母親が再婚した際の義理の父の息子が彼だった。
両親が事故で他界した後、血の繋がらない年の離れた自分を支えてくれた。

オーヴァードに覚醒した際にも、彼はレネゲイドの手ほどきを教えてくれた。
彼はフリーランスとして過ごしていたが、侵蝕率の都合で一戦を引かざるを得なくなっていた。
自分がようやく恩返しができると思っていた矢先にFHの襲撃に遭った。
自分を守るために力を使い・・・その結果、彼はジャーム化した。

ジャーム化する直前、彼はPC②に『自我を保っている内に殺して欲しい』と頼んでいる。
PC②が殺す事が出来なかった。「彼に生きていて欲しい」という気持ちがあったから。
その結果、彼はパペットマスターに成り下がり、多くの犠牲者を出す事になってしまった。
自分を親の代わりに育ててくれた兄に｜"生きて欲しいと願い、殺す事を躊躇ってしまった罪"《自分の甘さ》を償うために生きている。

PC②の目的は『ジャーム化になる前の彼の願いを叶える事』である。

木下 約・・・元ネタとしては桃園(木下)の誓い(約)。

長らく兄の行方を探し続けていた。ありとあらゆる情報が必要だった。
情報屋として有名な猫川美亜に接触し、彼女に情報屋としてのイロハを教わった。
見返りに彼女に対しても多くの情報を提供しており、今でもよく連絡を取り合っている。
そうして多くの時間を兄を探す事に費やした結果、ハッカーと呼ばれる人種になっていた。

兄の行方を追っている内にマスタークラスになっている事実を知った。
マスターエージェントならば、戦闘組織が対処にあたるのが妥当。
戦闘向きの能力ではなかったが、約束を果たす為には戦闘組織"ストライクハウンド"に属する必要がある。
Rラボの研究の被検体になり、サラマンダーシンドロームを獲得して戦闘能力を身に着けた。
戦闘経験は浅いがメインは情報戦やサポートの為、無事にストライクハウンドの第1特務小隊に入隊できた。