容姿・経歴・その他メモ

「この技は世界の裏側で使うんだ。一度しかやらないから見ときな」

貧しい家庭に生まれて遊び道具もないので、家の隣にあった実践型剣術「華天神命流」の道場の子供とチャンバラ遊びをしていた。遊びの中で剣術の型を習得していることに気付いた友人の父親（師範）が彼を内弟子にしたところ、恐るべき速度で腕を上げ、高校に上がる頃には極伝に至り、師範代を許される。（ノイマンシンドロームの片鱗があったとの説あり）

高校卒業を控えたある日、錯乱した強盗（ジャームの疑いあり）が道場に逃げ込んで銃を乱射。師範は帰らぬ人に。友人も大怪我を負い、自身も死に貧してオーヴァードに覚醒。

駆けつけたUGNのエージェントは、師範を失った道場への支援を約束した見返りに、ボディガードの肩書を与えつつ彼を子飼いのエージェントとして身柄を預かった。支部の制約を受けず自由に動かせる部下を欲したそのUGNエージェントと、友人のため道場を存続させたかった彼の利害が一致したのだ。

彼は師範から「危険すぎて失伝させるつもりだった」という華天神命流の裏流派を学んでおり、任務に活かしている。裏流派は流派内の裏切者を粛清するための技で、その使い手は裏から調和を保つ者として「調律者」と呼ばれていた。

師範はこの世におらず、表向きの跡取りの友人に裏の剣技は知らされていない。華天神命流の調律者は彼一人しか存在しない。

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