古くからの忍びの一族に生まれる。
（レネゲイドウイルスが発見される以前からのオーヴァードの一族であり、時の権力者及びUGN発足から裏で協力し続けている。）
忍びとして修行を積みUGNでの教育訓練も終えてUGNエージェントとなり、里とUGNの為に尽くす。
UGNのオーヴァードの扱いや思想を受け入れる事が出来なくなる。
多数のUGN職員を殺害の上、何体かの凍結保管されているジャーム化したUGNエージェントの検体や遺体を奪い逃走する。
単身で遺体や検体を守りながら戦っていた為、劣勢となっていたところ。
UGN研究施設への襲撃任務に赴いていたFHマスターレイスの墓守清正とネズミと遭遇する。
UGNエージェントと雅銀とのやりとりを聞いていた墓守清正は、雅銀に加勢。
そのままFHへ保護される。
コードウェル博士と邂逅しその思想に共感する。
FHという組織もUGNと同じで矛盾した組織であることを理解した上で互いに利用する事とした。
博士の提案でAIDAの制作を開始。
里の部下たちをスカウトしFHセルチーム結成。
UGNに協力する里に奇襲をかけて壊滅させる。
AIDAを完成させ使用者となる。
コードウェル博士より　亡霊の御印を授かる。

窮地を助けられた恩人。
墓守清正の話から、FHもUGNと変わらぬ組織であり綺麗な存在でないことは理解する。
それでも実力さえあれば比較的縛られずに活動出来ることからFHに身を寄せる事にした。
雅銀は清正の復讐に協力し、清正は雅銀の目指す理想の為に協力する。
ネズミとは違うアプローチでFH内の復讐対象を探り出し清正に情報提供し、復讐の執行にも加勢し、事後の情報操作などの後処理も手伝っている。
情報共有で清正を訪ねる際はネズミの為にケーキを必ず購入して行く。

雅銀の、現在の歪んだ世界を変えたい。という想いに博士は、どう思ったのか手助けをした。
AIDAという人口知能を創り与えた。
そしてUGN同様にFHも矛盾を孕んだ組織であると理解した上で、身を置き利用しようとする雅銀を受け入れた。
俺はアンタの命令が、この世界を変える為に必要だと思えば従う。だが、俺の理想に反すると思えば従わない。
博士はそれで良い。自分の意思は自分の力を示し手にするが良い。
君は力を示した。FHという組織も好きに利用するが良い。亡霊の御印を授けよう。

ダンジョウ（父）「我が一族は日本政府、そしてUGNに仕え共に歩む者。私欲は捨て一族の責務を全うせよ」
雅銀「はい、父上」

銀次「兄上！どうやったら兄上のように立派な忍になれますか？」
雅銀「そうだなぁ、銀次はまだ身体も小さい。まずは忍者らしい口調からだな。語尾に”ござる”を付けると良いぞ」
銀次「わかったでござる！」

雅銀「すぐ側で俺たちが死闘を繰り広げて守ったってのに、何も知らずに夏祭りとは呑気なものだな・・・。」
UGN同僚アスカ「どうやら私とあなたは戦う理由が違うようね」
雅銀「アスカは何の為に戦っているんだ？」
同僚アスカ「私は、この呑気な夏祭りを守る為に戦っているの。私たちの戦いなんて知らなくて良いのよ」
雅銀「そういうものか？俺は、時々虚しくなる」
同僚イツキ「おいおいどうした雅銀！？我らが無敵のエース様に消沈されちゃ困るぜ！」
雅銀「イツキはいつも元気だな。そんなお前は何の為に戦ってるんだ？」
同僚イツキ「俺か？そんなの決まってんだろ！」
同僚アスカ「何の為？私も聞いてみたいわ」
同僚イツキ「それはなぁ・・・これからアスカと雅銀と一緒に夏祭りに繰り出す為に決まってんだろ！ほら行くぞ！」
雅銀「ハハ、やすい理由だな。でもせっかくだ、俺たち３人で守った夏祭りを満喫しに行くか」

保護した少年アキラ「ボクもいつかUGNのエージェントになってお兄ちゃん達みたいなヒーローになれるように頑張るよ！」
雅銀「おう！頑張れよ！」

同僚アスカ「ねぇ・・・覚えてる？私たちが救出して保護したアキラ君」
雅銀「あぁ・・・。」
同僚アスカ「一週間前の初任務で一般人を庇って亡くなったって・・・。まだ高校生になったばかりだったのに・・・。」
雅銀「・・・。」

同僚イツキ「最近アスカの様子がオカシイんだ。どんどん表情が乏しくなって来てる。俺がアスカの分も頑張るからお前からも少し休むように言ってやってくれ。」
雅銀「わかってる。俺が言っても聞く耳を持ってくれなかった。」
同僚イツキ「くそッ。」

雅銀「アスカ。いい加減少し安んでくれ。俺もイツキも心配なんだ。」
同僚アスカ「・・・私は平気。疲れも感じていないし、私が戦う分だけみんなの平和が守られる。」
雅銀「そんな顔して・・・疲れてないって・・・そんなわけないだろ・・・。」
同僚アスカ「記憶修正処理と感情抑制治療で精神も安定してる。私は大丈夫。雅銀も自分の任務をこなして。」

UGN研究員「鷹城さん、あなたも心労が溜まっているご様子。記憶修正処理や感情抑制治療を受けられてはいかがですか。楽になりますよ。」
雅銀「俺には必要ない。」

雅銀「イツキはどこにいる！？俺をイツキの所まで連れて行け！」
UGN研究員「落ち着いてください鷹城さん。イツキさんは先日の任務でジャーム化されました。我々のラボで凍結保管されています。」
雅銀「イツキがジャーム化なんて信じられるか！自分の目で確かめる！そこをどけ！」
同僚アスカ「施設内での戦闘は規定違反よ。落ち着きなさい。」
雅銀「アスカ！お前だってイツキがジャーム化したなんて信じてないんだろ！？」
同僚アスカ「・・・イツキって誰？」
雅銀「・・・そんな。・・・嘘・・・だろ。　お前ら人間じゃねぇ・・・。こんな世界・・・間違ってる」

雅銀「俺達はお前らのモルモットじゃねぇ！！アスカもイツキも俺が連れていく！！お前らの玩具になんかさせねぇ！！」

・・・我が一族は日本政府、そしてUGNに仕え共に歩む者。私欲は捨て一族の責務を全うせよ・・・

　　　　　否定する

　　　忍は心を持ってこそ



・・・私は、この呑気な夏祭りを守る為に戦っているの。私たちの戦いなんて知らなくて良いのよ・・・

　　　　　否定する

　　　知らなかったで許されて良い筈がない


・・・ボクもいつかUGNのエージェントになってお兄ちゃん達みたいなヒーローになれるように頑張るよ・・・

　　　　　否定する

　　　UGNは英雄ではない



・・・これからAと雅銀と一緒に夏祭りに繰り出す為に決まってんだろ・・・
　
　　　　　否定する

　　　もう行けないじゃないか



　　　　　世界を築き直そう

　　　　この世界に生きる”人”全員で

　　　同じ世界に生きるのならば知る権利と義務がある

　　オーヴァードだけが隠され道具の様に扱われるのはなぜか

　　　　　人という種が脆いから

　　　ならば全人類がオーヴァードへと進化すれば良い

俺は歴史を加速させる為に、オーヴァードの為にこの力を使おう