“仮想創造者”天野 光瑠
プレイヤー:くぼっち
「舞台の小道具は造れても、
…主人公は、造れないから。」
- 年齢
- 15 歳
- 性別
- 男
- 星座
- 魚座
- 身長
- 160cm
- 体重
- 50 kg
- 血液型
- B型
- ワークス
- UGNチルドレンC
- カヴァー
- 高校生
- ブリード
- ピュアブリード
- シンドローム
- モルフェウス
- HP最大値
- 25
- 常備化ポイント
- 8
- 財産ポイント
- 1
- 行動値
- 9
- 戦闘移動
- 14
- 全力移動
- 28
経験点
- 消費
- +58
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 流れていくくも、セピア色のそら、何処か懐かしいけしき。それでも、思い出す事は叶わない。 | |
|---|---|---|
| 喪失 | ||
| 経験 | 少数派である事は知っている。それ故に、誰にも理解はされないだろう。…それでいい。 | |
| 心の壁 | ||
| 邂逅 | 彼と貴方はビジネス上のパートナーである。「(P.299) 神城 早月」 | |
| ビジネス | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 出来る事は何も無い、夢は夢なのだから。…そう思っていたのに、目が覚めた時には"創造ていた"。 |
| 探求 | 14 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 幾ら傀儡で埋めようと、現実は醜くて儚く空しい。僕は、主人公では無いのだから。 |
| 嫌悪 | 15 | |
| 侵蝕率基本値 | 29 | |
能力値
| 肉体 | 2 | 感覚 | 4 | 精神 | 1 | 社会 | 2 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 1×2 | シンドローム | 2×2 | シンドローム | 0×2 | シンドローム | 1×2 |
| ワークス | ワークス | ワークス | 1 | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 射撃 | 1 | RC | 2 | 交渉 | ||
| 回避 | 1 | 知覚 | 意志 | +1=2 | 調達 | 2 | |
| 芸術:絵画 | 1 | 知識:漫画 | 2 | 情報:UGN | 1 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 思い出 | 魔法使い | 憧憬 | / | 嫉妬 | RE | 小さい頃、魔法少女に憧れた事があった。そしてその夢は、彼女のお陰で叶えられた。 | |
| 居場所 | UGN | 信頼 | / | 疎外感 | GR | 能力について勉強する為に通っている組織。見返りに依頼を引き受ける相互関係が成り立ってる。 | |
| Dロイス | No.23「申し子」 | 有為 | / | 厭気 | BL | 《エフェクト取得》 示された能力指数は、オルクスの可能性を否定していた。それでも、夢を叶える為の方法は幾らでもある。そう教えてくれたから。 | |
| 思い出 | 記憶の中の少女 | 懐旧 | / | 悔悟 | WH | 記憶の断片に現れた少女、大切故に思い出させたく無い自分が居た。…でも、もう迷わない。もう独りじゃ無いから。 | |
| 親友 | 三澄 天 | 庇護 | / | 悔悟 | RE | 彼女の本当の名前。 闘病中でも僕の夢を叶える為に筆を走らせてくれた感謝を、今度こそ僕は忘れない。 | |
| 先生 | 峯坂隆文 | 尊敬 | / | 隔意 | PU | 彼女の治療を務めた先生。 大切な思い出の品々を遺しててくれた。 実質黄泉帰りを果たした彼女と打ち解け、 心が軽くなったなら嬉しいな。 | |
| 思い出 | 君と僕の物語 | 懐旧 | / | 脅威 | BL | 彼女が生涯を掛けて執筆した絵空事の物語。 叶うはずの無い僕の夢を叶える為、 その世界を創造してくれた。 今度は、僕が彼女に応える番だ。 | |
メモリー
| 関係 | 名前 | 感情 | |
|---|---|---|---|
| 家族 | 天野 天 (あまの そら) | 慈愛 | (旧姓:三澄 天) 正式に天野家に迎え入れられた、大切な家族。これからも一緒、ずっと一緒。なんなら四六時中抱きしめてても良い。…それ位に大切な存在。 |
