容姿・経歴・その他メモ

詳細な設定：海月ヒトミ

一人称：あたし、私
二人称：あなた
仕事人気質で、必要なこと以外は喋らない（後述のUGNチルドレン教育施設の影響もある。）

履歴

支援型ピュアソラリス
UGNチルドレンであり、生まれながらにしてレネゲイドウイルスへの感染が確認されるが
能力の開花は遅く、思春期に入った後であった。
そのため、長らく平和な「無能力」としての経験を経ている。
レネゲイドウイルスに偏見のない親に生まれ、幸せな幼少期を過ごしたが
思春期に入ったのちに「力が足りない」という渇望感を感じ始めてから徐々に能力が開花していく。
少しして親友が突如行方をくらましたことにより、「直前までしていた約束すらも放棄された」という思いから彼を恨んでいる。
しかし、自分が能力を発現させなければこんなことにはならなかったのではという負い目を感じている。
テレーズ・ブルムとは友人関係であり、彼女の意見に賛成する同志であるとともにカワイイと時々弄ることがある。

能力は正確には「視たモノへの微量な物質生成」であり、その本質は目である。
能力を使用すると髪が水色に発光し、目から蒸発した化学物質が空気と反応することでオーロラのような模様を形作る。
このことからクラゲと掛けて「極光（アウレリア）」と命名された。

彼女自身は仕事人。
冷静沈着で無口であり、そうみられがちだが戦闘や非日常に対しては心が高鳴るタイプ。
現在はN市の国際環境情報大学付属高校に通っている。








以下、詳細設定。






詳細な設定：海月ヒトミ

一人称：あたし、私
二人称：あなた
仕事人気質で、必要なこと以外は喋らない（後述のUGNチルドレン教育施設の影響もある。）

【生まれと幼少期】

母親（海月チズル）はUGNエージェントであり、シンドロームはエグザイル（必要であればエキストラとして処理してよい。）
ヒトミが生まれた時から、UGNエージェントである母親はヒトミが「生まれながらのレネゲイドウィルス適合者」であることを知っていた。
しかし、母親はその理解と愛から「一般人としての時期」を作り、かけがえのない日常を与えることにした。
ヒトミは不器用ながらも優しく真っすぐな子供に育ち、特に水族館が好みのようであった。

11歳となり、明確な発症の兆候（眼の常時発光）が他のUGNエージェントに観測されてから、ヒトミはUGNチルドレンとしての訓練を受けることとなる。

【施設にて】

UGNチルドレン教育施設「ホーム」では苛烈さ極まる訓練に耐えていた。

しかし、能力は身体に影響を及ぼさないほどの微量で発動していたため
「レネゲイド適合者で能力は発動しているが、見た目上何も起きていない」という曖昧な状態であり、
当然、ＲＣや戦闘技能としての成績はほぼ０。
知識、技術、勉強などは平均少し下程度であるため、落ちこぼれの烙印を押されていた。

「自分は人間にもバケモノにもなれない。裏切りすらできない。」
自覚や連帯責任などに押しつぶされそうになりながら、
「ホーム」新入時は訓練の辛さや居場所のなさから枕を濡らすことがしばしば見られただろう。

しかし、彼女は落ちこぼれながら、時折かけがえのない存在へとなることがあった。
一般人の日常への理解が高いため、他チルドレンの一種のあこがれとなった。
就寝時間前のわずかな自由時間、11歳までの記憶によるものとはいえ、その内容は潜入任務時の一般社会と合致しており、
「いずれ得られる幸せな家庭の実現」として良くも悪くも、希望となっていた。

しかし3年間、一向に能力の開花が見られず処分の兆しが見え始めたころ、訓練は不自然なほど苛烈になってゆく。
（3年間の間の処分を免れた理由は「テレーズ・ブルム」との出会い（そして彼女の策略）と、嚆矢たち他チルドレンの庇護があったため。）
半ば訓練と称した拷問のようなものであったが、その力への渇望を引き出したのは間違いないだろう。
彼女はソラリスのオーヴァード足りうるほどの力を手に入れることに成功する。

長らく得てきた教育により、そこからの急成長は目を見張るものがあった。
今なお、戦闘や非日常は「弱かった自分」から見て、心躍る出来事である。

施設の卒業まで残り1年。加えてやっとの開花を理由に教官を説き伏せ、
なんとか得られた1日だけの監視付きの外出を「嚆矢と水族館に行く」ことを誓ったのだった。


【彼女の知らないこと】
「ラストチャンス計画」

一般に、ソラリスやノイマンは能力の評価がし辛い
テレーズ・ブルムはそれを利用し（自身の能力を隠すため？無能力をUGN内でどこまで誤魔化せるかを測るため？）
ヒトミを実験台にしていた。UGN幹部と1チルドレンが仲良くしている理由には彼女の負い目があるためだった。

しかし3年も能力が伸び悩み、しかしながら「度々他チルドレンに救われている」光景は教官も認識しているため、
「無意識下に能力を発現し、自分を防御しているのではないか」とい仮説から処分しきれずにいた。
また、施設内の認知度の高さから即刻の処分が出来なかったため、
訓練の1つと称してレネゲイド誘発物質（エフェクト：ヨモツヘグリ等）の投与や衰弱化薬、肉体的・精神的な苦痛を伴うカリキュラム、最終的には肉体的損傷を伴うレベルの体罰を含む、拷問のようなものへと移行した。

補習のようなものとしてこれらは秘密裏に行われ、記憶処理も並行していたため、彼女他チルドレンが直接それを知ることは困難である。

【嚆矢との関係性】
「ライトニングボルト」は優秀なチルドレンであった。
特に○○（戦闘とか彼の能力値的に得意そうなこと）はトップクラスであり、ヒトミのチームメンバーにしてはもったいない人物だ。
ヒトミにとって「初めて声を掛けてくれた」という印象は大きく、鏑矢であるところの「嚆矢」という名前を付ける原因ともなっている。
つまるところ、ヒトミのあこがれであり、やがて恋情を寄せるようになる。

嚆矢は代表的な「ヒトミの庇護者」であり、ヒトミの「外の世界」の話をよく聞いていた一人。
上記のラストチャンス計画の1か月後、監視付きの外出の前日に彼は失踪し、死亡扱いとなる。

ヒトミがそれを信じていないのはハンドアウトのとおりだ。
彼の連絡先からの着信音は「Amazing grace.」
（潜入任務で使用していたため、低機能の携帯電話は配布されている）



【シナリオ『ピリオド』後のヒトミ】
シナリオ『ピリオド』では自身の出生と「ラストチャンス計画」について知ることとなる。
あの日、あの時、嚆矢がどのような気持ちでいたか。そしてそれを裏切った。
死の桜が降る街で、一人でふらふらと逃げ込んだ先はあの水族館だった。
そうして、すべてを知り、すべてを抱え、それでも仲間として生きていくことを誓う。
これにより嚆矢の思い出と決別。遺志のロイスはタイタスとなった。

出会いと別れの季節を経て、ヒトミは学年が一つ上がった。
17歳になり、支部に新たな指令が下る。

「禳禪家」の令嬢を新たに指導する立場となり、すこし大人びた彼女は、この後どうなるのか。

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