容姿・経歴・その他メモ

ルーゼフ・エッシュクイス
「潤」によって召喚された、七罪徒のひとり。傲慢の象徴、怪鳥の具現。
常に笑顔というかニヤニヤしているのでどことなく腹が立つ。しかしこの笑顔の裏には
惨い過去が関係している。

【エクレトゥイリ】
ルーゼフは感情の体現に乏しく、表情に表すということに疎かった。幼少期から大切に育てられたものの、
この体質のせいか、周囲に馴染めずにいた。ある日、戦争で町が焼かれた。敵兵が蹂躙していく中、
エッシュクイス家は地下シェルターに身を潜めていたが、やがて敵兵に見つかってしまう。父親は家族を護るために
あえて表に出たが、敵の数が多く、あえなく全員捕縛されてしまう。小柄だったルーゼフだけは、その手から逃れた。
しかし家族は目の前で無慈悲に殺され、ルーゼフの中で何か黒いものが増幅したかと思えば、次の瞬間、周りにいた敵兵は
無残な姿で横たわっていた。己に秘められていた力を自覚したルーゼフは嗤った。愉快だったわけではない。
悲嘆に暮れているわけでもない。嗤いながら涙を流すルーゼフは、あらゆるものを殺し、奪っていく。
そして町が赤黒い何かに染まり、静かになった後、その中心にはルーゼフだったものがあった。
自らを神と呼び、そこに来るものを奪う塊。ウルは哀れみ、塊を砕いてその内に眠っていた魂に呼びかけた。
ルーゼフの黒は浄化されず、常に纏わりつく闇だと知り、ウルの槍を用いてその身を貫き、枷となるものを作った。
以降、ルーゼフはウルに従うようになったが、その枷が壊れた時、ルーゼフがどうなるかは誰も知る由など無い。

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