容姿・経歴・その他メモ

　UGNによって造られた人造人間。元となった安心院深冴は資産家の生まれであり、今も普通の人間として暮らしている。安心院の一族は古くからUGNと繋がりがあり、機密情報をやりとりしながらUGNに融資をしている立場にある。
　彼のクローンが造られた理由は、有事の際失われる跡取り息子のバックアップを取るためだった。安心院深冴の両親は、その歪んだ愛故に兄弟を増やすのではなく、深冴そのものを欲したのだ。造られた者の痛みも知らないままに。
　彼以外にも安心院深冴のバックアップは存在したが、実験の失敗からか安定稼働をしている個体はただ一人である。複数のバックアップが生み出される過程でレネゲイドウィルスの活動も活発化し、オーヴァードへと変貌している。
　安定稼働に成功した彼は、万が一のその日が来るまでUGNで保管する事となった。現在はリヴァイアサンの采配でUGNエージェントとして活動している。オリジナルが何処にいて、何をしているのかも知らずに。
　諜報活動を主に任命されているが、戦闘の際には領域を利用した精神攻撃を用いる。瞳に映る人間の心象を映しだし、奪い取る。作り物である彼にはない、ある筈のものを知りたいが為に。

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