生まれながらにして「ジュラシックレコード」と呼ばれる遺伝子の遺産を継承しており、その体には古代生物を含む複数種の遺伝子が組み込まれている。
その異形の力は強大である一方、体表には鱗が浮かび常人とは異なる容姿をしていた。その姿を見た両親は精神が不安定になり精神病棟へと。その騒動でUGNが辰巳の存在に気が付き保護し、チルドレンへと引き取られる流れになる。
現在も両親は精神科病院へ通院しており、表向きは「子供は流産し、そのショックによる産後うつ病の一種」ということになっている。

UGNの訓練では、その恵まれた体格と戦闘適性により、優秀な成績を収める。自らを「非日常の一員」として受け入れ、戦うことに誇りを持っていたが、担当教官や相棒との交流を通じて「日常」への憧れが芽生え始める。

しかし、自販機よりも大きな背丈や広い肩幅、鱗の浮かぶ肌を気にしており、人前では引っ込み思案で、もじもじとした態度を取ることが多い。表向きはUGNのカバー企業の警備員として在籍している。
制服を着て学校に通い、友達と笑い合う――そんな日常は、辰巳にとって遠い夢のように思えたがそれでも心の奥底では強く求めている。が、鱗と羽に覆われたその姿は周囲から「奇形児」として忌避され、家族や社会から疎まれていた過去が自身のコンプレックスとなっており、「そんなもの自分には無理だ」と思い込んでいる。

彼女は今、非日常と日常の狭間で自分の居場所を探している。

虎羽の戦闘スタイルは、キュマイラとエグザイルの力を融合させた近接特化型。
「ジュラシックレコード」によって引き出される古代生物の力は、圧倒的な破壊力を誇る。
また、「ジュラシックレコード」によって引き出される能力は戦場での機動力にも貢献している。