EAの表紙にて都築京香が座っている脚立。そのRB。
　その感染が都築京香の意図したものであったのかそうではないのかは分からないが、一つだけ言えるのは、彼女がとんでもない存在を生み出したということだ。

　感染の経緯やその性質はともかくとして、ゼノスのエージェントとしては非常に優秀であり、数々の任務やその補助をこなしている（それだけに中身の残念さが際立つ）。

　一人称は私。二人称は貴方、貴方々。三人称はあの御方、あの御方々。
　礼儀正しく落ち着いた冷静な口調で、基本的には常識人。

　ドが付くほど凄まじいマゾヒズムの持ち主で、身体的精神的苦痛を好んで受けたがる傾向にあり、苦痛を追い求める姿が度々各所で目撃されている。
　特に感染によって自身をRBへと覚醒させた都築京香には並々ならぬ執着心を抱いており、都築京香からの苦痛を得るために、脚立や椅子、ソファー、カーペット、はたまた靴といったものに変身しては、踏まれ潰され見下され虐げられるのを待ち続けている。

　都築京香から感染したRBであるためか、はたまたアーカイブの脚立だったからかは分からないが、膨大な情報へのアクセス権限を持っている。

　攻撃手段としては、戦闘技術や類似する敵との戦闘データ等にアクセスし、膨大な情報を敵に流し込むことによって敵の脳に過剰な負荷を与えたり、そもそもの情報を書き換えることによってダメージを増加させたり、といった変則的なものが多い。

　マゾヒズムを拗らせすぎた影響か、仲間を庇う技術が高水準で纏まっており、自身へのダメージを文字通り喰らう事もできる。