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| 《HP・浸蝕値+「(Lv)D10」& 戦闘不能を回復》 自ら受けた損傷を回復する。 (※浸蝕値100以上では使用不可) | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 《非オーヴァードのエキストラ化》 特殊な物質を空中に散布し、一般人を無力化する。 | |||||||||
| パーフェクトコントロール | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 4 | 80% | |
| 《1回/1シーン_達成値+10、HP-5》 判定を行う直前に使用可能。物体の構造を完全に理解し、一瞬だけ完全無欠に使いこなす。 | |||||||||
| ハンドレッドガンズ | 1 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ― | |
| 《1シーン間、射撃武器1つ生成》 技能「射撃」 命中「0」 攻撃力+「Lv+4」 ガード値「-」 射程「30m」 | |||||||||
| テクスチャーチェンジ | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 《外見改竄》 機能を維持したまま、物品の外見を変更する。データ自体は変化しない。看破する場合「知覚」判定同士の対決。 | |||||||||
| 万能器具 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 《日用品生成》 大気やその場にある物質を使って日用品を創り出す。難易度設定の際は「RC」判定。 | |||||||||
| ギガンティックモード | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | 範囲(選択) | 武器 | 3 | ― | |
| 《攻撃対象「範囲(選択)」、装備武器全破壊》 武器を分裂させる。 | |||||||||
| コンセントレイト:モルフェウス | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| 《C値-「Lv」(下限値7)》 集中力を発揮する。 | |||||||||
| レインフォース | 5 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 2 | ― | |
| 《攻撃力+「Lv×2」》 物質の強度を上げる事によって、その攻撃力を向上させる。 | |||||||||
| 創造の御手 | 2 | メジャーアクション リアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 3 | ピュア | |
| 《Lv回/1S_判定D+5》 モルフェウスの持つ創造能力を最大限に発揮する。 | |||||||||
| クリスタライズ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 4 | 100% | |
| 《装甲無視、攻撃力+「Lv×3」》 攻撃を当てた場所から、対象を結晶化させて砕く。 | |||||||||
| ギガノトランス | 1 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | シーン(選択) | 視界 | 20 | 120% | |
| 《1回/1シーン_行動対象「シーン(選択)」、射程「視界」》 通常より多くの物質を錬成し、より広範囲に効果を与える。 | |||||||||
| リミットブレイク | 1 | メジャーアクション | 効果参照 | ― | ― | ― | 4 | Dロイス | |
| 《Lv回/1S_発動時の浸蝕値制限無効》 自身が使用するエフェクトの内、全ての判定に使用可能。 | |||||||||
コンボ
(物魔)【 召喚 - Summon - 】
- 組み合わせ
- 「ハンドレッドガンズ」
- タイミング
- マイナーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- -
- -
- -
- +5
