UGNに協力するイリーガルの一人である女性フリーター。

緑がかった白髪のショートヘアーに猫のようなパチッとした黄色い瞳を持ち、服装はラフな白い長い裾のシャツに黒いレギンスなど動きやすいモノを好んで着ている。

自分でも自負するほどの知りたがり(好奇心旺盛)であり、興味を引いた物事や人物に対して色々と質問を投げかける。ただし、興味を持たない物に対しては逆に無関心に近いなど二面性がある。

『対抗種』と呼ばれるオーヴァードを殺すことに特化したレネゲイドの保持者であり、本人も手遅れになった者(ジャーム)や日常を壊そうとするものの排除に積極的であることから度々起こるレネゲイド事件の解決に協力している。

本人曰くUGNに協力する理由は｢何かを守る仕事をしてみたいと思ってん。あと、色々と情報を知れるやろ？｣で

UGNに正式に在籍しない理由は｢ウチは結局知りたいって言う欲望込みで動いてるんで、正直向いてないと思うねん｣らしい。

元々はシングルマザーに育てられていた一般人であり親子二人で暮らしていたが、当時8歳の時に突如母が謎の事故によって死亡し、母は身よりも居らず引き取り手もいなかったために施設に預けられることとなった。

その事実を知った直後から彼女の周囲で物が弾けると言った不審な事が起きていたことからその時から無意識にオーヴァードに覚醒していたと思われ、無意識とはいえオーヴァードの能力を発してしまうことから施設内の人から不審がられるなど折り合いが悪くなり虐めや虐待などを受けたために僅か一年で脱走。

しばらくは食うにも困るホームレス生活を送ったがそこで裏の人間に声をかけられた事で暗殺者を輩出するとある組織に所属することになった。(衣食住の確保のほか、自分の周りで起こる謎の現象について"知る"事が出来ると言われたことも大きかった)

そこで殺し屋としての技術をたたき込まれ、対抗種というオーヴァードを殺すことにも向いた素質を持つことからジャームという危険な存在を殺せる存在であると洗脳に近い教育を受け才能を発揮していった。

しかし、そんなある日殺した対象が善人であったことを知り組織に対し不信感を抱き、今まで殺した対象についても調べると自身が都合の良い様に利用されていただけと知り、組織を見限り自分を拾い先に組織を抜けていた恩人の園崎を頼り足抜けを行った。

現在は、園崎の伝手で紹介される仕事を転々とするフリーターとして働きながらUGNにイリーガルとして度々協力しながら日銭を稼ぐ日常を送っている。

物質の構成を書き換える錬成能力と粒子を操作するモルフェウスシンドロームの特性に秀でており、主な攻撃手段に周囲に存在する粒子を爆発性のある物質に書き換え指向性を持たせて操作している。

また、物質に作用する能力の応用として物質から情報を見いだす能力も優れている。

コードネームは知りたいことを聞いては次に興味を持った対象へ次々に移る姿や攻撃方法が粒子を操作して次々に敵に爆発性の物質を殺到させる光景がイナゴに見えたことからイナゴの伝承から名付けられた。