燃え盛る炎の中、クラスメイトを腕に抱えて生き延びていた。
燃え上がる炎と、それを助長する激しい風が、その人を巻き込んでしまうんじゃないかと酷く恐怖した。それでも、目の前にいるその人だけでも助けたくて、それだけを想って手を伸ばした。
気が付いたら、人では無くなっていた。
あれ以来、火を見るのが少し怖い。

とある高校に通う一般男子高校生だった。
父親が日本人で、母親はドイツ人のハーフ。鶯色の瞳は母親譲り。
陸上部に所属し、それなりの成績を納めたりして、友達と楽しくなんの変哲もない日々を過ごしていた。
面倒見が良く、兄貴気質なところがあるが、尊敬する先輩を真似している一面がある。笑顔が可愛いと良いな(願望)。
勉強する時だけメガネをかけている。
オーヴァードに覚醒してからは、足に火傷が残ったという理由で部活を引退しようとしている。

九十九燈真はオーヴァードに覚醒した。炎を操り、風のように地を駆ける。
確かに彼を取り巻く環境は変わったが、人間関係が劇的に変わったという事はなかった。むしろ、自分を守ろうとしてくれる人、支えようとしてくれる人が増えたことは彼にとっての心の支えだ。

「私のことまもって誰かがいなくなるのはもういやだよ。こわいよ！だからまもらないで」
「何度でも聞くぞオレは。心の準備は出来たか、権利を貫き通す覚悟は出来たか。真実を見極める誠意はあるか」
「僕が守りたい九十九燈真っていう。人間なんだ」
「オーヴァードの力自体に善悪はありません。ただ、力があるだけ。だからこそ、その人の心の在り方が重要になってくるんだって……俺はそう、思っています」
「………あなたは私の知ってる、優しくて、正義感が強くて、カッコいい燈真くんだよ。」

羽を貰った。それは高く飛ぶ不死鳥の如く、誰かを守る優しい炎。
九十九燈真は今日も、日常を守るためにその力を奮う。
ポイニクス───、ギリシャ語で不死鳥を意味する。

＜100%以下＞
●セットアップ：なし

●マイナー：《氷炎の剣Lv1》
そのシーンの間、以下のデータの武器を作成し、装備する。白兵／＜白兵＞／命中-2／攻撃力：+[Lv+6]／ガード値：6／射程：至近
侵蝕率+3

●メジャー：
【揺るがぬ炎心】
《コンセントレイト：サラマンダーLv2》+《炎神の怒りLv3》+《一閃》
・C値-Lv(下限値7)
・このエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+[Lv+1]個する。ただし、このエフェクトを使用したメインプロセスの終了時に、自身はHPを3点失う。
・このエフェクトを組みあわせた場合、全力移動を行った後に白兵攻撃を行う。攻撃の成否にかかわらず、移動は行われる。ただし、離脱は行えない。
侵蝕率+7

判定ダイス：(4+4)dx8
ダメージ：xd10+7

●メジャー：
【真紅熾炎】
《コンセントレイト：サラマンダーLv2》+《炎神の怒りLv3》+《煉獄魔神Lv3》+《一閃》
・C値-Lv(下限値7)
・このエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+[Lv+1]個する。ただし、このエフェクトを使用したメインプロセスの終了時に、自身はHPを3点失う。
・前提条件《炎神の怒り》《氷神の悲しみ》。組み合わせた攻撃の攻撃力を+[Lv×3]する。また、自身は組み合わせた《炎神の怒り》と《氷神の悲しみ》の効果でHPを消費しない。
・このエフェクトを組みあわせた場合、全力移動を行った後に白兵攻撃を行う。攻撃の成否にかかわらず、移動は行われる。ただし、離脱は行えない。
侵蝕率+10

判定ダイス：(4+4)dx8
ダメージ：xd10+(7+9)

●オート：《炎陣》
ダメージロールの直前に使用する。自身はカバーリングを行う。このカバーリングによって、自身は行動済みにならず、自身が行動済みでも使用できる。このエフェクトは1メインプロセスに1回まで使用できる。
侵蝕率+2

「オレが守るよ」

＜100%以上＞
●セットアップ：なし

●マイナー：《氷炎の剣Lv2》
そのシーンの間、以下のデータの武器を作成し、装備する。白兵／＜白兵＞／命中-2／攻撃力：+[Lv+6]／ガード値：6／射程：至近
侵蝕率+3

●メジャー：
【護持の炎】
《コンセントレイト：サラマンダーLv3》+《炎神の怒りLv4》+《煉獄魔神Lv4》+《一閃》
・C値-Lv(下限値7)
・このエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+[Lv+1]個する。ただし、このエフェクトを使用したメインプロセスの終了時に、自身はHPを3点失う。
・前提条件《炎神の怒り》《氷神の悲しみ》。組み合わせた攻撃の攻撃力を+[Lv×3]する。また、自身は組み合わせた《炎神の怒り》と《氷神の悲しみ》の効果でHPを消費しない。
・このエフェクトを組みあわせた場合、全力移動を行った後に白兵攻撃を行う。攻撃の成否にかかわらず、移動は行われる。ただし、離脱は行えない。
侵蝕率+10

判定ダイス：(4+3+5)dx7
ダメージ：xd10+(8+12)

「火に気をつけろ」

●オート：《炎陣》
ダメージロールの直前に使用する。自身はカバーリングを行う。このカバーリングによって、自身は行動済みにならず、自身が行動済みでも使用できる。このエフェクトは1メインプロセスに1回まで使用できる。
侵蝕率+2

●オート：《激情の早鐘Lv2》
自身が戦闘不能から復帰した時に使用する。次の自身のメインプロセス終了まで、自身が行うあらゆる判定のクリティカル値を-1(下限値6)する。複数回使用した場合、効果は重複する。1シナリオLv回まで。
侵蝕率+4