容姿・経歴・その他メモ

　金髪のオールバックで、365日欠かさずコートを着ている。同じコートを何着も持っている。

　出身はイギリスらしいが、詳しいことは不明。

　性格としては普段は気安い雰囲気で温厚そのもの、争いごとは好まずできるだけ避ける傾向にあるが、それは目的が関わらなかった場合である、その本性は目的達成のためならどんなに薄汚い手段も躊躇わない、また自身を凡才、凡人と評する、そして彼の自己評価は妥当ではあるものの、その高い近接戦闘能力は凄まじい努力に裏打ちされたものである。

　妹の名前はAnnabel Halford(アナベル・ハルフォード)、今年で16歳となる。非オーヴァードである。兄がオーヴァードであることに気づいていない様子。

　余談だが日本国籍はしっかり正規の手順で取っているため問題なし。

履歴

　生まれたときはそりゃ平凡なもんだったさ。
　なにせ、俺は当時28歳、至って普通で無力な人間の一人で、お袋も親父も、10歳の妹も平和を享受して生きてたんだ。

　だが、突如としてその平和は壊されたんだ。5人くらいの強盗が実家に押し入って、俺のお袋と親父が刺されて死んだのさ。そんときは両親はリビングにいて、2人の死体を3人くらいが狼狽えながら仲間内でどうすんだと相談してた。俺も実家に帰省してたから、その現場を何もせずに見てた。何故なにもしなかったと言われれば「怖かった」のさ。“しない”んじゃなくて“できなかった”んだ。
　息を潜めてた俺はあまりの恐怖にすぐさま妹の部屋に逃げ込んだ。そしたらさ、妹の部屋には2人のナイフ持った人間がいたんだ。次の瞬間には俺は何もできずに腹を刺されて蹲るしかできなくなってた。俺はこう思ったんだ、こんな理不尽あっていいのか？お前ら自分たちの為なら人すら殺すのか？同時にこうも思った。この手にどんな理不尽をも跳ね返せる力があればいいのに、ってさ。
　次の瞬間には家の中にいた人たちは妹も強盗も気絶するかのように寝てたんだ。
　なんでわかったか？そりゃオーヴァードだからな、ナイフ程度の傷なら瞬く間に治る、でも当時の俺はそれ気づく余裕すらなくて、とにかく使命感みたいなのが頭にあって、体が勝手に動いてるみたいに、二度とこんな悪事を働けないようにって、一人ずつ確実に死んだってわかるまで潰した。

　その後はすぐにFHに見つかってイリーガルとして、協力してるって感じだな。
　…なんともまあ波瀾万丈な人生になっちまったもんだな。なぁ？まあオーヴァードってのは皆そうなんだろうな。

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