・甘栗色のふわりとした髪。左耳には箸を模したヘアピン、前髪には白い房が一筋混じる
・制服風の私服とエプロンスタイル。ポケットに小物を多数詰め込んでおり、雑多な物が覗いている
・赤ら顔は常に薄く火照ったように見え、酔っているような眠たげな目元と併せて妙に印象に残る
・手にはいつも透明なボトル。中身はよく見えず、気づけば傾けて“飲んで”いる

・誰にでも話しかけるおしゃべりで、緊張感のある場を和らげる軽口の達人
・食事・飲み物・味の話題になると語彙が激増。何を食べたかではなく、“どう語るか”に比重を置く
・ふにゃりと酔ったような口調と動き。何かと「乾杯れす～」で話を打ち切る癖がある
・いつも舌足らずなしゃべり方をしている。

・UGN蚕宮支部に所属する高校生エージェント。制服を改造した私服を好み、"営業活動"と称して街を徘徊している
・過去に大きな事件に巻き込まれた経験があり、それ以来、人前では常に陽気に振る舞うことを心がけている
・「食を囲んで話すのが好き」というスタンスを貫いており、食べ物の話題にやたら詳しい
・口癖は「たべましょ～」「乾杯～」「それがいちばん、おいしい話ってやつれすねぇ」
・「食道楽」の異名はその雑談力と食へのこだわりから。彼女のボトルに何が入っているのか、正確に知る者はいない

　彼女は「酔っているふり」をしている。

酔っていれば、聞き返されない。茶化してしまえば、疑われない。
空のボトルを握って、「おいしそう～」って言ってれば、それで済むんれす。
でもほんとは、知ってるんれすよ。
いつか酔いも効かなくなるって。

空のボトルを掲げれば、誰かが笑ってくれる。

……でも、演技が本当になったとき、
それは、きっと、わたしの最後なんです。



★
・舌は欠損しており、味覚は完全に失われている。

・食事シーンでは絶対に食べさせない（他PCとタイミングをずらす／食べたふりを演技として許容）
・「酔っている風の演技」は、自己欺瞞と防衛のために固定化された“演技人格”
・舌が欠損しているため、発語に難がある。た行、だ行、な行、ら行が丸くなる
・“味の記憶”は他者の記憶であり、自身はそのトレースによって存在を補強している。失えば“消える”恐怖がある



※補足
：セッション中に解決しても良い設定→“食べないこと”、“酔っている演技"への疑念や問いかけ。
：セッション中に解決したくない設定→“酔っていること”の解除。