- 100%以上
- -
- -
- -
- +6
- -
《射撃武器生成 (命中補正:0 射程:30m)》
戦闘に備えた武器の生成。
自身の利き手に、いずれかの武器が1つ生成される。
①『DesertEaglePistol_Mark-XIX』
②『魔力媒体用の杖』
生み出したのは最初の部品、
作り出したのは最初の欠片。
たとえ使い捨ての傀儡だとしても、
その物語の発端を担った功績は
何事にも代え難い使命となろう。
(物)【 発砲 - Burst - 】
- 組み合わせ
- (「召喚」&) 「ギガンティックモード+コンセントレイト:モルフェウス+レインフォース」 And If (+創造の御手)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 7 (AI +3)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4
- 8
- 1
- 15
- 100%以上
- 4
- 7
- 1
- 17 (If +1)
- (AI有)100%未満
- 4+5
- 8
- 1
- 15
- (AI有)100%以上
- 4+5
- 7
- 1
- 17 (If +1)
- 4
《30m圏内の1E内にダメージ》
「召喚」によって生成された、
①の武器による物理射撃。
放たれた銀の弾丸は軌道を変え、
複数の跳弾となりてかの者らを穿つ。
傀儡の為しえた奇跡は物理を超え、
再び塵芥に戻りてその役目を終える。
(魔)【 射出 - Chute - 】
- 組み合わせ
- (「召喚」&) 「ギガンティックモード+コンセントレイト:モルフェウス+レインフォース+創造の御手+クリスタライズ」 And If (+リミットブレイク)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 18 AI (+4)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+5
- 8
- 1
- 24
- 100%以上
- 4+5
- 7
- 1
- 29 (If +1)
- 4+5
《30m圏内の1E内に装甲貫通ダメージ》
「召喚」によって生成された、
②の武器による魔術詠唱。
生成した杖を紅く迸らせ、
かの創造者は意志を込める。
より出力を抑え、より効率的に狩る。
全ては再び、彼女の下へと帰る為に。
そうして、杖を一振りした先。
忌まわしき奴らの目前に、紅の球体が飛来する。
球体は彼らの視線を捉えるや否や、
瞬く間に周囲を、紅一色へと書き換えるだろう。
(魔)【 奥義 - Disaster - 】
- 組み合わせ
- (「召喚」&) 「ギガンティックモード+コンセントレイト:モルフェウス+レインフォース+創造の御手+クリスタライズ+ギガノトランス」 And If (リミットブレイク)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- シーン(選択)
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 38 AI (+4)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+5
- 8
- 1
- 24
- 100%以上
- 4+5
- 7
- 1
- 29 (If +1)
- 4+5
《敵全体に装甲貫通ダメージ》
「召喚」によって生成された、
②の武器による魔術詠唱。
深紅の球体を目前に携え、
かの創造者は言葉を紡ぐ。
嘗て遍くを救った魔女と出会い、
その存在と御心に憧れたと。
たとえ仮想の存在だと貶されようと、
その信念の面影が揺らぐ事は無い。
そうして放たれた一つの発光体は、
文字通り、その全てを等しく
覆い尽くすだろう。
(魔)【 魔力付与 - Enchant - 】
- 組み合わせ
- (「召喚」&「発砲 or 射出 or 奥義」&) 「パーフェクトコントロール」
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 80%以上
- -
- -
- +10
- (HP) -5
- -
《命中率向上》
射撃もしくは詠唱における最終段階。
己の精神力を糧に因果を捻じ曲げる。
編み込まれた神秘の機構に、
己が精神を注ぎ込む。
まるで嘗て志を共にした、
かの者と交信を図るが如く。
