プロフィール

概要

「魔を狩る影の血族」の一員にして、人ならざる怪異、また現代においてはレネゲイドに完全に飲まれた｜死すべき生者《ジャーム》もついでみたいに狩り殺す、｜夜追い人《ナイトシーカー》の最後の生き残り。「血族の廃城」の女領主でもある。

狩人としての「血族」の歴史はかつて『品性に欠ける行いは人ならざるものども全ての品位を穢す』と凶暴な怪異に制裁を加え始めたある吸血鬼から始まったものであり、その歴史に血と名を連ねる同胞たちはただ一人の例外を除いてみな夜の王たる吸血鬼へと変じた。(つまり、レネゲイドビーイングに仲間入りした)
その例外というのがまさしくエレナであり、彼女は血族の中にあって「ただの人間」であり続け、またそうでありながら血族の力を見に宿すことに成功した唯一の家族であった。

血族の主、真祖(ここに名前)によって吸血鬼となったかれらは完全に衝動に呑まれた時、ジャームになる代わりに陽光に身を焼かれるが如く塵と消える。
エレナはその全てを見送り、彼らの覚悟と矜持を全て受け継いできた。

人物

ワークス技能で〈運転：〉2を与えられて航空機を選ぶあたりで察して欲しい。おもしろ女である。

所属

フリーランスだが、FHとUGNどっちか選んでイリーガルになれって言われたらUGNに即決するくらいにはFHを敵視している。

遺産“網の泉”

魔を狩る影の血族に受け継がれ活用されてきた遺産。
眠る｜地球《ガイア》の意識の表層へ忍び足で接続し、地脈とも呼ばれる流れを辿って使用者の霊体を任意の場所へ転移させる。

ただし以上は通常時の効果である。精神体でしか行動できないはずの不便な網を彼らが受け継いできたのには理由があるのだ。
血族に名を連ねる者はその｜血の権能《ブラム=ストーカー》を用い、転移先に仮初の肉体──極めて精巧な従者のことだが──を作り出すことで実体を伴った移動が可能になるのである。

「血族という血統そのもの」と契約を結んだこの遺産は現在、世界に残されたただ一人だけの同胞であるエレナへの貸切状態にあり、複数人の仕様を考慮しセーブされていた稼働リソースを全て一人で運用することができる。
そのおかげかはたまたオルクスシンドロームが手助けしているのか、仮の器を作るまでもなく肉体を直接転移できるようになっており、エレナはこの遺産の力を借りて世界中を飛び回っている。(航空機を駆って物理的に飛び回っていることもあるが)


なお“網の泉”の本体とされる実体は、血族の廃城の地下深くに安置されている。
血族の血を識別しそれ以外の存在を容赦なく送り返す罠の存在により、生半可な侵入者では容易く群馬か道央の山間部辺りに放逐されてしまうだろう。立ち入ることができるのは血族に名と血を連ねる同胞か、隠密能力に非常〜〜に長けたオーヴァードのみである。
あとちなみに“泉”の本体は普通にただの泉だし、《超人的弱点(Ⅱ)》によって“急所”を突かれない限り破壊できない特殊オブジェクトと化してるし、肝心の“急所”が地脈に乗って絶えず移動しているので割とどうしようもないと思う。

にじさんじマリカ杯2025　口上
月を封じた
漆箔の幻想魔
白と黒の二律をまとい
永劫の夜で
電子の魂を喰らう幻術師
えあ〜の咆哮は
古の終末の合図
眠りを奪われし者は
深淵へ落つ
さあ汝も眠りを捨てて
共に永夜をさまよえ

－永夜－
夜見れな