打破する為にミソラは誕生日が迫っている暁仁のサプライズパーティーを計画し、それを実行に移すのだった。

リプレイ「ラステラリス」第三話【揺らめく奇跡の分水点】

暁仁の誕生日サプライズパーティー計画が進む中、ここ最近ミソラの帰りが遅い事に気が付いたユウはミソラが1人で何か作業していると思い、協力出来る事はないかと尋ねたが、「大丈夫だよ」とはぐらかされてしまう。
暁に聞いてみても知らないと言われ、仕方がないのでミソラの後をつけてみる事にした。
途中まで上手くいっていた尾行だったが、ちょっと目を離した瞬間に見失ってしまった。辺りを探していると突然誰かに呼ばれたような気がして、声の聞こえた気がする方へと向かう。
そうして向かった先に見つけたのは、謎の研究施設と培養槽の中に居る自分とそっくりな少女達だった。
此処は一体何の施設なのかと調べようとするといつの間にかDr.アルバートが背後に立っており、何やらご高説を垂れてきたが、興味が無かったので適当に聞き流して、その場を足早に後にし、ミソラ探しを再開した。だが、結局見失ったミソラを見つけることは出来ず、その日は大人しく家に帰った。
後日ゲーム部の部室で暁仁の誕生日サプライズパーティーの準備をしているとミソラが何やらギクシャクしている暁と暁仁を無理矢理買い出しに行かせ、ユウはミソラと共に朱音の様子を見に行くことになった。
久しぶりにマスターである朱音に会えるとウキウキで朱音の住むマンションへと向かい、色々と小技を用いてセキュリティを突破し、部屋へと入った。
部屋で会った朱音はユウが考えていた以上にやつれていて、なんとか励まそうとしたが力及ばず、一旦引き上げる事になる。
意気消沈して部室に戻ってくると戻ってきている筈の暁と暁仁がおらず、何処に行ったんだと考えているとミソラが慌てた様子でテレビを点ける。するとそこには暁が指名手配されたニュースが流れており、その後ろで何やら変な集団に追われている暁と集団に混じってそれを追う暁仁の様子がチラッと映った。
ミソラは2人を助けよう。その為には朱音の協力が必要と言い、ユウと2人で朱音のマンションへととんぼ返りし、そうしてとんぼ返りした朱音の部屋で、かつて自分にしてくれたようにユウはミソラの力を借りつつ、朱音を説得。
ずっと一緒に居るという約束と共に朱音は復活したのだった。
ユウ、朱音、ミソラの3人はその後、大急ぎで暁達の元へと向かい、追い詰められていた暁を救出した。
その際に朱音にどうしてユウのそっくりさんが沢山居るのか問われたが、ユウ自身にも分からないので答えられなかった。
これからどうするのかゲーム部のみんなで考えているとまたしても唐突にDr.アルバートが現れ、自らの正体がゲーム部の顧問エノモトだと明かし、動揺するゲーム部を尻目に暁仁に暁を殺すように促し、暁仁が持っていた世界の歪石が光を放つ。
世界の歪石が効果を発揮する前にユウは暁仁から石を奪い取り、暁仁が暴走するのを防いだ。それと同時にミソラが突如倒れてしまう。それを見てゲーム部が戸惑っているとエノモトは自ら手を下すと襲い掛かってきた。
時を止めているかのような動きでゲーム部を圧倒したエノモトは、このまま勝っても面白くないとゲーム部にとあるゲームを提案してくる。
それはアスガルタに住むオーヴァードを人体実験の被検体として飼い殺しにするというとんでもない法案を阻止する為に必要なデータが入ったUSBを自分から奪ってみろというものだった。
そうして一方的にゲームの開催を宣言したエノモトが去った後、ゲーム部は倒れたミソラを介抱する為に一度部室へと戻った。
部室に戻り、他のメンバーがエノモトの目的などを探っている間にユウは倒れたミソラの容態を調べることになった。
調べたミソラの容態は思ったよりも深刻なもので身体が様々な機能不全を起こしていた。しかし、その事は他ならぬミソラの願いによって他の部員には伏せる事になった。
メンバーの活躍で判明したエノモトの目的とオーヴァード管理計画を阻止する為、勝ち筋が見えないままエノモトとの決戦へと赴く。
決戦の地で待ち構えていたエノモトとの決戦に挑むゲーム部だったが、その圧倒的な力の前になす術が無いままに蹂躙されてしまう。しかし、突然朱音が懐から世界の歪石を取り出し、闇の決闘を宣言。
状況が理解出来ずに固まったゲーム部の面々に朱音は笑顔で戦いを続けるように言う。
なんとか我に帰ったゲーム部は世界の歪石の力で能力を抑え込まれたエノモトにこれまでの借りを返すように戦い、辛勝した。
エノモトを倒し、証拠となるUSBを手に入れたゲーム部だったが、突如として現れた朱音にそっくりな謎の少女の攻撃によってエノモトとUSBは燃やされしまう。その少女はゲーム部へも攻撃を仕掛けてきた。
逃げる途中で足場が崩れ、朱音は足を踏み外して落下してしまい、ユウは助けに戻ろうとしたが気を失ったミソラを背負っていた事に加え、激しさを増す攻撃にその場から逃げ出すことしか出来なかった。
暁と暁仁ともはぐれ、朱音との約束も守れなかった事にも後悔しながらもミソラだけは守らなければという思いと共にユウは夜のアズガルタへと消えた。

セッション履歴