その行為が報われたかは
定かでは無い。
しかし、その手には確かに、
主の意志が宿っていた。
(物)【 創造 - Create - 】
- 組み合わせ
- 「万能器具」
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 0
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
《日用品生成》
能力における基本的な物品生成。
己の願った物を大体その手に創造させる事が叶う。
創造の力は便利である、
必要な小物は大体揃うのだから。
想像の力は孤独である、
どれだけ夢見ようと造れないのだから。
(魔)【 変身 - Trans - 】
- 組み合わせ
- 「テクスチャーチェンジ+万能器具」
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 0
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
《魔法少女 魔法使いに変身》
己が意志を表面化させた決意の証。
自身の身に着ける衣装の外見を変更し、
それっぽい帽子を頭部へと創造する。
両の掌を自身に添え、
一人の創造者は想起する。
嘗て憂いた想像の力を、
今此処へと顕現させる為に。
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 素手 | 0 | 0 | 白兵 | 〈白兵〉 | 0 | -5 | 0 | 至近 | 素手を武器として使用した時のデータとして扱う。 ごく一般的な基礎の攻撃。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| コネ:UGN幹部 | 1 | 0 | コネ | 〈情報:UGN〉 | 《技能判定D:+2個》 情報に通じたUGNの幹部。 |
| コネ:噂好きの友人 | 1 | 0 | コネ | 〈情報:噂話〉 | 《技能判定D:+2個》 噂話を仕入れてくる友人。 |
| 応急手当キット | 3 | 0 | 使い捨て | ― | 《単体のHP「2d10」回復》 救急箱、戦闘以外にて使用可能。 |
| 携帯電話 | 0 | 0 | その他 | ― | 連絡手段、万能情報入手源とも言える。 |
| 思い出の一品 | 2 | 0 | その他 | 〈意思〉 | 《判定達成値:+1》 天の遺したノート。 タイトルは『君と僕の物語』。 お姫様の為に、魔法使いは戦う。 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 9
| 164
| 0
| 15
| 188
| 0/188
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
「容姿」「経歴」「その他」
【容姿】
ごく普通の平凡な男子高校生
…だった人間。
目つきはやや鋭く排他的な印象を受けるが、
内面は穏やかで受容的な対話が発生しやすい。
ただし本人は心の何処かで、
他者とは分かり得ないと考えており、
時折保守的な行動をする。
【経歴】
自宅にて自力で能力に目覚め、
学校側に相談。
後にUGN関係者との対話の場を設け、
家族及び教師との相談を経て
組織へと加入する。
ただし能力自体は比較的
安定している部類だと判断された為、
住居や所属校、及び生活環境は
従来の状態を可能な限り維持し、
自己の能力学習並びに組織内の依頼を
受けるた為に随時UGNへ通う
といった体制を確立させる。
【その他】
とても2〜3日で仕上げれるような
文章量じゃないと今更思ってる。
やっぱり気力って凄いんだね…
履歴
裏設定「経緯」「Dロイス」 後日談「探索日誌」
【裏設定 その1「経緯」】
【経緯】
とある日の夜、彼は夢を見た。
それは幼い頃、誰かと共に見た
アニメの記憶。
ごく普通の少女が華やかな衣装を纏い、
世界の問題に対峙していた。
それは自分とは正反対の、
皆に頼られ支え合う
ヒーロー(ヒロイン)そのものだった。
そんな皆から愛される彼女が、
少し羨ましく感じてしまった。
その物語は架空で、
何処にも存在する筈が無いのに。
そうした最中。
ふと、その画面の中に居る
少女が此方を向いた。
彼女は優しく笑みを浮かべ、
画面越しに彼の隣を指さした。
そうして、隣に目を向けたと同時。
共に視聴していた誰かに
手を握られた。
その手は小さくて柔らかく、
そして温かかった。
