容姿・経歴・その他メモ

彼には記憶がない。気が付いた時には、1人、荒野の中心に立っていた。彼に残されたものは、”破壊の力”、”半ば機械化した身体”、そして、”ジェスター”と呼ばれていたこと。幸運なことに、彼を拾った老人―オズワルドは、根っからの善人だった。この老人は、過去にUGNという組織に所属していたらしい。だが、年齢の影響もあり数年で引退。今となっては秘境をめぐる好々爺である。人を助けることが好きな爺さんは、彼に一人で生きる術を教えた。”マスター”を彼に紹介したのもその関係だ。あのバーテンダーの人脈は、フリーのオーヴァードの助けになるだろう。こうして、彼はフリーのオーヴァードとして、オズワルドの足跡をたどりながら、依頼をこなす日々を続けている。―――敵を全て塵に変えながら。

見た目：青年と呼ぶにはまだあどけなさの残る顔立ちで、少年と呼ぶにはあまりにも大人びた雰囲気を持つ、異国風の男性。


以下、裏設定
とあるFHが実行に移した、”神話をオーヴァード化する”計画。その作品の1つとして彼―”ジェスター”が生まれた。大量虐殺（ジェノサイド）からもじって”ジェスター”と名付けられた彼は、とある神をモチーフにつくられた。それは、インド神話におけるマハーデーヴァ、破壊を司る神、シヴァ神である。ただ、過ぎた破壊の力がもたらしたのは、破滅だった。暴走した彼は、施設を消し、データを消し、研究員を消し、仲間を消し…彼の記憶をも消し去った。すべては塵となり、二度と元に戻ることはない。そして、ほぼ全てを失った彼に、オズワルドとの出会いが訪れる…。

オズワルド
年齢：65歳以上　性別：男
シンドローム：バロール以外不明
カヴァー：旅人　ワークス：UGNエージェント
設定：元UGNエージェント。”ジェスター”に常識と、力の使い方、最後に《ディメンジョンゲート》を教え、彼を外の世界に返した。彼らにとって濃密な2ヶ月であり、一生互いのことを忘れないだろう。


”マスター”
年齢：不詳　性別：声は男性
シンドローム：不明
カヴァー：バーテンダー　ワークス：何でも屋
設定：フリーのオーヴァードにとって、”マスター”の人脈は大いに役立つ。”マスター”は様々な隠れ家的な酒場との繋がりがあり、オーヴァードと依頼人をつなげる役割を大いに果たしている。なぜ、そのようなことをしているのか、それは誰にも分からない。

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