解放条件：エンディングフェイズ
推奨取得ロイス：「オーバーライド」
推奨感情：慕情/悔悟
あなたはFHセル「ガブリエル」の元セルリーダーであり、主任研究員だった。桜井光司を窓口にUGNと取引したあなたは、セルの情報を売り、その見返りとしてUGNに保護されることとなった。
あなたは部下の研究成果であり、部下の大事な娘でもある「オーバーライド」に複雑な感情を抱いている。
また、あなたは藤崎弦一から、位置情報タグを隠し持つように言われている。この任務の間、あなたの位置情報は常にUGNに監視されている。

元FHセル「ガブリエル」セルリーダー
コードネーム：過剰栄養(ロット・ア・ロット)

「差別も飢えも争いも苦しい事もない、＿＿＿ふふふ、そんな世界を作る為に協力してくれますか？」

とある山中にある、誰も存在を知らない地下壕
そこには木の根＿＿いや、植物のRBで包まれた夥しい数の人、あるいは人間だったものが安置されている。
彼らは死んでいるわけではない。眠りにつき、それぞれの望む夢を見ているのだ。
植物型RBは宿主の感情を糧にその規模を増していく性質を持つ。そして吸い上げた情報を元として内部に精神世界を形成し、宿主の意識をその世界に共有させる事が出来る。更に効率よく感情のリソースを徴収するために宿主が望む世界をそれぞれ構築する事も可能だ。
…このRBは元は宿主一人に寄生するのが精々であり、通常の環境ではこのような能力を獲得するには至らないはずだった。
＿＿＿＿異常な量の感情(リソース)と、在り方を変容させる程の高度な技術がなければ。


「生まれてきた以上、幸福に生きる権利はあるはずだ。」
「社会に受け入れられないなら、せめて安らぎを与えられる受け皿を。」

外から見れば余りに破定した妄言。狂人と何度罵られたか分からない
＿＿＿しかし、この光景を微笑みながら見つめ、彼女は一片の曇りもない善意で唱える。

「救われぬ世界だというのなら、皆で新しき世界の開拓を。」
「人としての尊厳を奪っても愛の手を。」、と

「気をつけろ。悪意に限りはあるが善意には底がない。ああいう人間は『素晴らしい』理想のためなら何でもするものだ。」＿＿＿＿藤崎弦一