対峙したその者は、
容姿も服装も、
あの少女のものでは無い。
ただ一点、少女と全く同じ
声色で、こう告げた。
『 あげる 』
手渡されたのは、
コンパクト型の手鏡。
作中で彼女が愛用していた
所持品の一つだった。
彼は理解が追いつかず
問い返しうとするも、
意識は無慈悲にも覚醒へと傾く。
視界が全て白く塗り潰される間際、
最後に聞こえた声と共に、
彼の意識は現実へと帰還した。
そこは自室。
彼が直前に眠った場所。
結局夢は夢で、現実とは
相見える事は無い。
その筈だった。
両の掌で大事そうに
抱えていたそれを見て、
彼女が最後に告げた言葉を
もう一度口ずさむ
「『 プレゼント 』」
【裏設定 その2「Dロイス」】
『何度検査しても、
ピュアブリードに変わりないわよ。』
「……ありがとうございました。」
自分を否定したかった。
叶う事ならば、あの日の夢を叶えたかった。
授かるならば、もっと自身の強化を、
世界への干渉力を。
少なくとも、自分にしか出来ない事を
生み出したかった。
しかし、その能力検査の結果は、
その舞台を飾るための、小道具の生成。
[モルフェウス] のみだった。
所詮、僕はただの人間で、
あの少女のような主人公には
到底成ることは叶わないようだ。
ならばせめて、
自分の出来ることを精錬しよう。
何が出来て、何が出来無いのか、
そこに辿り着く為の条件も、猶予も。
全て主人公となる誰かの為に。
ただ、彼は気付いていない。
その行為こそが、
彼を主人公へと成り上がらせる為の
布石であったことに。
【探索日誌「リメンバー・ミー」】
流れていくくも、セピア色のそら、色褪せたけしき、
その全ては、嘗て僕が封印していた記憶だった。
それらは良い物も悪い物も、
全部を纏めて箱の中に閉じ込めて、
どうか思い出す日の来ないように、
心の奥底に隠しておいたものだった。
何故そんな事をしたのだろうか、
夢は夢だと認めてしまったからだろうか、
悲しい現実から目を背けたかったからだろうか、
或いは、居なくなってしまった彼女の事を、僕は…
- - -
- -
-
『ミツルくーん、おはよー?』
「ぁ…うん、おはよー。」
今日も平穏な朝がやってきた。
流れていく雲は新たに軌道を変え、
色褪せた景色は再び色を取り戻し、
そして、
セピア色だった天は、他愛ない笑顔で
寝起きの僕の顔を覗き込んでいた。
既に着替えや髪を整えたのであろう天は、
こめかみに施した赤色の髪留めを揺らしながら
続けざまに僕へと問いかける。
『もー。そろそろ起きなきゃ、
ご飯食べる時間無くなっちゃうよ?』
「はーい、わかりましたー。」
僕が部屋の隅の方で着替える最中、
天は続けて持ち物の整理に励んでいる。
僕よりもしっかりしたその姿勢からは、
本当に年相応とは思えない凛々しさが伺えた。
と言っても、
『うーん、カバンに付ける
アクセサリーはどっちにしようかな…』
相変わらず可愛い物には目がなくて、
あどけなさが残るその反応は、
やっぱり年相応の女の子だなって思ってしまった。
…こう言うのも、第二次性徴とかで
羞恥心が生まれたら、もうこうして
寄り添ってくれる事も無いんだろう。
それはちょっと寂しくもなるけど、
それが彼女にとっての幸せであるなら、
僕はそれでも仕方ないって思えた。
君も僕も、同じ時間を過ごし
成長していくのだから。
少なくとも、この時間がまた
途絶えてしまう事は無いのだから。
『ねっ、ミツルくん?』
「ん、なに?」
『その…私にとって魔法使いは、
ミツルくん以外には考えられないから、ねっ?』
「? えっと…うん、そうだね。
ちゃんとお姫様を護れるように頑張るよ。」
『うーん…うん、ありがとう。』
…前言撤回。
この世界で生きて行く以上、
いつかはまた命が失われる可能性がある。
或いは、能力に取り込まれて、
こっちに戻って来れなくなる可能性だってある。
またお別れするだなんて
考えたくも無いし、したくも無い。
…でも、それはきっと、
天も同じなんだろうな。
だとするなら、
「あぁ、そうだ。そら?」
『うん、なぁに?』
「僕にとっても、お姫様は
そらだけだからね? だから…」
天。
僕は、君を護る為に戦うよ。
《各ロイス状態》
No.1「魔法使い」(Sロイス)
関係性:思い出
P:憧憬 N:嫉妬 属性:赤
小さい頃、魔法少女に憧れた事があった。
そしてその夢は、彼女のお陰で叶えられた。
No.2「UGN」
関係性:居場所
P:信頼 N:疎外感 属性:緑
能力について勉強する為に通っている組織。
