鈴宮 晶(すずみや しょう) 享年8歳。事故で死んだはずの鳴沢遼の弟に支配型レネゲイドビーイング“デイドリーム・エスケーパー”が取り憑いた。
かつて彼らが住んでいた街に伝わっていた「おとりさま」という、願いを叶えてくれる代わりに大切なものをひとつ持って行ってしまう都市伝説の具現化(正体は人間からものを取ることで人間を知ろうとしたレネゲイドビーイング)。
家族で事故に巻き込まれた際に晶は家族をおとりさまに助けてもらおうとしたが叶わず、「せめて姉の命を助けて欲しい」と願ったことで、対価におとりさまに体を奪われ、支配されてしまう。それによりオーヴァードに覚醒。晶の意識とデイドリームエスケーパーの意識が混ざることによって2つの人格が体の中に存在することになった。この影響で8歳程度の知能とおぼろげな記憶だけが残っている。今もどこかで生きているはずの『姉』を、記憶だけを頼りに探している。名前も容姿もわからないまま……。
普段は小鳥のすがたで晶の肩に乗っており、オリジンを発現する際に晶の意識に入り込むことで共存する。