容姿・経歴・その他メモ

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「努めて”普通”にしていれば、心は後から着いてくる……らしい」

武闘派で知られたUGNチルドレンの訓練施設『セクション44』が排出した82人目のチルドレン。
通常のチルドレンに輪をかけて人間味に乏しく、目的を設定し、ソレを効率よく達成する事をライフワークとして稼働している。
感情がないわけではないが、これまでの人生において感情に従って行動を決定した経験が致命的に不足しているため、自身の感情に基づいて行動を決定するということそのものが苦手。

己の中に存在する「戦闘人格」ビサイドの事を先生と呼び、ある程度以上重要なことは彼との合議で決定しようとする。
彼の中での自身の肉体とは、目的達成の為「ビサイド」と二人で運用するハードウェアであり、感覚としてはUGNの備品とすら思っているフシが在る。

戦闘能力に関しては、物心付いたときから対オーヴァード戦闘に最適化された肉体と技量は非常に高い水準にあり、様々な武器へと自在にその姿を変えるUGNの試験兵装『銀の車輪』を使いこなす。


『セクション44』はFHの大規模襲撃を受け壊滅。
これに関しては、訓練生に対する非人道的な”調整”が日本支部に露見することを恐れての内通の結果という疑惑が上がったが定かではない。
この際、未だ訓練中であった彼と同世代のUGNチルドレン10人余りが戦死している。

「『リヴァイアサン』、こういう時、普通のエージェントやチルドレンならばどうするのだろう」
「……普通の尺度で測るのは難しいですが、悲しむのではないですか？」
「それは、少し難しい。具体的な、目的と行動を教えて下さい」
「では……仇討ち、ですかね？私の知っている人の多くはそうするでしょう」
「なるほど」

UGNでは施設での通し番号であるNO.82を引き続き使用し、これがコードネームと本名を兼ねている。
FHからは、その最短で息の根を止めに来る容赦のない戦いや張り付いたような不気味な笑い顔から、
『オーヴァード殺し』
『銀の殺戮者』
『道化師』
『笑い顔/ラフィングフェイス』
等と複数のコードネームで呼ばれている。

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