見返りに依頼を引き受ける相互関係が成り立ってる。
No.3「No.23「申し子」」
関係性:Dロイス
P:有為 N:嫌気 属性:青
《エフェクト取得》
示された能力指数は、オルクスの可能性を否定していた。
それでも、夢を叶える為の方法は幾らでもある。
そう教えてくれたから。
No.4「記憶の中の少女」(昇華)
関係性:思い出
P:懐旧 N:悔悟 属性:白
記憶の断片に現れた少女、
大切故に思い出させたく無い自分が居た。
…でも、もう迷わない。もう独りじゃ無いから。
No.5「三澄 天」
関係性:親友
P:尊敬 N:悔悟 属性:赤
彼女の本当の名前。
例え終わりを用意された物語だとしても、
その結末を飾るのは僕に託された。
No.6「峯坂隆文」
関係性:先生
P:尊敬 N:隔意 属性:紫
彼女の治療を務めた先生。
大切な思い出の品々を遺しててくれた。
実質黄泉帰りを果たした彼女と打ち解け、
心が軽くなったなら嬉しいな。
No.7「君と僕の物語」
関係性:思い出
P:懐旧 N:脅威 属性:青
彼女が生涯を掛けて執筆した絵空事の物語。
叶うはずの無い僕の夢を叶える為、
その世界を創造してくれた。
今度は、僕が彼女に応える番だ。
【舞台裏】
「はぁ…思い出しちゃったか。」
『あーあ、返しちゃった。』
心の中の奥深く、
潜在意識よりもまだ深い。
本人の自覚さえ置き去りにする狭間にて、
少年と少女が談笑する。
「折角忘れて心の亀裂を塞いだのに、
どうしてまた傷をこじ開けちやうかなぁ。
何なら諦めがつくよう
何度も誘導してあげたのに。」
天野光瑠の姿をした少年は
頬に手を当て溜息を付く。
諦観の思想を語りながら
主人の視点をただ眺める。
『ふふっ、誰かの為に…
特に、私の為ならどれだけ
傷つこうとも頑張ってくれたもんね。
本当に、一途で可愛いよね。』
もう一方、三澄天の姿をした少女は
両腕を台座へと凭れかける。
好奇心の思想を露わにしながら
光瑠の裏人格へと語りかける。
「ふん。可愛い可愛いって…
それで素直になってしまったら、
皆から侮蔑の目を向けられるって
解っている筈なのにな。」
『それでも、光留くんは戻ってきた。
傷つくと分かっていても、
私の為に傍に寄り添い続けてくれた。
…やっぱり、あの頃のままだね。』
「…あぁ、そうたな。
あの頃と同じ、僕は君を…」
『ぁー、その続きはもうちょっと先ね?
何せあっちの私は、まだ恋の
"こ"の字すら知らない段階だからね。』
「……それでも、尊敬はしてる。
ありがとう、魔法使いになる
夢を叶えてくれて。」
『うん、どう致しまして。』
未だに一度も心を乱さない彼女に、
今度は彼から質問を投げかける。
「そう言えば、僕にくれたコンパクト。
あれ、君に返しちゃって良かったの?
…正確には、君の転生体に。」
『えぇ、あれは君を元気づける為の
ものだったから、もう良いの。』
「ふーん、そっか…。
てっきり、怒ってないかって心配した。」
『あら、それは心外ね。
だって、あそこまで器用に
成長出来たじゃない。
それも、私がもう一度この世に
顕現できる位には、ね。』
「あはは、そうだね。
結局僕は、君の掌に
転がされてるみたいだ。」
『ふふっ、何と言っても
"仮想描画者"だからね。』
相変わらず彼女は平然を保っている。
やはりこの先も彼女に敵うことは
無いのだろう。
…でも、
「もう一つ、聞いてみて良いかな?」
『えぇ、何?』
「僕が能力に目覚めた時と、
君の転生体が生まれた時。
少なくとも君は2度、
僕の夢に干渉してくれた。
それなら、君って一体いつから
僕の傍に居てくれてたの?」
『……さぁ。
いつからだった、かな?』
少なくとも、彼女が僕の
敵に回る事は無いだろう。
「…案外、君も一途なんだね。」
『えぇ。お互い様、ね。』
心の中の奥深く、
潜在意識よりもまだ深い。
本人の意識さえ置き去りにする狭間にて、
今日も2人は、健気な主人格の
行く末を見守っている。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 36 | ||||
| 【リメンバー・ミー】参加特典「+30」 ・ EasyEffect取得用「+4」 ・ 指定技能(知識:漫画)取得用「+2」 | |||||
| 1 | 2025/02/02 | No.1【リメンバー・ミー】 | 17+5 | ともっと 様 | PC_1「天野 光瑠(くぼっち)」 |
| 担当PC「①」 ED「A_リメンバーミー」 報酬「天野 天 (家族)」 | |||||